- [著]Stephen King
- カテゴリ:
- カセット (16頁)
- ISBN:
- 0140861580
- 発売元:
- Penguin Highbridge (Aud) (1995/07)
- 定価:
¥ 6,043 (税込)- 在庫状況:
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ユーズド商品:¥ 4,317 より
つい一気に読んでしまう小説!
主人公のローズがDV夫のノーマンから逃げるという筋書きだが、どんどんシーンが変わるので息もつかせず楽しめる。夫ノーマンが海兵隊出身という設定のためかかなり暴力的、卑猥な表現あり。心身ともにだんだん怪物になっていくノーマンと逃げるローズの精神的自立の過程が書かれる。ラストのエピローグにはにやりとした。さすがキング。
キングのお気に入り
らしいですが、個人的にはパッとしないイメージがあります。悪役のノーマンに魅力が感じられないのです。他の作品の悪役に比べて、印象が薄いです。なんだか応援してあげたくなるほどに。
キング流解釈のロマンス本
DV(家庭内暴力)や警官による暴行というのが、アメリカの日常でどれぐらい現実的な驚異なのかということを、正直言ってよく知らない。ただ、TVなどでかいま見ると、かなりひどい場合があるのは理解している。本書ではこの理解をより深めてくれるのだが、これがミリオンセラーになるとはアメリカはつくづく病んだ国である。
血と暴力で彩られた導入部分はかなり気が重い。途中からモダンホラーというよりもファンタジー味を醸し出してくる。このあたりは個人的には違和感があったのだが、スピーディーな展開と主人公と夫とを対比して描写する記述が効果的で、早くページをめくりたくてたまらなくなる。その点ではベストセラーになった理由が分かる。
主人公が暴力夫から三文ロマンス小説を読んでいるのを咎められるシーンがあるが、物語終章を読む限り本書はキング流解釈のロマンス本だったと思える。
逃げ出せない
夫の暴力から逃げ出し自立を求める女性。彼女の不安や恐怖が行間から伝わる。逃げ出せないと信じるものから逃げ出す彼女の気持ちのゆらぎには、迫るものを感じる。S・キングならではの、引き込む要素と、ほのかに現世ではないものが無理なく混ざってくる手腕には感服する。彼女を囲む登場人物にも、実在感があり、一気に物語りに引きずり込まれるところは、さすがキングである。
絶対に楽しめる一冊
キングにしては、珍しいくらいのスピード感がある作品で、カラッとした訳文の役割は大きい。長い間「警官が妻を追いかけるなんて、さぞかし胸糞が悪い小説だろう、図書館の本はひどく傷んでいるし、分厚い作品だし」と敬遠してきた作品だが、全て杞憂に終った。
夫のノーマンは誰もが嫌うようなサディスト。ローズはそんな夫から14年も逃げ出せないのだから、性格的にも苛つかせる部分がある。その彼女が徐々に自分の殻から抜け出していく様子がいい。ある意味でBuildings Romanと言ってもいいくらいだ。 冒頭、ローズがバスで旅立つ不安が、モノトーンを思わせるタッチで描かれる。見知らぬ町での運命的な人との出会い、救護センターでの優しい言葉。特に“娘&姉妹たち”というセンターの女性たちの逞しさ。アンナの高慢さも気にはならないし、巨漢のガトーの活躍には快哉の声を上げたくなる。
しかし、これほど卑語が巻き散らかされる小説も珍しい。そしてタイトルのローズ・マダー。どこか、明るい。無論、設定上、人が死ぬ。ノーマンの狂気も描かれる。その彼がローズを追いかけながら盗まれたキャッシュカードのことばかり呟く。これは、キングらしからぬユーモアで笑いを誘う。そして、くどくない。正直、この作品に高得点をあげると女性から顰蹙を買うと思う。しかし女性には是非読んで欲しい。ただし、魅力的な男は出てこない。暴力と本のボリュームに先入観を抱かなければ、異世界とのつながりこそ弱いが、絶対に楽しめる一冊。
夫婦間の問題もキング流だとこうなる!
夫の過激な暴力に怯えてついに家出をしてしまう妻。彼女の自立は果たせるのか・・と一見、なんか「これキングの作品だよね・・?」と思わず表紙の著者名を確認したくなるような出だし。 ある意味、家庭内暴力に焦点を当てて
キングという名を意識しなければ、それなりに結構面白い。 それが・・やっぱりキングでした。 あ、これは・・! キングファンの方にはあの作品がふと頭をよぎるのではないだろうか。 キングらしくないように見せて 最期まで一気に読ませるのはやはりキングらしいのだろう。
