Family Honor

  • [著]Robert B. Parker

カテゴリ:
ペーパーバック (338頁)
ISBN:
0425177068
発売元:
Berkley Pub Group (Mm) (2000/11/07)
定価:
¥ 1,007 (税込)
価格:
¥ 1,277 (税込)
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評価: 4.5

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『家族の名誉』(原題『Family Honor』)は、スペンサーシリーズの著者として知られるロバート・B・パーカーの女性探偵シリーズ第1弾である。

主人公は、サニー・ランドル。私立探偵で画家。銃の扱いはお手のものだが、ファッションを楽しみながら、どこに隠し持つかが悩みの種。画家としてはまだまだ半人前で、美術の修士号を取るために夜間の大学院に通っている。画家であることと私立探偵であることをどちらも手放さないのは、「人生を楽しむ」のがモットーだから。

本作の依頼人は、富豪のパットン夫妻。家出した15歳の娘、ミリセントを探してほしいという。警察に頼まないのは、家族の名誉にかかわるからなのか…。家出娘の行き着く先といえば、売春街。難なく娘を探し出すことに成功するものの、娘の家出の裏には、さらなる秘密が潜んでいた。その秘密を探るため、サニーはミリセントとの同居生活を始めるのだが、そこへミリセントの命を狙う者が現れる。

娘を引き渡さないことで、調査費を打ち切られてもあきらめないサニーの捜査は人情派。お金よりまず筋を通すことを優先させる。しだいに暴かれていく家族の秘密をミリセントが乗り越えていくのを支えるサニーだが、実は彼女自身も家族の問題を抱えていた。9年も共に暮らした夫リッチーと愛ゆえに離婚しなければならなかったのは、サニーの父親は警官で、夫リッチーの父親はギャングだという運命の皮肉のせいだった。

この物語においてギャングは単なる悪党ではない。表社会を支える裏社会が必要悪でもあることを十分すぎるほどわかっているからこそ、割り切れない思いにサニーは苦しむ。1人の女の物語に密着したミステリーは事件の謎だけでなく人生の謎そして運命の謎に迫る。(木村朗子)

2006
09/03
Sun

唸らされる

93.0% (40 / 43)
[No.11] posted by 鈴木純一

スペンサーシリーズのファンとしてはこのシリーズも読んでおいた方がいいかなという軽い動機で読みましたが、もしかしたらスペンサーシリーズよりも楽しめたかもしれません。父親も本人も元警察官の女性私立探偵が主役で、ギャングの家系の男性と結婚に失敗し、ボストンに犬と住み、ユニークな友人に囲まれ。。。というプロットがとてもよい。ストーリーはスペンサーシリーズの「初秋」に似ていなくもないが、パーカーにこういう筋書きを書かせると実にうまいと唸らされる一冊。

2006
08/10
Thu

唸らされる

80.0% (4 / 5)
[No.10] posted by 鈴木純一

スペンサーシリーズのファンとしてはこのシリーズも読んでおいた方がいいかなという軽い動機で読みましたが、もしかしたらスペンサーシリーズよりも楽しめたかもしれません。父親も本人も元警察官の女性私立探偵が主役で、ギャングの家系の男性と結婚に失敗し、ボストンに犬と住み、ユニークな友人に囲まれ。。。というプロットがとてもよい。ストーリーはスペンサーシリーズの「初秋」に似ていなくもないが、パーカーにこういう筋書きを書かせると実にうまいと唸らされる一冊。

2006
08/07
Mon

唸らされる

90.0% (9 / 10)
[No.9] posted by 鈴木純一

スペンサーシリーズのファンとしてはこのシリーズも読んでおいた方がいいかなという軽い動機で読みましたが、もしかしたらスペンサーシリーズよりも楽しめたかもしれません。父親も本人も元警察官の女性私立探偵が主役で、ギャングの家系の男性と結婚に失敗し、ボストンに犬と住み、ユニークな友人に囲まれ。。。というプロットがとてもよい。ストーリーはスペンサーシリーズの「初秋」に似ていなくもないが、パーカーにこういう筋書きを書かせると実にうまいと唸らされる一冊。

2004
10/09
Sat

サクサク読める!

