- [著]Dean R. Koontz
- カテゴリ:
- ペーパーバック (448頁)
- ISBN:
- 0425181103
- 発売元:
- Berkley Pub Group (Mm) (2002/02)
- 定価:
¥ 805 (税込)- 価格:
- ¥ 888 (税込)
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絶妙の引きのテクニックが巧い
例によって、読書人を賛美し、
ケダモノな男を揶揄する視点が素晴しい!
敵の化け物は、全てにして無の、最強最悪の存在だが、
弱点を探り出し、科学の力で退治するという、
ホラーというよりSFである。
全てと無、どちらが大きい?
などというギャグ哲学が西田幾多郎にあったが、
もちろんクーンツもギャグとしても楽しめる。
ホラーとしては、化け物の姿が描写されるのは、
200P過ぎてからという絶妙の引きのテクニックが巧い。
速くて見えなくて強くて大きいという究極の敵。
マリーセレスト号事件等の、
人類史に発生した不可解な人間消失事件は、
全てこの化け物の捕食活動であったのだ。
恐竜を滅ぼしたのもこいつw
読み出したら止まれないクーンツの傑作である。
化け物を倒した後のラストのアクションが余分な気がして、
満点は付けないけどww
ブラボー!
素晴らしい作品です。
ビジュアルだけでは無く、人間の“心理”に攻撃をかける怖さがあります。
住民達の不可解な死、失踪、暗闇・静寂・突然鳴り響くサイレンや鐘、そして正体不明の“何か”は、その中で確実に登場人物達との距離を縮めて行く。
ページをめくる手が止まらない!
かなり怖い。
映画化されているのだろうか。表紙裏?に画像があったが、小説で読む方が はるかに怖いと 想像する。
希望、絶望、希望、恐怖、痛み、絶望、希望・・・・・・と、これが 延々とつづく。
他のクーンツ作品は もっと すき がある。
これには、そういった人間らしいところが 少ない。
だから よけいに 恐怖が募る。
恋愛や 人物描写がないわけではない。
本当の主役が 存在感ありすぎなのだ。
・・・ラヴクラフトの小説を 一度、読んでみたいと思った。
原書に挑戦するならお勧め
初めて読んだクーンツはライトニングの日本語訳でした。8割ぐらい読んで、あまりのとんでもな展開に本を閉じてから15年以上。読みやすい洋書を捜した末に、2回目の挑戦として本書を手に取りました。
非常に読みやすい英語で書かれており、単純なストーリーと併せて、難解な日本語を読むより、かえって理解しやすいぐらいです。
単純なストーリーと書きましたが、町の住人が忽然と姿を消してしまう出だしから、Phantomsと人間との戦いまでまさに一気に引き込まれてしまいました。
しかし、ご都合主義的な展開、無駄にしか思えない登場人物や場面といったまとまりの無さが目に付くので、そのようなものに妥協できない人は避けたほうが良いと思います。
原書に挑戦しようかなと思っている方へ
アマゾンで本を買うに当たって、ひとつだけ不便なこと、、、それは、文字の大きさがわからないこと。この本が届いて荷物をひらいて”しまった”と思いました。字が極小。買ってはあるもののまだ使ったことのなかった老眼鏡を初めて使いました。
さて、活字の小ささに最初こそしり込みしましたが、読み出したら字の大きさなんてきにならなくなりました。おもしろい。
前半はゴーストタウンで孤立する姉妹の恐怖がひしひしと伝わってきます。後半で、科学者を含む調査隊が入ってくると、専門用語がちょっと難しかったのですが読み飛ばすかだいたい予測がついたりしました。ラストはちょっとごたごたして、賛否両論ありそうですが、私は結構はらはらしてしまいました。
予算に余裕のある方は、ハードカバーで大きな字で楽しんでください。
面白いから許します
クーンツ作品の感想は、どれも同じになってしまいます。どうしてこんなにありふれたストーリーなのにこんなに面白く書けるのだろうという感想です。今作は正体不明の生き物に町の住民が丸ごと殺されてしまい、偶然町を離れていた為に難を逃れた主人公が町に戻って危険に遭遇するという話。ホラーとしては当たり前過ぎるほど当たり前の物語です。しかし、クーンツの手にかかると主人公にはどのような運命が待ち受けているのか、本気で知りたくなってしまうのです。
