Number the Stars

  • [著]Lois Lowry

カテゴリ:
マスマーケット (144頁)
ISBN:
0440227534
発売元:
Laurel Leaf (1998/03)
定価:
¥ 805 (税込)
価格:
¥ 878 (税込)
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評価: 4.5

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第2次世界大戦中、ナチス占領下のデンマークからユダヤ人が脱出しようとしていた事実は、これまでほとんど語られることがなかった。1943年9月29日、デンマークのユダヤ人が拘留され、死の収容所へ送られるという噂が流れた。それから数時間もたたないうちに、デンマークのレジスタンス、住民、警察は、7千人のユダヤ人をスウェーデンへ密航させる準備を開始する。歴史上の事実をロイス・ローリーが勇気ある少女の物語として小説化。10歳の少女アネマリー・ヨハンセンの視点から戦争体験を生き生きと描いている。ユダヤ人狩りが行なわれるという前夜、アネマリーの家族はアネマリーの親友エレン・ローゼンの家族をかくまい、一家のデンマーク脱出に手を貸す…。1990年度ニューベリー賞受賞作品。

2006
12/24
Sun

美しい人たちがいたことを知り、心が豊かになる本

100.0% (2 / 2)
[No.9] posted by リオ

舞台は第2次世界大戦中のデンマーク。ドイツがデンマークを軍事占領していた時代です。
デンマークにもユダヤ人がいたのて、ナチスのユダヤ人迫害が、デンマークでも始まります。
そんなデンマークで暮らす、ユダヤ人を友達に持つ、10才の少女。その少女の視点で、
彼女と家族、友人たちの、日常と非日常を描いています。

歴史的な正確さを追求するのではなく、一人の少女の目に写った現実を、少女のまわりで
起きたことだけを丁寧に描いています。
当時の世界情勢等は説明されていませんが、歴史書や教科書には出てこない、美しいと
感じられる一つの現実を知ることが出来きる良書です。
ユダヤ人をユダヤ人としてではなく、同じデンマーク人であると考え、行動する人たちが
いたデンマークが、とても美しい国に思えました。
こういう人たちがいたことを知ることが出来ただけでも、とても価値ある本でした。

専門用語も出てこないし、英語もさほど難しくありません。心理描写や思想的な記述は少なく、
起きた事件や事実を書いてストーリーを展開しているので、読みやすい本です。

2006
12/24
Sun

すごく面白いということは無いと思う

80.0% (4 / 5)
[No.8] posted by あああ

単純な勧善懲悪な物語で、大人が読むにはつらいと思いました。
悪いドイツ兵に立ち向かうデンマーク人レジスタンスの家族と
その少女の勇敢さを称えています。

私はこういった実在の国家、出来事を題材にした物語は極力、
史実に元ずき、事実だけを描くべきだと思います。
敗戦国の国民の一人として、こういった欠席裁判的な物語が
無批判に絶賛されるのは決して健全とは思いません。

最後まで読むのがつらかったです。

2004
08/14
Sat

ハラハラ

100.0% (9 / 9)
[No.7] posted by badcom

デンマークで暮らす少女の目を通して描いた1943年のナチス占領下のデンマークが生き生きと描かれ、表記された事実(あとがきでそれぞれ言及された事象が歴史的にはどういった意味を持つのかという簡単な解説があります)のひとつひとつが、たいへん興味深く、面白く読みました。

物語の展開もスピーディで決して1章ごとの文章量が多くはないのに、主人公の置かれている状況が判りやすく、主人公の緊張感がダイレクトに伝わってきて、無駄の無い話でした。

書いてあるネタがネタなだけに、主人公やその友人や親戚達やその隣人たちの運命について深刻な心配をしながら読みました。2箇所ほど「うわーもう先を読むのがいやだー」と思いましたが、結局1日で読み通してしまいました。

ひとつだけ不満があるとしたら、主人公たちの、その後について、もっと詳しく書いてほしかったな、ってことぐらいです。でも、とても面白かったです。

2004
01/28
Wed

人間の尊厳のために

100.0% (8 / 8)
[No.6] posted by supercollider

ナチス統制下のデンマークで、ユダヤ人逃亡を助ける大人たちの世界を10歳の少女の目を通して描いたフィクション。とはいえ、エピソードの多くは事実をもとにしており、単なるお涙頂戴にはなっていない。普通の人々が普通に友人であるユダヤ人たちをスウェーデンに逃がす、「それが友達というものよ」という主人公の母親のことばが印象的だ。圧制と殺人の恐怖に取り巻かれながらも、最後まで人間の尊厳を求めた人々の感動的な物語。英語は平易で、文章は簡潔、一章ごとが短く、次の展開を期待させる終わり方をしているため、読みやすい。

2003
08/10
Sun

ナチとの対峙

100.0% (6 / 6)
[No.5] posted by mariu2

大戦中のデンマーク。ナチ兵士が町中をうろつき、少年少女たちですら、その脅威から逃れられない。コーヒーや肉などの食料品もナチへとまわされ、人々は精神的にも肉体的にも厳しい日々を強いられている。

