- [著]C. S. Lewis
- カテゴリ:
- ペーパーバック (188頁)
- ISBN:
- 0140302441
- 発売元:
- Puffin Books (1970/06/25)
- 定価:
¥ 109 (税込)- 在庫状況:
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ユーズド商品:¥ 400 より
中世の戦記ものを読んでいるようで楽しめます
ナルニア王国の周辺に位置するカロールメン国のラバダンがスーザン王女に振られたのを根に持って攻め入ろうとしたのに対して、出生が謎に包まれた少年シャスタと貴族の娘ながら継母に辛く当たられていたアラビスが2頭のしゃべる馬と共にナルニア王国とアーケン国に、その攻撃を伝える冒険が話の中心です。物語の端はしにライオンが現れ、ストリーを後押ししていく。そして戦いのシーン。ナルニア軍は猫族を先頭に巨人族までが参加、勝利を収める。
敵将のラバダンが今後の非戦を誓わないためにロバにされてしまうのも魔法の国ナル二アらしい落ちである。そしてシャスタの出生の秘密があきらかになり、めでたしめでたしとなり心安らかな気持ちになれます。
挿絵の雰囲気が変わりました。
今までは外の世界からナルニアに来た子供達が主人公でしたが、
今作の主人公は元々ナルニア(に近い所にある国)に住んでいる
少年です。
ペペンジー兄弟もピーター以外は登場しますが、
王や王女としてなので今までの作品で見られた子供っぽさはなく、
驚かされました。
作品としては前作までとは傾向が異なり、違った面白さがあります。
今作も主人公達が成長して行く様子がとてもよく書かれているので、
最後まで飽きずに読めるかと思います。
ただ、アスランが・・・都合のいい時にだけ出て来る事に
少々違和感を覚えました。
大事な役割や複線もあったりするんですが、どうも・・・。
結局は全てアスランの示した事が正しいのだ、という事になるので
キリスト教の信者ではない私からすると、
少し反発したくなってしまいます。
他人を思いやる優しい心
「ナルニア国ものがたり」のシリーズ第5作と言うよりは、外伝と言った方が良いかも知れない。
物語は、「ライオンと魔女」から数年後、ピーター、エドマンド、スーザン、ルーシィの4人が、それぞれ王、女王になってナルニア国を治めていた時代である。友好国アーケン国を敵対国カロールメン国に侵略戦争を仕掛けるという事件が起き、エドモンド、ルーシィの二人が出撃し解決するというものである。ただ、物語の主役は、シャスタ、アラビスの二人と物言う馬ブレーとフインである。
内容的には、侵略であり、後継であるが、他人を思いやる優しい心と、他人の言うことを聞かず、すべてを自分の思いとおりにしようとする頑なな心の対決である。
だから、作者の狙い通り、この児童書を読んで、多くの優しい子供たちが生まれたらいいなあと思う。
前巻の「銀のいす」と同じくらい良い作品です。
我々が住んでいる世を「こちらの世」とするとナルニア物語では「あちらの世」があります。あちらの世は、日本語の「あの世」ではなく別の時空に存在する世界です。
この巻では、あちらの世に登場するのはカロールメン国、アーケン国そしてナルニア国です。カロールメン国は強国ですが粗野で暴力的で人種も白人ではありません。
そこにシャスタという白人の男の子がいます。他国からさらわれて養父の漁師と住んでいますが虐待をうけています。また、カロールメンの貴族の娘ながら継母に邪険にされて嫌な貴族に嫁がされそうなアラビスという女の子がいます。
二人にはそれぞれ言葉の話せるナルニア国生まれの馬がいます。そして、人と馬からなる二つの組は別個に希望のあるナルニア国に行くために砂漠を旅していたのですがその途中で二つの組は遭遇します。でも貧しい漁師の息子と貴族の娘ですのでアラビスはシャスタを見下しています。
それでも長い旅の試練とある出来事でアラビスはシャスタに好意を持つようになります。この物語はハッピーエンディングですから楽しく読めました。
ナルニアの第五巻。
本書は貧と富、人間と動物(人間ではないけれども、人間の言葉を話すことが出来る動物)、強と弱、力と権力、愛と友情と憎しみ・・・などなど社会にいて、人が体験しうる人との問題が全て埋め込まれているような印象の物語でした。街と街が砂漠で区切られている事によって、それぞれが別個の意識を持ったものである事が明確にされているようにも思えますし、シャスタとアラビスとそれぞれの馬の四人の人物像の設定は一見わざとらしいくらいによく考えられていると思います。
貧しい者でも富んでいる者と本質的には対等である様子、臆病な者でも勇気を出さなければいけない時がある事、自分の力を出し切っているつもりでもまだ出せる力があるという事など、ひとつの本の中で本当に多くの教訓が描かれています。このような意味では本書の対象として、子どもだけでなく、大人が読んでも大いに意味深いものとなるでしょう。結果的にそれをアスランが知らせる結果となっていますが、実際の世の中にアスランがいないのは明らかです。だからこそ信仰があるのであり、本書のような素晴らしい児童書が評価されているのではないでしょうか。
