- [著]Lester C. Thurow
- カテゴリ:
- ハードカバー (352頁)
- ISBN:
- 0060523654
- 発売元:
- Harperbusiness (2003/10)
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2004
03/30
Tue
大恐慌が来る
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内容は特に新しいものはない、The Dollar Crisis の内容を広い視野で見たもの。著者はドル危機に関する20人委員会の一人としてアメリカ議会への献策報告作成に参加、そのエッセンスを紹介している。その結論として、①ドル減価は不可避、②その時、ドルの価値は少なくとも四割は減価する。市場は過剰反応するから実際はもっと下がる。③ドル危機は世界恐慌を起こす。④IMFを含めた世界的な対応機構が必要だ(現状ではアメリカ政府は危機を無視してる)。⑤危機が来たときに真っ先にドル資産を売って逃げ出すのはアメリカ人だ。⑥逃避資産が向かうのはEUと日本しかない。⑦唯一の輸入国アメリカがドル減価で購買力を失えば、輸出主導で経済を支えてる国(アメリカ以外の国)はアメリカ以上の大不況になる。⑧ドルが減価しても、アメリカは物作り産業を捨てたから、輸出で稼ぐことにならない。つまりアメリカは今度の恐慌から脱出する牽引力がない。等々、著者は世界が直面している様々なリスクを指摘している。一般論としての対策はちょっと付け足してるが、具体性はないし、政府や政治家、企業が受け入れられるものではない。つまり、本書の題名は、それぐらいに大胆にやらなければ、この大変な危機を乗り越えることは不可能、という意味だ。
