- [著]Allen Say
- カテゴリ:
- ペーパーバック (32頁)
- ISBN:
- 0618495371
- 発売元:
- Walter Lorraine (2004/09/27)
- 定価:
¥ 701 (税込)- 価格:
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異人種間の養子のお話
2年前に日本からハワイに引っ越して来た時、多くのアメリカ人が気軽に養子を考える様子を見てカルチャーショックを受けました。国内では10年待ちとも言われているので、多くの人は養子を求めてアジアやアフリカ、旧ソ連の国々にまで足を運んでいます。そんな国では、4~8才という対象年齢の子供たちに、こういう本が必要なのですね。日本に住む日本の読者は、そんな文化的興味から読んでみるのもよさそうです。
Allen Sayは、微妙な心境を絵にするのがすばらしく上手い!デフォルメや単純化を慎んでいるので、主人公Allisonもお父さんお母さんも、表情が実にリアルです。まるで、ある家族の日常のスナップ写真のよう。
一方お話の方は、内容自体は好きなのですが、文体が、惜しい!もう一工夫欲しい!という印象です。とても分かりやすい文章ではありますが。
日本の小学生に読み聞かせてピンとくるのかどうかはわかりません。英語の勉強として読むなら、英検2級を目指す人や、英語の好きな中3~高校生によいのでは?単語も文法も平易です。
自分のアイデンティティーを求めて
Adoptionという難しいテーマをとてもリアルに描いた絵本。
「あなたは別のお母さんのお腹から生まれてきたのよ」あるいは「お父さんとお母さんはあなたを遠い国から連れて来たのよ」という「事実」に焦点を当てた絵本が多い中、Allen Sayはこの本の中で、事実を知った小さな女の子の怒りや悲しみといった子どもの心境を上手に描写している。
Adoptionをテーマとした絵本は、愛情一杯の家族を描いた、明るいタッチのものが多いように見受けられるが、この絵本のように、adoptされた子どもの視点から話が構成されているのは珍しいのでは。
両親と外見が明らかに違うAllisonの顔だけが表紙の小さな窓から見えるというデザインもなかなか興味深い。
