- [著]Dean R. Koontz
- カテゴリ:
- マスマーケット (496頁)
- ISBN:
- 0553588249
- 発売元:
- Bantam Books (Mm) (2005/10/25)
- 定価:
¥ 784 (税込)- 価格:
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おすすめです
私はクーンツ作品は初めて読みました。カバーデザインやタイトルからもう少し重たい作品かと思いきや、軽快な語り口調の主人公や愛情豊かなその家族のストーリーにぐんぐん読み進めることができました。ありえないじゃん!と思う展開の中にもじんわりと心に響く言葉があったりしてよかったです。英語は非常に読みやすいです。
意外にも、正統派
Koontz、2005年発表のベストセラー。気の狂った道化師ファミリーに祟られる菓子職人の物語です。
超自然現象をモチーフにしたSFやホラーを得意とするKoontzですが、何と驚くべきことに今回は主人公のお祖父さんが未来の災難を悉く予言する「不思議」はあるものの、それ以外はUFOもお化けも怪物も一切登場しない、お話です。
タネや仕掛けに頼る訳にもいかず、先々失速するんじゃないかと心配しつつ読み進みましたが、軽妙な語り口で主人公に降りかかる災難をスピーディーに展開していく手際は相変わらず見事。登場人物も、これまで通り極端なまでに善玉を善玉として描ききっており、中でもいざという時に毅然とした態度の主人公の奥さん、常にとぼけた味わいのオバアチャンが秀逸です。こうした愛すべき人達と家族愛が恥ずかしげもなく余りにもストレートに描かれており、そうと分かっているのにまんまと著者の目論見通り、思わず涙腺が緩んでしまう場面も。
おまけに、5つの災難の途中には、Koontzらしからぬあっと驚く仕掛けも施されております。
ゲテモノ中のゲテモノと言うべき『フランケンシュタイン』を刊行中のKoontzが放つ、正に意外な正統派作品!
出ました、円熟した作品
生まれる直前に、ある不思議な予言をされた主人公が、人生にふりかかる災禍に敢然と立ち向かう。そこから得るものは、かけがえのない家族間の絆だった。アクション、ユーモア、愛、驚き、恐怖などがとてもうまく融合しています。
クーンツはここ数年間、どうもパッとする作品が無いような印象を受けていましたが、これはちょっと違います。早速ハードカバーを買っただけの価値がありました。さすがです。これからも、彼のファンでいようと思います。英語も平易で、かつ渋いものがあります。是非ご一読あれ。
