Rackham's Color Illustrations for Wagner's "Ring" (African Art Art of Illustration)

  • [著]Arthur Rackham

カテゴリ:
ペーパーバック (72頁)
ISBN:
0486237796
発売元:
Dover Pubns (1979/03)
定価:
¥ 1,306 (税込)
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31,772 位
評価: 4.5
2004
12/07
Tue

ワーグナーのニーベルングの指環を絵でどうぞ。

26.7% (4 / 15)
[No.4] posted by 武神妖虎

版権が切れた絵師様なのでお安く買えます。(←結構重要)
ニーベルングの指環をビジュアルに抑えておくとしたらばまず絶対買わなければならない一品であると申し上げたいです。
 あちらの人の考えかたとして、北欧神話重視なのでワーグナーの創作にあたるジークムントとジークリンデの絡み具合は軽く見られがちと言うことも念頭に置く事も忘れてはいけません。と言うか実は私も北欧神話から入った口なのでやはりワルキューレの最初の件は(今だから正直に述べますが)要らないと思ってました。邪魔だと・・・(とんでもない言い草ですみません、今では180度変わって実におきにになってます。)
 とはいえそれで彼の作品が色あせると言うわけでは在りません。細かい小道具が実に楽しい力の入れ具合で外堀を埋めていく手法は日本では絶対しない(真似をしない)ので、異なる考えかたのセンス・オブ・ワンダーを感じてしまいます。
 手にとってトレーシング・ペーパーを当ててなぞって欲しいです。

2003
01/29
Wed

《指環》の画集としては素晴らしいけど、問題もある

50.0% (11 / 22)
[No.3] posted by 灰色のアルベリヒ

確かに印刷がやや不鮮明だし、再版のたびにやや色調が異なったりする。でも、十分な大きさで、この価格。いろんな意味で、アメリカ的である。言うまでもなく、R.ワーグナー畢生の超大作《ニーベルングの指環》の幾つかの場面を描いたもの。絵としても非常に優れている。とりわけ、我が一族、アルベリヒなどのニーベルング族の醜悪、矮小な悪魔的存在の描き方に、ラッカムの筆は特に素晴らしいものがある。
ただ、この全曲演奏に15時間もかかる超大作は、そのテキストの難しさ(直接的には、翻訳の不備)から、かなり重要な点で十分に理解されてこなかった。これは最近の研究でかなりな程度、明らかにされ、一昔前とは比較にならない良い翻訳が出ている。この事情は、日本でも、アメリカでもほぼ同じである。

が、ラッカムはそれ以前。中には、テキストの理解が不十分で、明らかに不適切な描写、見るものにとっては《指環》のかなり重要な点で、大きな誤解を招く恐れのある絵も少数だが存在する。(追記:「不要」を言うのではない。絵の「内容」に大きな問題があるのです)

その最も顕著な例は、《ヴァルキューレ》第一幕の絵。もっとも、これは私の「発見」ではなく、ここ20年ほど飛躍的に進歩したわが国の《指環》ないし、ワーグナー理解の担い手である諸先生方、とりわけ埼玉大学名誉教授三光長治先生のご指摘による。従って、本来、私如きが書くことではないけれど、このまま放置することも出来ず、書かせていただいた。

なお、そういう限界(必ずしもラッカムの責任ではない)があることを忘れずにおけば、すばらしい画集だし、私も大好きである。

2002
03/06
Wed

ラッカムの画集。

66.7% (8 / 12)
[No.2] posted by コイ

『ニーベルンゲンの指輪』で制作したラッカムの絵が全ページに大きく載っていて、とてもよい本だと思います。物語に関しての詳細は載っていませんが、画集として楽しめます。光沢紙に印刷されてるためか、ラッカムの絵が少しぼけているような感じがしてしまうのが、惜しいです。

2001
12/29
Sat

「ワーグナーの指輪」

14.3% (1 / 7)
[No.1] posted by takeuchi

 このRackhamの絵をどこかで見たことがあると思った。どこで見たのかと記憶の糸を手繰り寄せると、フルトヴェングラーのワーグナーの《ニーベルングの指輪》、EMI盤の全曲CDのジャケット・カヴァーであることに気がついた。なるほどと思う人もいるかもしれない。

 この絵本は《指輪》の話をオムニバスに綴ってある。それぞれの「シーン」は《指輪》のなかでも印象的な箇所である。「ブリュンヒルデの自己犠牲」など本当に素晴らしい。《指輪》の音楽を知っている人はこの絵から、音楽が浮かんでくるであろう。この絵本は、まさに《指輪》を知る人のためにあるものだ、と私は思う。この絵を傍らに《指輪》の世界に耽溺するのも、また堪らない趣のものかもしれない。


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