Inkheart (Teen's Top 10 (Awards))

  • [著]Cornelia Caroline Funke
  • [著]Anthea Bell

カテゴリ:
ハードカバー (544頁)
ISBN:
0439531640
発売元:
Chicken House (2003/10)
定価:
¥ 2,519 (税込)
価格:
¥ 2,839 (税込)
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評価: 3.5

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メギーのパパのモーは、すごくすてきだけど時々困った才能を発揮する。パパが本を朗読すると、登場人物に息がふきこまれるのだ。そう、文字どおり。モーが自分の能力に気づいたのは、メギーがほんの赤ちゃんだったころだ。『Inkheart』の本をとても情感をこめて読んでいたら、本の悪者たちが家に現れ、目をぱちぱちさせながら悪態をついたのだ。ところがもっとひどいことになってしまった。カプリコーンと手下のところを読んでいたとき、あやまってメギーのママを物語のなかに入れてしまったのだ。

さて今はうら若きレディーに成長したメギーは、絶対に本を読んでくれないパパの、奇妙で強力な能力のことは何も知らない。「ネコに鳥を与えて八つ裂きにする様子を楽しむ」くらい邪悪なカプリコーンは、その能力を悪用しようとモーを探しつづけている。その果てにカプリコーンは気づく。モーを山奥の隠れ家におびき寄せるには、愛娘をエサに使うのが一番ではないか!

コルネーリア・フンケが本と本好きに捧げる、想像力に富んだお話。この本は、大ヒットしたデビュー作『The Thief Lord』のファンや、同じようなテーマで書かれたロデーリック・タウンレーの『The Great Good Thing』が好きな子どもたちを、きっと楽しませるだろう。(10~15歳向け)
(Jennifer Hubert, Amazon.com)

2007
01/18
Thu

面白いけど...

100.0% (1 / 1)
[No.12] posted by ayuyo

少女メギーは大好きなパパのモーと二人暮らし。モーは本の修理する「本のお医者さん」で、家の中は本だらけ。メギーもモーも本が大好きだ。ある夜、メギーは庭に男が立っているのに気づく。真夜中の雨の日だというのに。モーは男を「ホコリ指」と呼び、ホコリ指はモーを「魔法舌」と呼んだ。メギーをのけ者にして話し込んだ翌朝早く、モーはメギーをつれて逃げるように出発する。二人が話していた「カプリコーン」とは誰?どうしてパパを「魔法舌」って呼ぶの?おうちにはいつ帰ってこられるの?何も知らないまま、メギーは自分の人生を大きく変えてしまう事件に飛び込んでいくことになる...

もっと、子供向けかと思っていましたが、充分に楽しめる作品でした。本に結構厚みがありますが、話に引き込まれるので、読み出すとどんどん読めます。ただ、後になればなるほど話が粗雑に作られている感じがします。あれあれあれ...とおもうところもありますが、そこを無視すればまぁまぁ面白いです。ただ、三部作らしいので、そのせいか、最後もきちんと終わってなくて、いちおうハッピーエンドにはなっているものの、これでいいのか...とか、こんな終わり、という気分になるのも確か。解決の仕方が非常に乱暴だと思うのは私だけではないでしょう。魅力はあるだけに残念です。人によって、評価の分かれる作品でしょう。私的には、「面白いけど...」というところです。続編の「魔法の文字」でこの評価を覆してくれることを期待します。

2006
08/17
Thu

話の展開がいまいち

66.7% (2 / 3)
[No.11] posted by 合気道バカ

 朗読すると登場人物が現実に出てくるという設定は面白くはあるが、読んでいてやはり話の展開に無理がある。「泥棒の神様」だったかな?デビュー作でも思ったが、話がきちんと纏まっていないような印象を受けた。

 悪役がとても嫌な感じに書かれているが、イマイチ現実感が無い。

 正直三部作にするほどのものか?という印象も受けた。

2006
07/17
Mon

“ホコリ指”大好き!!!

100.0% (5 / 5)
[No.10] posted by よみ

この本は好きじゃないっていう人が(私の周りでも)多いようですが私は大好きです!初めは図書館で借りて読んだんですが、あまりにも気に入ってアマゾンで購入してしまいました。『本が大好きな女の子が本の中の世界に行く』という私の夢そのものの話というか“ホコリ指”や“叔母さん”?のような影のある(?)(良い所ばっかりじゃない)登場人物が出ているところが本当に大好きです。ハリーポッターやダレンシャンにはない面白さがあって私の中では一番の本です。あと章ごとに他の本からとった詩(?)みたいなのが載っているところも好きで、そこを読んで面白そうだなと思った本を読み漁っています。「ジキル博士とハイド氏」とか面白かったです。魔法の声の二巻が出るのを待っているんですが出ないんでしょうか・・・

2006
02/25
Sat

読んでいてどこか違和感がありました

66.7% (2 / 3)
[No.9] posted by rerun

お話は面白かったと思います。話が少し暗くて重たすぎるとか、キャラクターやエンディングが好きになれないとか、気になる部分もありましたが、好みの問題なので仕方がないと思いました。しかし、私にとって、どうしても好きになれない部分が1つありました。

それは、この本の世界に入ってゆきにくいことです。「本を読むとその世界に入ってゆける」ということが、この本の言いたいことの1つであるのですが、肝心の読み手の私がそうすることができなかったのです。

この本のジャンルはファンタジーで、妖精や不思議な動物が出てきます。しかし舞台は現代なので、登場人物は車にも乗るし、ケータイも使います。終盤には警官まで出てきます。しかもそこに妙に臨場感があるのです。妖精などの不思議な登場人物と、舞台を取り巻く現代風景にどうしてもギャップを感じました。

