- [著]Agatha Christie
- カテゴリ:
- ペーパーバック (256頁)
- ISBN:
- 0425173755
- 発売元:
- Berkley Pub Group (Mm) (2000/01)
- 定価:
¥ 604 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 548 より
小説よりも映画の方が面白い
イングリッド・バーグマンとローレン・バコールが出演してるという理由で映画を先に観ました。
これが本当に素晴らしく、原作も読まねば!と手にしたのですが。
…あれ? 何かあまりスリルもなく、面白くもないのは何故…。
この作品はいわゆる密室殺人ものですが、
密室を視覚で捉えるのと想像でまかなうのとでは、緊張感に歴然とした差があります。
しかも舞台はオリエント急行。
この豪華さを味わうには、やはり文字では限界があるんです。
映画は原作に忠実に作られてるので物足りないと感じることはないと思います。
申し訳ないですが、映画を観る方をお薦めします。
初めての推理小説だったが・・・
アガサ・クリスティーの超有名推理小説。
私は推理物と言えば、マンガの「名探偵コナン」ぐらいしか読んだことがなかったので
入門作品としてこの超有名作品を読んでみたのだが、結論から言うとちょっとがっかりした。
というのも、全員の証言が出そろった時点で動機の部分以外の大体の展開が読めてしまい
推理の部分に入っても、予測の範疇を超えるような展開があまり出てこなかった。
更に推理そのものも、状況証拠から論理的に導き出される結論という類のものではなく、
「適当なことを言っていったら、実はその通りだった」
という感じ。正直、ポアロは最初から全てを知っていたのではないかと疑いたくなってしまう。
この後に読んだ「ABC殺人事件」などは傑作だと思ったのだが、
この作品がそれらと同列に語られる理由はいまいちよく分からない。
永遠の傑作
この作品がクリスティーデビューだったと記憶する。ミステリーにほとんど免疫のなかった小学生には、ただただ衝撃だった。私が今でも列車という密室の中での話がすきなのは、この作品の影響大であろう。今でこそ新しくはなくなったトリックだが、書かれた当時を思えば、やはり傑作だと言っていいと思う。
これから読む子どもたちも、楽しんでくれるといいが。
探偵ポアロの名推理
TVドラマやアニメの推理物を見て「探偵物はいつも同じ内容でつまらない」と思い込んでる方にお薦めです
オリエント急行の殺人はその枠にはまっておらず思いもしない結果が待っています
「そして誰もいなくなった」も読みましたがこれも私の中にある掟を破り意外な展開で楽しめました
何十年も前に出た物を楽しく読めるのは本当に良い作品だからだと思います
時代設定が古いので、食堂車など馴染みのないものや車室の間どりなど想像できませんでしたが
知人に「何か面白い本貸して」と言われてたらこのオリエント急行の殺人を貸します
あまり小説の内容は書きたくありませんが、ポアロ(探偵)は最後にあえて二つの解答を出します
両方説明した上で鉄道会社の重役に後の責任をゆだねます、その重役が出した答えに心打たれました
アガサ作品としては有名。しかしア推理小説としてはベストではない!
あまりにも有名で、映画化もされた作品であるが、推理小説としては、謎を解き明かしていく要素は実は案外少ない。常々犯人を当てることを楽しみにしている私にとっては、正直無理な作品だった。というのもそういう構成だったからとしか言いようがない。この作品の伏線にはアメリカでの誘拐殺人事件があり、そこが作品のポイントになるのだが、そこからの展開を素晴らしいとみるか、そうでないと見るかで読者の感想は別れると思う。星5でなく星4にしたのもそういう意味で私は「プチがっかり」があったため。だけど、人によれば、それを大仕掛けの筋書きと評価するかもしれない。推理小説であることを期待した人にはがっかりかもしれない。これは物語性が強い。メッセージ性が強すぎると思う。筆者の正義感は感じるんですが。。。読んで面白かったです。だけどアガサの他の作品と比べればやや落ちると思う。
アクロイド殺し、ABC殺人事件、そして誰もいなくなった、葬儀を終えて、ナイルに死す、
動く指、親指のうずき・・・と比べると☆3でもいいかもしれない。
面白いのは面白いけど...。
本書はクリスティー作品中でもとくに人気の高い、「一般受け」する作品だが、私はクリスティー作品としてはあまり高く評価していない。
少なくともベスト10に入る作品とは思わない。
ミステリー・ファンには大別して2種類が存在し、一方は謎を読み解くために途中で何度も立ち止まって考えながら読み、見事に謎を解き明かすことに、あるいはその反対に、見事に作者にだまされることに快感を覚える、いわゆる「本格」推理ファンである。
もう一方のファンは、流れにまかせてとにかくストーリーを楽しむ人たちで、多くは例えば宮部みゆきや東野圭吾、あるいは西村京太郎やもっというなら赤川次郎など、2時間ドラマ向きの作品が好みのように思う。
ところで本書だが、積雪により外界から閉ざされた列車の中で起こる殺人で、死体には大小12ヶ所もの刺し傷があり、そこへ名探偵ポアロが登場、容疑者たちも様々な国籍・職業の者たちが揃い、被害者の過去には未解決の誘拐殺人事件が見え隠れするという、いかにも一見すると前者に属する作品のように見える。
