Public Private Partnerships: The Worldwide Revolution in Infrastructure Provision and Project Finance

  • [著]Darrin Grimsey
  • [著]Mervyn K. Lewis

カテゴリ:
ペーパーバック (268頁)
ISBN:
1847202268
発売元:
Edward Elgar Pub (2007/04/07)
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2008
05/12
Mon

PPP インフラの提供とプロジェクトファイナンスにおける世界的な革命

[No.1] posted by 熊谷弘志

“インフラの提供とプロジェクトファイナンスにおける世界的な革命”という副題がついており、その名に恥じない内容となっている。

PPPとは、次の5つの要素を含んでいるものと定義している。
1 契約タイプ:資産を活用した長期的なサービスについてのパートナーシップが構築され
2 サービス:経済的インフラや社会的インフラの購入ではなく、サービスの購入であり
3 LCC:設計・施工・運営・維持管理・大規模修繕を含むライフサイクルコスト契約であり
4 イノベーション:アウトプット仕様書で結果が示され、入札者は手段や手法で競争し、
5 リスク配分:従来の官のリスクコストを民間が管理することでコスト削減が可能になる。

インフラにおける革命の考え方として、インフラとはその国の経済や国民が求めているものによってその内容が変化するものであるとして捉えて次のように分類し
1. ハード経済インフラ (道路、橋、港、鉄道、空港、通信、電力)
2. ソフト経済インフラ (教育訓練、金融機関、R&D促進、輸出支援)
3. ハード社会インフラ (病院、学校、浄水、住宅、刑務所、ケアハウス)
4. ソフト社会インフラ (社会保障、コミュニティーサービス、環境保護局)

その形態によって 1.物的インフラ、2.人的インフラ、3.組織的インフラ と分類し

インフラの影響、インフラの公的特性、インフラにおける営利主義、インフラへの民間の関与とインフラに関連する要素を明確に定義した上で、官民のパートナーシップがインフラに対してどのような影響を与えるか、従来の公共調達とパートナーシップによる公共調達の違い、PPPにおいて政府の役割は従来とどのように変わったのか等を述べている。

事例が若干古いことと、計算の仕方などファイナンス中心のイェスコムのほうが親切ではあるものの、事例も豊富であり、事業評価、サービス品質評価、KPIの観点などの考え方の説明についてはこちらのほうが親切に説明をしている。

PFI担当者必読の書だ。


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