またラバダシが最終的に殺されなかったのも印象的でした。ロバになる呪いをかけられ、自分の街の中だけ本来の姿に戻れる事をアスランに許可されたラバダシは、もう戦争を起こすことはなくなったのです。傷つける事だけが罰ではない事を教えてくれているのではないでしょうか。
児童書として気になった点をあげるとすれば、冒険の最中に日の出の場面が美しく描写されており、日の出を実際に眺めたことのない(最近の統計で半分以上という結果もある)現代っ子にとって大いに興味をそそられた事でしょう。また図書館をさりげなく物語とリンクさせて登場させているあたり、子どもの生きる力を伸ばそうとする作者の意図が窺えました。
本当に素晴らしい作品でした。
シリーズ中独特の味わい
一の王ピーターとその弟・妹たちがナルニアを治めていた時代の話。
大国カロールメンはアジア風な専制君主国家で、イラストを見ても
北国ナルニアとは違った趣きが。
そこで育ったナルニア人(と思われる)の少年シャスタが、
人の言葉を話す二頭の馬とカロールメン貴族の姫君アラビスとともに、
北の砂漠を越えて、ナルニアそしてアーケン国の危機を知らせるために走ります。
他の巻では、私たちの世界の少年少女に過ぎない4人ですが、
この巻では立派に国王・女王として君臨しています。
彼らがこの国に戻ってきてしまう前の貴重な時間を垣間見ることができるのもポイントでしょう。
その他、カロールメンやアーケン国を知ることができることも、
何度読んでも楽しいところです。
シリーズ中、ファンタジー的要素がもっとも少ない巻です。
異文化交流を楽しむような気分で読むのが、一番ではないでしょうか。
手抜きのない倫理観
主人公シャスタは物言う馬に助けられてカロールメン国から脱出します。その途中アラビスという少女と出会います。どちらも不遇な境遇から自由なナルニア国を目指して旅立ったのでした。最初は反発しあいますが、協力して旅を続けるうちにお互の良さ、成長を認め合うようになります。
カロールメンの卑怯な侵略からアーケン国を守るために急を告げるシャスタですが、実はかってアーケン国からさらわれた王子であり、出生時の予言通り国家存亡の危機を救うことになるのでした。
シャスタの冒険はなぜ?と思える過酷な状況です。危険や困難を乗り越え、力の限り戦うことになります。
ラバダシ王子の横恋慕、冷酷なその父王、卑劣極まりないアラビスの婚約者の大臣に対して、アラビスの友人は絶対権力にひれ伏しますが、アラビスは毅然と命がけの逃避行を選びます。
またアラビスはかっての召使への行為に対しても責任をとることになります。最後に出来事の全てにアスランの意思が関与していることが明らかになります。
カロールメンとは対照的に、アーケン国王のおおらかな人柄、国王たるものかくあるべしと納得の名君です。シャスタとの対面は感動です。
スーザンとラバダシ王子の一件は彼女の今後を暗示するエピーソードとなっています。
ストーリーも構成もルイスの世界観を表現し余すところはありません。正義と悪、勇気と卑劣、ユーモアと諧謔、無私の愛などを明確に描いて最後の一行まで楽しく読むことができます。
ナルニア版、王子と乞食
王子と乞食というのは昔話の一つのパターンだが、C.S.ルイスは
これを上手に料理して、手に汗握るストーリーに仕上げた。
タシバーンの町のにおいや、砂漠や山中のようすなど、情景描写
もうまい。
指輪物語やハリポタの陰に隠れてしまったような感じもするが、
ナルニアは一度は読んでおきたいファンタジーの原点とも言うべき作品。
落胆
前の本のほうが面白かったです。最小のへんがゆっくりと始まります。 Shastaと言う貧乏な孤児、とわがままで、富や肩書きに弱いAvarisと元Narniaのおしゃべりうまたち、BreeとHwinと共に、Narniaへ逃げていきます。大人になったPevensie兄弟もいますけど、ShastaとAvarisの話です。前の本とくらべたら、あまりおどろきの魔法とか、面白い人は少ないです。 普通の子供のぼうけん物語みたいなものでした。つぎの本がまた面白くなります。
物足りなかったけど、面白かった
二番の本の The Lion the Witch and the Wardrobe をよんで、 この本に ちょっと がっかりしました。 最初の 半分が何かで 物足りない 気がします。本との生まれが わからない少年と 身分の高い女の子、 そして Narniaのうまれの 話せられる馬、 Breeと Hwin: みんな Narniaへ、 と にげています。 みんな、 自由に 生きて行きたいのです。 Narniaの前には 砂漠、 砂漠の前には 大きな町を とうらなけ
ればなりません。 そこから、 だんだん、面白くなります。 そして、 別けられて、それぞれの わくわくするアドヴェンチャーが はじまります。 Peter, Susan, Edmund, と Lucy、今、 Narniaの 皇族も でてきます。 ここからは だんだん面白くなります。 Lewisが 少し、Mark Twain!! の ある 荒筋を うまくかりて、Shastaの 本当のすがたを 現します。 企み、戦争、魔法、隠された身元、などで 男の子でも、 女の子でも、大人でも、 楽しめる本ですが、 もう少し Pevensie 兄弟の 話を読みたがった。