ところが実は本書には謎解きの要素は少ない。
ポアロは容疑者たち一人ひとりが、誰もが殺人の動機を持つことを暴き立てるが、それは推理というよりもほとんど「勘」によるもので、読者は立ち止まって考える余地がなく、せいぜい、前のページに「ああ、こういうことが書かれていたんだな」と確認するぐらいしかできず、後は2時間ドラマのように結末まで流れにまかせるよりないのである。
だからこの作品は、確かにストーリーは面白いし、結末の意外性も楽しめはするが、謎解きを楽しみたい、いわゆる本格推理作品のファンからすると、ちょっと物足りないものがある。
しかし逆に言うと、ガチガチの本格派の作品は敬遠するが、気軽にストーリーを楽しみたい2時間ドラマ派やミステリー初心者には充分楽しめる作品だと思う。
ちょっと期待はずれ
意外な犯人で有名な作品ですが、あまりに有名すぎてもはや意外ではなくなった感じがします。
殺人、捜査(尋問)、解決というオーソドックスな3部構成になっていて、現在のスリラーに慣れた眼からすると、テンポがゆっくり過ぎると感じる方も多いと思います。
また肝心の推理も、緻密に論理が組み立てられるというよりも、「実はあなたは○○でしょ」という感じの当てずっぽうな予測がたまたま当たってたという印象のほうが強く残りました。
もちろん、このような部分は表層的なものと考える人も多いと思いますが、論理性を追求する人や、スリリングなシーンの連続を期待する人にはあまり向いていないと思います。
あと、原書で読もうという方は、フランス語が多用されているのでお気をつけ下さい。分からなくても筋を理解する上で支障は無いはずですが、気になる方は講談社から出ているルビーブックスならフランス語に日本語訳のルビが振ってあるので、そちらをお勧めします。
アガサクリスティーの世界に浸ってください
ポアレシリーズは沢山読みましたが、この作品はシリーズ1冊目ということで読んでみました。その結果は・・彼女らしい素晴らしい作品でした。最近の推理小説は、過激な描写が多いため気持ちが暗くなる事が多い。それに比べ彼女の作品は全て、古き良きイギリスの美しい舞台と、女性らしい上品さ、心理描写の細やかさ、ユーモアが魅力です。この作品もそんな彼女の世界を期待通りに描いており、特に、最後の最後の単語を読み終わった時に、ほっとした余韻を味わえました。どうぞこの作品で、彼女の世界に浸ってください。 また読まれる Tino Georgiou--The Fates
鮮やかな推理を楽しもう
アガサ・クリスティーの作品の中でも有名な本作品は、ポワロの名推理の冴えを楽しむのに最高の一品である。もっとも、本格推理物として考えると本作は弱い。基本的に読者が一義的に謎をとくことは不可能であり、ポワロの推理も、かなり無理のある部分が多い。しかしその点は本作にとってはそれほど重要でない。それそれの登場人物が抱えている謎、そして事件そのものの謎を、ポワロが解決していくさまが鮮やかに描かれていて、その鮮やかさたるや、まさしく胸のすくような快感がある。例えるなら、これはよくできた時代劇の殺陣である。実際の真剣勝負とは似ても似つかぬ殺陣ではあるが、主人公の剣士の少なくとも見かけは見事な剣裁きには見とれてしまう。この作品を読んでも、ポワロの推理の強引さに少し突っ込みたくなることもあるが、そんな疑念は、推理が見事に当たったときの描写の楽しさの前には吹き飛んでしまうのである。まさしく作者の講談師的な語りのうまさを見せ付けてくれる作品であろう。
良作
この作品の名前は、一般の方にも知られている有名な作品です。
そのため、私も興味を引かれてこの作品を読みました。
もちろん、クリスティー文庫のファンですからね。
作られたのは、かなり昔の作品ですが、それでも殺人の舞台は非常に良い。
近代的な物は登場せず、ただ頭のみを使うポアロが非常に素晴らしいです。
犯行のトリックなどは、他の作品と同じ、最後に語られますが、やはり終わり方は中途半端なようで、完結してるのが、個人的に「・・・」みたいな感じでした。
最も、クリスティー作品はどれも同じような終わり方ですけど・・・。
残念なことに、この作品はあまりにも知られているので、事件の真相を知っている方が多いと思います。
私も、この作品は有名なだけに、事件の真相を知っていました。
そのため、ちょっと期待が持てなかったのが、マイナスでした。
発売当時読めなかったのが、苦痛ですね。
さて、一般の方にも受け入れる作品か?
と、言われたら、文句なしだと思います。
オススメとしては、ミステリー初心者の方に是非読んで欲しいですね。
あるいわ、最近ミステリーに興味を持たれた方。
そのほうが、無駄に疑問をぶつけないで、スラスラ読めると思います。
私なんて、今まで数多くのミステリーを読んできたので、ほとんど疑いの目で読んでました。そのため、ちょっと面白さ激減したのが・・・まあ、問題だったかなと・・
クリスティー作品を始めて読む方も、「そして誰もいなくなった」かこの「オリエント急行の殺人」を手にとって見ると、いいでしょう。
評価としては、最高点ですが、内容を知っている方にとっては、星3個ぐらいですかね・・・
