- [著]David Hamilton
- カテゴリ:
- ハードカバー (220頁)
- ISBN:
- 1854103040
- 発売元:
- Aurum Pr Ltd (1995/05)
- 定価:
¥ 4,179 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 4,818 より
思春期の儚さが表現されている
デイビッド・ハミルトンの得意とするソフトフォーカスの甘い絵画的写真の数々。被写体となる少女も、ただ美形、という基準で選ばれているわけではなく、それそれが持つ個性がいかんなく表現されていると思います。思春期の少女の裸体を被写体として作品にする上で、単に「崇高で潔癖な芸術」という偶像を作るのではなく、その年代の少女が持ち始める「性」が意識的に描かれており、性をないがしろにする芸術家と違って好感が持てます。少女を題材に作品を発表しているクリエイティブな方には画的に非常に参考になるだけでなく、現実の少女がまるでファンタジーと思えるほどの魅力を持つ物だということを認識させられるのではないでしょうか。
美しい写真が数多くあるのだけれど…
ドキッとするくらい、素敵な写真が数多くあります。女性は美しくそして繊細だと改めて思いました。今風に見るとちょっと全体的にピントが甘くワンパターンな顔と上半身のショットが多いのですが、それが作風であり、モデル達の表情を見るには十分です。
でも、数多くの作品の中で、たった2枚だけ「これはどう見ても性的」という不自然な写真があり、そこでこの写真家の全ての意図を疑問に感じてしまいました。そこまでは芸術として鑑賞していたのですが、その写真だけは写真家の性癖が垣間見えたような気がして、モデルが若いだけに複雑でした。もちろん人それぞれの見方があるでしょうし、芸術を見ているのであって芸術家を判断するものではないとはわかっていますが、もし今初めて出版されるのであれば、かなり違った受け止められ方をしたかもしれません。
デビッド・ハミルトンのファンなら大満足。
美しい少女たちが、素晴らしいカメラワークや照明で
その肢体をのびのびと、きらきらと表現しています。
ファンなら必携の一冊です。