私達が妖精を思い描くとき、ファンタジックな世界や風景と一緒に思い描くのではないでしょうか。妙に現実的な寂れた田舎道と一緒に、妖精やら不思議な人物を想像しろというのは、私には酷でした。

はてしない物語など現実の主人公がお話に入ってゆく物語は多く、そういう物語は楽しくて好きですが、この本だけは好きになれませんでした。読んでいて、どこかに違和感があるのです。ということで、残念ながら星3つ。

2005
04/17
Sun

ファンタジーはやっぱイギリスなんですかね。

40.0% (2 / 5)
[No.8] posted by にゃーにゃー

主人公やその仲間たちに比べて、敵キャラが魅力なさ過ぎ。弱すぎるし。第一怖くない。本から飛び出てこの世界に戸惑ってるってのはわかるけどさ。
もっともストーリー運びはなかなかでして語り口もいたって滑らか、物語の世界に妙なリアリティがあることもあって全体的には楽しく読めます。なので買っても損はしないと思いますよ。
ただ、ファンタジーとしてはどうかな~~って感じかな。
ファンタジーって魔法とか擬人化した異形キャラとかをもっと出して思いっきり異次元の世界へと誘ってくれる物だと思っていたので読後は正直ちょっとがっかりでした。もっとおどろおどろしくしてもらいたかったなぁ。
それと本からものが飛び出す仕掛けに種明かしが欲しいとこですね。
それが黒魔術でも手品でも一向にかまわないんでそれが無いため魔法というものがこの本ではただの付けたしみたいな扱いでやたら薄っぺらになっちゃってるのがもったいたい。もっと有効に活かす方法もあったんじゃないかな。
個人的満足感は60/100点くらい。

2004
12/18
Sat

考えかえかた

85.7% (6 / 7)
[No.7] posted by モニー

この本はどんどん先が読みたくなるそんな本にとって最大の魅力を持っています。

主人公メギーの父は朗読した本の世界から本の中の人物や物を呼び出してしまう能力を持っています。そんなメギーの父が本の世界から呼び出してしまったホコリ指が自分のもとの世界に戻りたいあまりにメギー達を裏切りメギー達の敵にメギー達の居場所を教えてしいそこから物語が発展していきます。

この本を読むとあたりまえだけど人にはその人なりの考え方があって行動しているんだなぁ・・・と改めて考えさせられます。そしてもし考えた結果、考えが合わなくても、挑戦できるそんな勇気がこの本には感じられました!!

2004
06/09
Wed

もうひとひねりと思うこともありましたが

87.5% (7 / 8)
[No.6] posted by まい

 冒頭から少し緊迫した状況で、全体にスピードがあって乗ることができましたが、時に「これは安易な展開になってない? もうひとひねりしたアイディアないかしら。」と思ってしまうこともありました。

 作者がもとイラストレーターということもあるせいでしょうか、読みながらどんどん頭の中でかってに映像化できるようなお話でした。また、生き生きとした主人公や、謎の多いホコリ指は魅力的でした。

 本の内容ではないですが、翻訳された「話し言葉」が不自然に感じられることもありました。もちろん日本語として間違ってはいないので、気にならない方は気にならないと思います。しかし私は「このキャラクターでこの時こんな話し方??」と思うことがあり、特に主人公メギーの父親がメギーに話しかけるときはもう少し柔らかな言葉遣いをするのではないかしらと感じました。

2004
03/15
Mon

偶然が多すぎたような…

83.3% (5 / 6)
[No.5] posted by ミストフェリーズ

 設定自体は面白いのですが、話自体は中途半端で行き当たりばったりのイメージしか残りませんでした。彼らや、彼女が飛び出したのも説明がなく(何故か出てきてしまった! で終了)、メギーの事に関しても遺伝で終わってますし。(遺伝ならば彼女の祖先達は?)その他色々と。

 終盤は、たてた計画通りに話が進むので退屈でした。その通りに事が運ぶならば内容を事前にバラさなければいいのですが、あっさり喋ってくれちゃったせいでそのまま淡々と……。ラストも主人公達に都合のいいように幕を閉じて、ろくに解決していなかったような。
 ……指輪物語を側に育った娘さんは納得したんだろうか? 疑問に思ってます。

2004
01/13
Tue

う~ん…

26.9% (7 / 26)
[No.4]

フンケの作品っていつも微妙なんだよねぇ。
世界観は素敵なんだけど、いつもそれを活かしきれてないというか、
なんというか…。
特に目につくのがネーミングセンスの悪さ。
「カプリコーン」だとか「シュヴェーフェルフェル」とか
何よって感じなんだけど。
気にならない人はいいんだけど、自分は気になってダメでした。

この作品も、本の中とのつながりや設定が面白いだけに、
残念な気がしました。

2003
12/03
Wed

こんな声があったなら。

60.0% (12 / 20)
[No.3] posted by ヤヤー

子どもの頃から思っていた。
自分も本の中に入り込んで、登場人物と一緒に行動したい、と。

この本は逆だ。
声に出して本を読むと、登場人物が現れる。
そして、代わりに現実の世界から何かが(誰かが)本の中へと入り込む。
これは想像の範囲を超えていた。代わりに無くなるものがあるなんて。
所詮、私の想像力は幼稚だということか。

このごろ多い、女の子が主人公の冒険ファンタジーの中では、出色だと思う。
他の例に漏れず、メギーもたくましくておてんばで、恐れを知らず、
だからこそ窮地に追い込まれてしまう。
敵なのか味方なのかわからないホコリ指に、何度もだまされたり助けられたり。
こんな、長所も短所も併せ持った、やけに人間くさい登場人物に、つい心惹かれてしまう。
フンケ作品の魅力は、こんなところにもある。

各章のはじめに出てくる名作からの引用が、これまた嬉しい一冊である。


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