Le Petit Prince

  • [著]Antoine De Saint-Exupery

カテゴリ:
ペーパーバック (96頁)
ISBN:
0156013983
発売元:
Harvest Books (2001/07)
定価:
¥ 1,267 (税込)
価格:
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著者の生誕100年を記念し作られた復刻版。挿絵は著者自身が描いた米オリジナル版そのままの絵が載せられている。これまで親しんできた挿絵と比べると輪郭がはっきりしていて鮮明、そのほかにも「ささいな違い」を見つけながら読み進めていく楽しみもある。

本書は、ストーリーの展開を楽しむ意味においては子ども向けだが、むしろ大人向けのメッセージに満ちていて、本来人間には「心の目」が備わっているということを呼び起こされる。その、真実を見ることのできる「心の目」をもって、大切にしていかなければならないモノを感じ取り、それを生かしていくことで人は豊かになれるはずなのだが、さまざまなことに心を奪われ見えなくなっていき、やがて見ようともしなくなる(王子が訪れた星に住む大人たちは点灯夫以外その象徴のようでもある)。

キツネの言葉「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」は著者からの、大人、そしてこれから大人になる子どもたちへの警鐘なのかもしれない。(加久田秀子)

2008
08/24
Sun

いつか読めるときが来る・・・大人じゃないとわからない。

[No.72] posted by ドキンちゃん

私はこの本をたぶん学生の頃(中学生か高校生のとき)に買ったんだと思います。先日実家に帰省したときにすることもなく暇で、実家の本棚に置きっぱなしになっていたこの本を「確かつまんなくって・・最後までよんでいなかったな・・」と手にとって時間つぶしに三十を超えた年齢で読みました。10代の感覚ではきっとわけがわからないと思います。大人になってやっと、この感じを理解することができました。こんな話だったんだ・・・とずっと放置していた本を10年以上の歳月を経て、読むことになろうとは不思議な気持ちで一杯でした。言いたいことはなんとなくわかる・・程度の理解です。でも、ピンクかブルーの淡い色のインクの染みのように私の心にじんわりと広がり残っています。当時は全然気がつきませんでしたが、対象は「小学六年生・中学生以上」とされています。でも、これは思うに本当に、年をとった大人じゃないと理解できないんじゃないんでしょうか・・・。王子さまという子供を受け止められないんじゃないんでしょうか・・。そして二十代より三十路超えした大人こそ、よんで「ふう〜ん」と思える作品だと思います。名作!とは思いません。でも、真髄はスピリチュアルで、「言いたいことは伝わった」と作者にあの世であったら私は答えると思います。訳者あとがきも重要で、それをよんでなお、作者の意図・思いを汲み取ることができました。
「言いたいことは伝わった」これが私の感想です。いや・・レビューなんだけど、いっつも感想文になってしまっています。

2008
06/02
Mon

世界中の人に愛されている物語

[No.71] posted by タチコマ

星の王子さまを読むなら、作者自身が描いて目を通した本来の挿し絵と一緒にお話を読める、このオリジナル版をお薦めします。子供だったころの自分にこの本を送ってみてはいかがでしょうか?

2008
03/16
Sun

『星の王子さま』、あるいは世界一の絵本

100.0% (3 / 3)
[No.70] posted by しゅてんだる

「ヒツジの絵を描いて」
 そんな王子様のリクエストにあなたならどう応えるだろう。
 動物園や図鑑から抜き取ったヒツジの似姿なんてあまりに退屈。
 ついに彼を満足させたのは一枚の箱の絵。
 見える? 見えない?
 それがいい。

 小説家でありながらにして同時にパイロット、空に消えたサン=テグジュペリの、あまりに
はかないこのことば。

 "C'est le temps que tu as perdu pour ta rose qui fait ta rose si importante."
 "Je suis responsable de ma rose."

 著作権の失効に伴って、ここ数年、書店をめぐれば、百花繚乱の『星の王子さま』。翻訳を
読み比べてみるのも面白かろう。しかし、王子の孤独を表現するに、このフランス人の淡く
はかない肉声に勝るものはない。
 大人になると見えなくなってしまうもの、大人になってはじめて見えてくるもの。
 分量で言えば薄くそして手軽、ただし、その中身たるや、あまりに重い。

2008
02/28
Thu

大人でいることが嫌になった時に

[No.69] posted by しかばねさん

そんな時に、よく効く物語です。

目に見えない、大切なもの

それは
何か他の言葉で置き換えるべきものではありません。
そうしてしまうと意味を失ってしまう様な気がします。

それは
子供なら誰もがもっているもので
大人になるとほとんどの人が忘れてしまうものです。

道ばたの石ころや
海辺でみつけた貝がらすらも宝物になった
小さい頃を思い出します。

読み終えて
心がちょっとだけ豊かになりました。

2008
02/17
Sun

何度も読み返したくなる本

100.0% (1 / 1)
[No.68] posted by Free mind

何度この本を読んだでしょうか。
でも読む度に、心に響いてくることが違ってきます。
こどもの頃は、象を食べたうわばみを見てみたい、砂漠の星を見たいと
想像力をとてもかきたてられました。
そして、大人になった今は、人が大切にしなくてはならない心の深いところを
伝えてくれるとっても深い本になりました。
最近、人に失望し、自分がいる意味はなんだろうって思うことがあり、
そんな心が少し淋しい中、またこの本を読み返しました。
自分の星を飛び出した星の王子さまと同じ気持ちでしょうか?
そして、一緒に旅をしてまた大切なことを思い出しました。
「たいせつなことはね、目には見えないんだよ……」
目の前の事象に目を向けるのではなく、
自分の心の深いところにもう一度目を向けてみようって、
そうすると、本当に大切なこと、ものが何かが必ず見えてくるって。
また原点に戻ることができました。
きっとこれからも、落ち込んだ時、人生に迷った時、そしてすごく嬉しいことがあった時にも
この本を何度も読み返すと思います。
本当に素敵な本、大好きです。