本作には伏線が十分に活かされていないという難点があります。町に戻って危険に遭遇する女性医師のストーリーとは別に、近隣の町で殺人を犯して捕まった人物の話と、謎の生物の存在を以前から主張して学会を追われた学者の話が出てくるのですが、この殺人犯と学者がそれほど大した活躍をしないのです。しかし、女性医師と彼女の周りの人達(妹や保安官たち)の物語が十分に魅力的でその欠点を補って余りあるのです。
登場人物の整理が必要だが、なかなかのホラー小説ではある。
カリフォルニア州の小さなスキー・リゾート地Snowfieldが舞台。ここに医院を開くJenny Pageが妹を連れて戻ってくるところから物語は始まります。二人を待っているはずの町の人々は、ひとっこひとり残さず姿を消しているか、見るも無残な惨殺死体となり果てています。死体の中にはこれ以上はないと思われるほどの恐怖を目の当たりにして顔をゆがめているものあり、また死の間際に拳銃を放った形跡のあるものありですが、「大量殺人者」は傷を負った様子はありません。姿なき殺人鬼の魔の手はやがてPage姉妹や、この町に捜索にはいった警察当局にも忍び寄ってきて…。
この住民一斉消失事件は私たち読者に、ひたひたと迫る、背筋を凍らせるほどの恐怖物語とミステリー小説風の謎解き物語を提供してくれます。ページを繰る手を休めることが出来ません。一級のエンターテインメント・ホラーとして楽しめました。
英語も平易なので、ペーパーバック初心者も臆することなく手にできる一冊です。
ただし難点が二つあります。
ひとつはこの謎を解く鍵を握るはずの英国人学者の扱いが思いのほか小さいという点です。彼はドラキュラ物でいえばヘルシング教授のような位置づけの人物ですが、この「Phantoms」で登場するページは全体の半分にも満たず、ロンドンからカリフォルニアまで遠路はるばる乗り込んでくるにもかかわらず、さほど目立った活躍を見せません。彼の描写がその最初の登場場面では大変細かくまたコミカルなのに、カリフォルニアに入った途端に平板になっているのもバランスを欠いている気がします。
さらにはKaleという脇役の人物の物語がいかにもとってつけたようなサイド・ストーリーに終始してしまった感があります。Kale は主役のDr. Pageとは一度も切り結ぶことがありません。この人物の登場が果たして必要であったのかという疑問が残りました。
聖書を英語で読みたくなる?
さすが「ベストセラー小説の書き方」の著者だけあって,先の展開が予想できない面白さ,なかなか解決の糸口が見えないもどかしさで一気に読んでしまった.クーンツにトライするのは2作目だが,WATCHERSとはストーリ展開が全く異なり飽きさせないうまさを感じる.古代の恐怖,悪の本質にまで話は及び,聖書の新解釈ともいえよう.
信じてよかったー
クーンツといえば、もう題名さえ忘れてしまった邦訳本に痛い目にあわされていたので、今回はどうしようかと迷ったが、カスタマーレビューにある通り、ものすーんごく面白い作品でした。こんなに集中して、のめりこんだのは久しぶり。カスタマーレビューを信じてよかった!ありがとう!
絶望のどん底に落とされている登場人物から、There's always hope as long as we're still alive.なんて言われて、こっちまで勇気付けられたりして・・・。読み終わった後は喪失感でいっぱい。次の小説に、すぐには手が伸びない。それだけ引き込まれる小説。クーンツを見直したーっ!
わくわく、ドキドキ、読み出したら止まりません。
いったん読み始めると、最後まで止まらなくなるくらいの面白さです。こんなにわくわくしながらペーパーバックを読んだのは久しぶりでした。仕事がなければずっとぶっ続けで読んでしまったことでしょう。活字が小さい上に400ページを越す長さの本ですが、得体の知れない不気味な敵に「本当に解決するのかいな?」という気持ちに引っ張られ、中だるみすることもなく最後まで読みました。英語も凝った表現やスラングはほとんどなく英検準1級程度の力があれば十分理解できると思います。純粋に楽しめるペーパーバックとして自信を持ってお薦めします。