そんな中で少女から大人へと成長しつつあるアンマリー。海の向こう、自由なスウェーデンへとユダヤ教徒たちを逃がしていく勇敢な人々の一人として働き、自分の役割・価値を学んでいく少女の物語。

長さは初心者には少々長く感じられるかもしれないが、英語は平易で、物語が力強いため、ぐいっとひっぱられる感じで、一気に読めるだろう。これからペーパーバックを読み始めようとしている高校生や大学生に是非読んでもらいたい一冊。

2003
07/31
Thu

すばらしいです。

71.4% (5 / 7)
[No.4] posted by kame_maro

 この人の作品はいつも深いものがおおいです。“The Giver" よりも薄く、単語も簡単なので、気軽に読めます。 

 内容はナチスのお話です。国家という大きな渦にどのように人々が飲みこまれ、抵抗したかが美しく描き出されています。これは中学生の教科書にしてもいいと思うほど、完成度も高く、英語も分かりやすいです。中学生の方でしたら、夏休みかけてじっくり取り掛かれば必ず読めると思います。
 上に描いた"The Giver" も人間の生き方を考えさせる作品です。少し厚くて難しいところもあると思いますが、是非読んでみて下さい。

2002
09/23
Mon

ぜひ読んでもらいたい一冊です

75.0% (9 / 12)
[No.3] posted by luster

自分は想像力に乏ã-い人é-"だと思う。
だから本ã‚'読ã‚"でいてæƒ...景が浮かぶなã‚"てã"とはなかったã-、そã‚"なã"とã‚'言ってる人がいても何のã"っちゃ?と半ばå½"æƒ'ã-、半ば羨まã-いなと思っていまã-た。
でもã"の本は、ï¼'ページï¼'ページå '面がくっきりと脳裏に浮かぶã‚"です。

尋問するドイツå...µã®ãƒ‹ã‚¢ãƒ‹ã‚¢ã-たé¡"や主人å...¬ã®æ€¯ãˆã‚‹æ§˜ã€‚膨れっ面ã‚'ã-たりé¡"å...¨ä½"ã‚'輝かせて満面のç¬'みでç¬'う妹。å 'ã‚'æ"¯é...ã™ã‚‹é‡ãŸã„空æ°-。
å...¨ã¦ãŒã€ã¾ã‚‹ã§è‡ªåˆ†ãŒãã®å 'にå...±ã«ã„るかのように感じます。

状況や心理描写の上手さだã'でも恐らく星5つã‚'与えても良いくらいなのに、ストーリーもまた心にドシンと来るとã"ろがあって。

だからï¼'ページï¼'ページã‚'めくっていく毎に高揚感みたいなのと、もっとドキドキするような感覚がå...¨è!º«!ã‚'æ"¯é...ã-て。

もともと飽きっぽい性格だã-本なã‚"てï¼'回読ã‚"でストーリーさえ追っちゃえばみたいな人é-"だã'ど、何の誇張も無ã-に何度でも何度でも読みè¿"ã-たくなる、そã‚"な作å"ã§ã™ï¼ˆå®Ÿéš›ä»Šï¼"回目ã‚'読ã‚"でいます)。

2001
11/08
Thu

すばらしい本

88.9% (8 / 9)
[No.2] posted by e-green

 第二次大戦中、占領下のデンマークでもナチスがユダヤ人を探していた。そこに生きた少女が主人公。
 親友のユダヤ人を脱出させるための主人公たちの勇気。息詰まるような脱出行。デンマークの人たちのユダヤ人を守ろうとする意志。そして、宗教と民族の違いを超える人間の絆。

 物語は著者の創作ですが、戦時中をコペンハーゲンで過ごした著者の友人の話が、この物語を生んだということです。
 英語は平易でページ数も少ないので、とても読みやすいですが、内容は、深く、重いものです。明日の社会を担う高校生にもぜひ読んで欲しいと思います。

2001
05/04
Fri

How can you be brave?

94.7% (18 / 19)
[No.1] posted by chimabook

『ザ・ギバー』を書いたルイス・ローリーの もうひとつのニューベリー賞受賞作品です。

何がすごいって、 これほど簡単な文章で これほどの作品がかけるとは、、、 びっくりです。

このまま教科書にしたいくらい、 単語も簡単、文法もシンプル。でも、かかれた内容はすごい。

1943年。ナチスの占領下にあるデンマークのコペンハーゲンを舞台に、友人のユダヤ人一家をスウェーデンに逃がそうとする アンネマリーという少女とその家族が主人公です。

137ページ。 その中に描かれているのはわずか数日の出来事。 けれど、その抑制された文章とまるで写真をとるときのように (ルイス・ローリーは写真家でもあります。)

ぎりぎりのところまで絞り込まれたエピソードは、ずんと腹にこたえます。

こんな本があったなんて知らなかった。


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