Riding the Bus With My Sister: A True Life Journey

  • [著]Rachel Simon

カテゴリ:
ペーパーバック (304頁)
ISBN:
0452284554
発売元:
Plume (2003/08/26)
定価:
¥ 1,512 (税込)
価格:
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38,752 位
評価: 5.0
2006
08/29
Tue

あらすじに惹かれて

100.0% (1 / 1)
[No.5] posted by カフェ

図書館で何気なく「今度読む本」を探していたところ、この本のあらすじを読んだ。年子の姉妹ながら妹は知的障害を持っている。そして、1年一緒にバスに乗ることで自分が変わり始めたという、あらすじのくだり。

私自身、「変わりたい」という気持ちがあった。そして読んでみて、一気に読みたい本の一冊になりました。いろんな人々の価値観・優しさ・考え方・正直な負の思いを抱えた著者・失敗を許し温かく包むこと・時間をかけて氷解させる心…。著者の温かさ。

この本の舞台はアメリカですが、きっと日本にも、同じように何気ない街中に人生や哲学がある。そう思った。私も人の心を正直にみつめ、氷解したい部分をゆっくり解かしながら、優しさをこれからも学んでいきたい。

2004
10/01
Fri

バスの中から見る現実

85.7% (6 / 7)
[No.4] posted by トンボ天国

 知的障害をもつ妹の唯一の楽しみは、毎日、バスに乗ること。夜が明ける前の暗いうちに家を出て、一番バスに乗りこむ。彼女はバス路線はもちろん、ドライバーの仕事のシフトまで調べ上げている。そんな彼女を毛嫌いするドライバーもあるが、暖かい手を差しのべる人もある。作家である姉は、この妹の行動に一年間、つきあってみて、それまで知らなかったさまざまなことを体験する。

 アメリカ映画にときどきある小品の、人間のぬくもりを感じさせるオハナシかと思って読みはじめたが、日常にひそむ暴力や、家族のエゴとエゴのぶつかりあいなど、作家の目はなかなか鋭い。父親の不倫や、現実の重みにたえられず、ロクでもない男にひっかかってしまう母親、妹に恋人が出来てセックスをするようになったとき、不妊手術をさせるかどうかの決断、作家らしい描写は、登場する人物を映画の印象的な脇役のように描きあげる。

 翻訳も出ていて、妹のたどたどしい手紙など、苦心して訳しているが、当然とはいえ、英語で読んだときの印象とはかなりちがう。文章は平易で、小説を読むように読むことができる。アメリカの社会の一面を知るための貴重な一冊。

2003
11/18
Tue

ニューエイジの寓話のような本当の話

77.8% (7 / 9)
[No.3] posted by 十姉妹

 中東問題、銃問題、環境問題、独善的なグローバリズムの押し付けなどから、私は「アメリカ」という国に反感を抱き始めていたのだけど、この本を読んで個々の「アメリカ人」の懐の深さにしみじみ感動した。

 ぺンシルバニア州の中規模工業都市、このどこにでもあるような町の平凡なバス運転手達が皆それぞれの哲学を持ち、日々を懸命に生きていること、また彼らのバスを乗り継いで1日を過ごすべス(38歳、作者の妹)が「知的障害」という言葉ではくくれない個性の持ち主であることを、作者は自らの「気付き」を通して丁寧に語っていく。

 ときどきに妹に付き合ってバスに乗って過ごした作者が1年の間に変化していく様子がとても爽やかだ。バスの運転手達の含蓄のある言葉、障害をものともしないベスの強さ、そして彼女がそう生きることを可能にするアメリカの社会保障システムや彼女にかかわる人々の優しさにも感心した。しかし、きれい事だけでなく、並行して語られる著者の子供時代の思い出は悲惨なものだ。だからこそ、作者が変わっていき、心を開いていく様子に感動する。ぜひ映画化してほしい。そして、ラスト近くの山の頂からの風景を映像で見てみたい。

2003
09/16
Tue

人間の尊厳を考えさせられた本。

87.5% (7 / 8)
[No.2]

作è€...の「寛大な姉にならなã'ればいã'ない」という強い思いと、
妹に対する様ã€...なè'›è-¤ãŒã€ã•すが実話だã'ありリアルに描かれていると思う。
障害è€...ã‚'実際に持つè€...のæ°-持ち、第三è€...から見る上での障害è€...への言è'‰ã®æ„å'³ã€ãã-て障害è€...自身のæ°-持ちが厳ã-く、そã-て悲ã-いほど伝わってきた。

「寛大な姉」に執着する作è€...が妹のベスとï¼'å¹'é-"バスにä¹-るという展é-‹ã¯ã€ä½œè€...がバスによって出会う人ã€...の言è'‰ã‹ã‚‰å¿...死にその意å'³ã‚'噛み砕き、執着する心からå°'ã-ずつé-‹æ"¾ã•れていくまでã‚'、地å'³ã ã'れども、静かな感動に導いてくれた。

障害è€...の本å½"の意å'³ã‚'教えてくれる部分にも興å'³ã‚'覚えたã-、決ã-てなくならない差別の対処法ã‚'、ベスなりに上手く見つã'ているのにも驚く。もã-かã-たら社会的に成功ã-ているäº!ºã§ã‚‚、å¾-るã"とのできないかもã-れない”何か”ã‚'、ベスは持っている。残é...·ãªäººé-"の感æƒ...や、人には見せない寂ã-さã‚'持ち合わせながらだã'ど。

ã"のä¸-界でç"Ÿãã‚‹äººã¯ã€è‰²çœ¼é¡ã‚'持っている。その色眼鏡ã‚'、透明に持っていくã"との大変さ、厳ã-さ、またその大切さがよくわかるようなæ°-がã-た。
また、「健常è€...って何?」というç-'問ã‚'投ã'かã'てくれた作è€...に対ã-て、感謝ã-ている。

2003
09/12
Fri

妹とバスに乗って

87.5% (7 / 8)
[No.1]

本音で生きる妹と、世間で成功を収めていながら建て前で生きるようになった姉、という簡単な構図だけで終わらせない。確かに、知的障害者でありながら本音を通して生きる人に対して羨ましがるのは簡単だ。しかしだからといって、日常生活を飛び出して路線バスに飛び乗る勇気を持てる人はどれだけいるだろうか?妹に引っ張られるようにバスに乗った姉だが、最終的には自分の勇気と行動で幸せを掴んだのだ。思いもかけない多くの出会いによって自分で選んだからこその幸せ。人生って突拍子もないことばかりだけど、だから面白いんだな。ロードムービーみたいに画面が思い浮かぶのも、またこれぞアメリカ、な感じである。


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