誰かが教えてあげなければいけない、手遅れになる前に
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[No.3] posted by ぴえた
親を亡くした兄弟たち、親から必要とされず苦しむ少年、10歳で刑務所に入れられつらい体験をしてきたチンピラ。greaserとしてこの世に生を受けた瞬間から、彼らには絶えず貧困と差別が付き纏っていた。そのやりきれなさをぶつけるかのように、彼らは今日も街を彷徨い続ける…
主人公のPonyboyは、そんな毎日にどこか疑問を感じつつも、自分の力ではどうすることもできないのだと知っている。所詮自分はチンピラで、裕福なSocsたちとは違うんだと諦めにも似た思いを抱いていると同時に、チンピラであることを誇りにも思っている。
そんなある日、些細な諍いをきっかけに、彼は大きな事件に巻き込まれる。一連の事件を通じてPonyboyは様々なことに気づく。
別の世界の住人だと思っていたSocsも、自分たちと同じように様々な問題を抱えているのだということ。
タフで冷徹だと思っていた仲間が、本当はいつも苦しんでいたこと。
争いは悲しみ以外には何も生み出さないのだということ。
唯一の心の拠り所を失った人間が、どれだけ脆く儚いかということ...
しかしそれらのことを理解するのに、Ponyboyはあまりにも多くの大切なものを失った。もうあの頃の楽しかった日々には二度と戻れない。
この物語が書かれたのは今から40年近く前ですが、当時も今も大きな違いはないのだと感じさせられました。今なお世界中に根強く残っている人種差別や貧困問題、そして暴力。それらがどれだけ空しく意味のないものなのか、改めて考えさせられる作品です。
『貧困や差別に苦しみ、世の中を憎んでいる少年たちに、手遅れになる前に誰かが教えてあげなければいけないんだ。この世にはまだ、いいことがたくさんあるんだって』
S.E.Hintonの書く小説には、現代を生きる人々にも伝えたい言葉が溢れています。
原作の素晴らしさ
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[No.2] posted by ケイトリン
英語の勉強の為に、映画を観た後にノベライゼーションを読むようにしていました。この原作を本屋で見つけたとき、そのまま数ページ読み始めてしまいました。映画に添ったノベライゼーションではなく、原作の素晴らしさは1ページ目から分かりました。友人に読んで欲しくて何冊この本を買ってプレゼントしたでしょうか。何度読んでも胸がキューンとします。S.E. Hintonが16歳でこの本を書いた時、確かにこんな青春があったのでしょう。コッポラが最高のキャスティングで忠実に作りたかったかがよくわかります。今考えても最高のキャスティングでした。映画の始まりのタイトルバックとスティービー・ワンダーの主題歌「Stay Gold」が印象的、完璧!
名作は色褪せない
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[No.1]
コッポラ監督により映像化された「アウトサイダー」(トム・クルーズを筆頭に多くのスターを生んだ)の原作。当時中学生だった私は映画を見て非常に感動し、読めもしないのにこのペーパーバックを買いました。映画のストーリーを思い出しながら一生懸命読んだ記憶があります。もうあれから18年もたつなんて・・・!
ストーリーは、ポニーボーイの口から語られます。貧乏不良少年と金持ちおぼっちゃまの対立が背景にあり、親友ジョニーが誤って殺人を犯してしまい・・・続きは是非ご自分で!今、十代の方にも、昔、十代だった方にも是非読んでほしい作品です。