Into Thin Air: A Personal Account of the Mt. Everest Disaster

  • [著]Jon Krakauer

カテゴリ:
ペーパーバック (368頁)
ISBN:
0385494785
発売元:
Anchor Books (1999/10/19)
定価:
¥ 1,723 (税込)
価格:
¥ 1,903 (税込)
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6,061 位
評価: 4.5
2008
07/16
Wed

死人に口無し・・・・

100.0% (2 / 2)
[No.27] posted by 黄色人種

初版には☆5つを与えたのですが、これに関しては頂けません。
本書に対し書かれた「デス・ゾーン8848M」への一方的な批判は、作家としてアンフェア過ぎます。
そして、肝心な事は本書で徹底的に批判されているブクレーエフ氏はその後の遭難死で二度と非難に答えられない人間となってしまっている事です。
その上で更に非難の上塗りを加える執筆姿勢にはノンフィクションとしての客観性を感じられません。
個人的には「デス・ゾーン」の方が悲劇の真実に近いと感じました。

2008
07/03
Thu

風の女神

[No.26] posted by アークドラゴン

エベレストはチベット語で「風の女神」という名前があるらしい。エベレストという名前は、この山を測量したイギリス人技師の名前だ。
それはさておき、エベレストは地球最高峰の山だが、登頂はそれほど難しくないらしい。5月の天候の良い日を選べば、比較的(と言っても他の8000メートル級の山に比べれば、だろうが)登頂が易しく、その時期はまさに登頂ラッシュで、頂上に向かう尾根は登山家でひしめきあうという。
ところが、何年に一度か何十年に一度か知らないが、ひとたびエベレストが機嫌を損ね、吹雪を呼んだ時、この山は実に恐ろしい顔を見せる。それは「風の女神」というよりも「風の悪魔」である。
この物語は、そんなエベレストが恐ろしい牙を剥いた瞬間に立ち会った登山ライターが書きつづった実に珍しいノンフィクションだ。
まさに背筋も凍る本。

2007
12/14
Fri

事実は小説よりも奇なり。。。

[No.25] posted by 月に捧ぐオアシス

物語系の本などはめったに読まないのですが、これはひさしぶりに読みふけることができた名作です。
日頃登山などまったく興味のない私がトリコになってしまいました、
凍死をしてしまうシーンの描写などは鳥肌が立ちました、また意外な結末に本当に経験談かよッとツッコミをいれたくなるほど?です。
作者の心象風景の表現が素晴らしくたしかにアクが強いですがしろうとにもわかりやすく解説を加えられており違った意味でも衝撃でした。

余談ですが先日富士山に登頂する際、これを読んでてよかったなと8合目くらいに思いました。w

2007
03/13
Tue

いいね

[No.24] posted by s子

読後は素直に面白かったと言える。
ジャーナリストが書いただけあって、話の組み立てもうまく、怠さもない。

日常で聞くニュースの中で「遭難しました」「遭難死しました」という言葉に、登山をしない人間はいかほどの想像力が働くであろうか。これは、エベレスト登山における遭難をドキュメンタリータッチで紹介している。一人一人の生を考えさせられる。

この遭難に関しては、各関係者が各所でそれぞれのことを述べているが、おそらく誰の言っていることも本当なのだろう。極限の状況で瞳に映った事柄は、人それぞれで違うと思うとまた興味深い。

2006
09/23
Sat

最後の言葉が心に響きます

33.3% (1 / 3)
[No.23] posted by littlejohn

私は登山の経験はなく、登山に関する本もほとんど読んだことはないが、本書のタイトルと、日本人女性も犠牲になったまれに見る惨事の記録、と言う点に惹かれて読んでみた。

本書は、過酷なエベレスト登山の実態が非常にリアルに生き生きと描かれている上に、各場面での心理描写もすばらしい。
山頂付近で遭難した主催者ロブ・ホールが、自宅にいる妻と衛星電話で話す場面、スチュアート・ハッチスンが遭難した難波康子さんを見つけた場面、遭難現場から自力で脱出してきたベック・ウェザーズを筆者がテントに残していく場面等々、死の淵をはさんで向かい合う人々が見事に描かれていて、何度読み返しても息が詰るような気がする。

また本書は、大きな事故や惨事は、いくつもの偶然や小さなミスが重なり合っておきることを、改めて考えさせられる本でもあった。

そして最後に、難波康子さんを第4キャンプからわずか300メートル、時間にして20分ほどの所に残してきた米国人ガイド、ベイドルマンの言葉が心に響く。その場面が、映画を見ているように浮かんでくる。何か、自分にも過去にこんな経験があったのでは、と考えさせられる。

念のために付け加えると、ベイドルマンは難波康子さんとは別のパーティで、最後のその行動により5人の命を助けているので、極限状態での責任は十分に果たしていると思うし、著者もそのように書いている。

2006
06/28
Wed

読者を圧倒するノンフィクション

100.0% (1 / 1)
[No.22] posted by hiehie

面白くて一日で読んでしまった。
淡々とした語り口ですが、それがこの大量遭難という悲劇を迫力ある形で伝えてくる。実際に現場にいた筆者にしかわかりえない、酸素の少ない場所での苦労。華やかに見える遠征隊の現実を見事に伝えている。
隊長ロブ・ホールと妻との最後の無線交信のシーンには特に圧倒された。

2006
03/14
Tue

事実と真実は・・・

61.9% (13 / 21)
[No.21] posted by 小澤宏哉

ジョン・クラカワーという作家の姿勢には疑問が残ります。ドキュメント物にありがちな、主観が先立ち事実の裏づけが取れていないという、疑わしさ。『デスゾーン』を先に読むと、この人の表現に虚飾が盛り込まれているのは確かだろうという、そんな判定に至ります。この人によって非難をされた側の言い分と、比較検証しましょう。

2005
12/12
Mon

脳を信じる人たちへ

80.0% (12 / 15)
[No.20] posted by ちびん

 人間が耐えられる高さの限界は海抜八千メートル前後といわれる。一方、地上で最も高い場所は、これよりわずか数百メートル上にある。天地が創造したこの絶妙で魅惑的な「罠」。ある者は「罠」をすりぬけ、ある者は「罠」にとらわれる。

 北極、南極につづく「第3の極」、エヴェレスト山頂。そこでは理性は働かない。明晰な判断など不可能という。下界の道徳も通用しない。脳を信じこんでいるわれわれにとっては想像を絶する世界だ。著者はいう。「エヴェレストに登ろうとするのは、本質的に不合理な行為だ」と。この本はかくも過酷な状況にさらされた人間のありようを、丁寧に記録した人類史上価値ある一冊といってもいい。

 長編ではあるが、訳も洗練されており一気に読める。というよりも夜ふかししてでも先を読まずにはいられなかった。

 エベレスト登山という特殊な内容であるにもかかわらず世界的ベストセラーになったのは、この本が「人間とはなにか」ということに正面から取り組んでいることが、登山という枠を超えて共感を得たのだろう。

2005
04/17
Sun

ノンフィクションならではの緊迫感

25.0% (1 / 4)
[No.19]

登山に対する知識を全くもっていない私でも、その極限状況の困難さや怖さがとても伝わってきた。

2005
03/11
Fri

過酷な環境で

83.3% (5 / 6)
[No.18]

登山というものがどんなものか知らなかった私にとっては、非常にインパクトのある話に感じた。
多くの登場人物が出てくるが、上手くまとめられており、非常にわかりやすく読みやすい1冊。
登山をあまり知らない人も、ノンフィクションの一つの本としてオススメです。


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