100.0% (16 / 16)
[No.8] posted by 新蔵☆

僕はパーカーの本は初めて読みましたが、主人公の女性探偵Sunnyと、登場人物たちとの会話が面白い。家出をした少女とのやりとりや、その母親とのやりとりとか。

女性探偵のSunnyが非常に裕福な夫婦からの依頼で、家出をしたらしい少女を探すことになるんですが、この夫婦のお互いによそよそしい感じとか、家出した本当の理由をなかなか話してくれない少女の様子など、先が気になってしまってどんどん読んでしまう。

でまた一文一文が短くて読みやすいから、どんどんページをめくっていけちゃう。次々にページをめくっていけるっていうのも僕は読書の快感だと思うな。

含みをもたせた英語ならではの表現は読んでいて本当に爽快。また、わりと登場人物たちの表情とかしぐさなどもうまぁく描写されています。その人がイライラしている様子であったり、どうしようか迷っている様子だったり、頑なだった心が次第にほぐれていく様子がわかります。

英語は簡単です。ただし会話文のなかでは主語などが省略されていたり、気の利いた一言で言い返したりするセリフが多いので、英語の本を初めて読むという人は、最初の数ページは慣れないかもしれませんね。

事件そのものよりも、その事件を解決していく中で進行したり解かれていったりする人間模様に魅力を感じます。

2003
08/24
Sun

合理的な行動派の女性探偵

91.7% (11 / 12)
[No.7] posted by 原田耕二

主人公サミーは、35才の美ぼうの女性で、離婚し、生活のために探偵をしています。ステファニー・プラムのシリーズと同じような設定ですが、決定的に違うのは、サミーが結婚するまで警官で、必要な時にはためらいなく、銃の引き金を引くことです。

ステファニー・プラムのようなコメディタッチの小説ではなく、サミーの行動は全て合理的で着実に真実に迫っていきます。作者が男性だけに男性向きな小説と言えるかもしれません。
分からない単語は少なく、会話で分からない所があっても構わずに読んでいけます。ハリーポッターシリーズより読みやすいように思います。

ただし、会話や情景描写が多く、話の展開は、それほどスピード感はありません。また、夢中になって寝不足になる心配もないと思います!。気軽に楽しみながら読める小説だと思います。

2003
05/01
Thu

名脇役

85.7% (12 / 14)
[No.6] posted by kubogon

スペンサーシリーズのファンの俺は、この小説を読んでとても満足している。設定は家出娘とろくでなしの親ということで「初秋」+「タクシードライバー」ってとこだし、結婚生活がうまくいかず、結婚という形から抜け出して恋愛関係を続けるってとこなんか、スペンサーとスーザンそのもの。悪く言えば、今まで売れた要素をぶちこんで女探偵物に仕上げたって感もあるが、よく言えば、面白さのエッセンスが詰まっているってことか。とにかくパーカー節が好きな人にはたまらんだろう。それにしてもパーカー、結婚によほどうらみでもあるのだろう。

スペンサーにはホークという名脇役がいたが、今回のこのシリーズにもゲイのタフガイ「スパイク」という魅力的な脇役が登場する。こいつがホーク顔負けのタフガ㡊??。おしゃれな部分も負けていない。時間を忘れて読める一冊だと思うぜ。

2003
02/08
Sat

次も読みたい!

88.9% (8 / 9)
[No.5] posted by Danke

分厚い洋書など読みきれるかなと思いつつ、レビューに惹かれて手にした本書。男性が女性の探偵ものを書いているのが面白いが、違和感なく彼女が事件に取り組む姿勢や家庭の問題、愛犬や友人とのふれあいを会話の多いやさしめの英語で堪能できる。児童書よりもレベルアップしたい人にもお勧め。

2003
02/05
Wed

Family Honor

87.5% (7 / 8)
[No.4]

英書を読み始めて、そろそろもう少しランクアップしようかなという人向け (intermediate rank)です。文体が読みやすく、内容も、女性の仕事、結婚、離婚、家族愛そして愛犬の様子や描写がわかりやすく書いてあります。
僕のone of them になりました。

2002
10/09
Wed

登場人物が魅力的

75.0% (3 / 4)
[No.3] posted by a-zi

もともと女性探偵ものは大好きなのですが、
この本は、とくに主人公が魅力的です。

2002
01/14
Mon

米女性探偵ものファン必読の新シリーズ

100.0% (4 / 4)
[No.2] posted by えんぼう

パレツキー、グラフトン、エヴァノヴィッチ(そしてディーヴァーのRuneシリーズ)ファンの皆様に新しい星が生まれました。ハードボイルド系が苦手で食わず嫌いのわたしでも思わずひきこまれる魅力的あるれるヒロインとストーリーで、次回作を楽しみに待つシリーズの誕生がうれしいです。Meg Ryan風の微笑みを武器にするなど、ちょっとずるい、、と思わせる点もありますが、外見の可愛さ(女であること)を売らずに自分が信じたこと(生き方も含めて)を無鉄砲ともいえる方法で追求していくタフさの描かれ方はさすがです。確実に楽しめる一冊です。


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