2008
02/10
Sun

喪失感という通奏低音

50.0% (1 / 2)
[No.67] posted by くにたち蟄居日記

 この童話が このように長い間に 多くの人に読まれ そしてなにより愛されてきたという歴史に まずは敬意を表したい。

 多くの方のご意見通り この童話は本来 子供には難しい話だ。しかし それでも子供時代に読んで面白かったという感想をもたれている方も多いのだと思う。実際 この話は 大人向けの内容の童話を子供に上手に読ませるものがあるという点で 非常に優れた本になっているのだと思う。

 考えてもみてほしい。本書が子供が読めないような難解な話であったら 誰も読む機会が無かったに違いない。
 本書を手に取る機会は人生に二回ある。子供の頃に読んで魅了された場合と、自分の子供に買い与えた本を親の自分も読んでみて 惹きつけられた場合だ。

 僕が子供の時に どう本書を読んだのかはもう覚えていない。覚えていることは本書が非常に面白かったという点だけである。それで良いのだ。その記憶のお陰で 大人になってからも幾度か読み返す機会を得られたのだから。

 「大人になるにつれて何かを失う事」というのが 本書のテーマである。僕らは年を取ることで何かを得ていくが 何かもきちんと失っていく。その「失ったもの」を思い出させるのが この美しい童話である。
 「失ったもの」は 最早還っては来ない。そういう喪失感が本書の通奏低音である。この童話は短調で書かれているのは そんな通奏低音の響きの為だ。但し 時として「喪失感」が僕らに甘美な思いを齎すことも確かだ。それが この比類の無い「大人の為だけではなく子供の為にも書かれた」童話の永遠の命の源泉なのだと思う。

2008
02/07
Thu

心が洗われる!

0.0% (0 / 1)
[No.66] posted by 美花絵留

小さいころ、1度読んだことがあったのですが、私には最初の帽子のように見える象を飲み込んだうわばみの絵の記憶しかなく、それだけ心には響いてなかったんだなと思います。
この年になって、読み返してみると、響いてくる言葉の数々。子供から大人になることで見えなくなってしまうもの、友人の大切さ、しびれました。
まさに「大人のための童話」です。でも、濁ってしまった今となっては、すでに遅く、やはり10代で一度は読むことをお勧めします。
「座右の書」として大切にしまっておきたい本ですね。

2007
12/18
Tue

本質が、いつも変らないこと

0.0% (0 / 4)
[No.65] posted by ろでむ

かなり前の話だけど、
NHKで、絵本「星の王子さま」特集した番組が
放送されてた中で、アプリボアゼ、というキーワード
が長い間取り上げられていた。奇しく?も、昨日は、
JTBの事業戦略についてのディスカッション授業で、
それが終わってから番組を観た。


アプリボアゼ、「仲良くする」とか「飼いならす」って
意味があって、星の王子さまの中で重要な単語ねん。
著者がフランス人やから、日本語にするときに訳者に
よって、いろんな解釈がなされて、もちろん訳語も
変わってくる。



星の王子さまも、幼少期に読むのと、
中学生高校生の時に読むのと、
大人になってから読むのと、
はたまた、劇的な変化が起こったときの読むのでは、
その本の意味の捉え方が違ってくる。



スキマスイッチの『夏雲ノイズ』もそんな一枚。



本質的に、物理的に変わらない一冊の本や一枚のCDが、
読む人の、聴く人の心が変化することに対応して、
新しい発見を与えてくれる。
そんなモノやコトが、
きっと、永遠に残されていくんじゃないか、って。
そう思う。

2007
12/11
Tue

やはりコレっ

[No.64] posted by wat-wat-woo

いくつかの訳本を読みましたが、
一番最初に読んだ印象が強い所為でしょうか、
やはり岩波のコレが一番好いです。
読むたびに、登場人物のどれかに自分が当てはまり、
自分を省みることができます。

2007
11/17
Sat

なんてかわいらしい本

0.0% (0 / 1)
[No.63] posted by ぬこ

タイトルからして、もっとメルヘンな感じを想像していましたがそんな事ありません。
大切な事を学ばせてくれる本です。
私は大人になる一歩手前の年齢ですが、大人になる前に読めてよかったと思います。
子供心をなくしたくない、とつくづく感じさせてくれる本でした。
イラストの可愛らしさと、文章の書き方のおかげでスラスラと40分くらいで読み終えました。
本が苦手な方でも、平気だと思います。

星を眺めるのが、読んだその日から楽しくてたまらなくなる本です。


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