The Last Coyote

  • [著]Michael Connelly

カテゴリ:
ペーパーバック (400頁)
ISBN:
1857994795
発売元:
Phoenix (an Imprint of The Orion Publishing Group Ltd ) (1996/09/02)
定価:
¥ 867 (税込)
在庫状況:
在庫なし
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評価: 4.5
2008
04/23
Wed

湘南ダディは読みました。

66.7% (2 / 3)
[No.9] posted by 湘南ダディ

洋書のペーパーバックで見つけ読み出して、やはり米国の刑事モノが好きな友達に話をしたら、本作がこのシリーズのかなり初期の作品で扶桑社から文庫本ででていることを教えてもらい、半分位からは日本語で読んだ次第です。いずれにしろ1995年初出のペーバーバックがまだ丸善の洋書売り場に出ているのですから米国では安定した人気のシリーズなのでしょう。
 ブッシュはハリウッド署殺人課の刑事、いかにもハードボイルド好きのアメリカ人に喝采されそうな人物造形で、上司を上司とも思わず、問題解決のためには全くルール無視で捜査を強行するし、仲間からは一目置かれながらも親しい友はいない、家族はおらず独身、女友達はこれまで各シリーズ作品に登場しているらしいのですがいずれもブッシュの生きかたについていけなかったらしく目下はサンフランシスコ地震で壊れかけた自宅に市当局の警告を無視して一人住まい、絵に書いたような一匹狼という設定です。
 拘留していた参考人に要らぬちょっかいを出した上司の警部補をガラス窓につっこんだ傷害沙汰で強制休暇をとらされ、カウンセリングを受けている最中のブッシュはこの強制休暇を利用して長年気にかけてきたある事件を掘り起こします。実はボッシュの母親はハリウッドの高級娼婦で33年前に暴行され街角のゴミ箱に投げ込まれて死んでいました。古い捜査ファイルを上司の名をかたって引っ張り出したブッシュですが、辣腕刑事の第6感でどうも腑に落ちない点がでてきます。 謎解きとしてもなかなか上出来ですしブッシュの何事にも屈しない刑事魂も魅力的ですが、行動的に生きてはいるのだけれども常にブッシュが漂わせている寂寥感がハードボイルドとしての良い味になっています。ハリウッドの山の手の自宅のそば、青い霧の中でじっと佇む一匹のコヨーテをブッシュは見かけるのですが、ブッシュの生きかたを見事に象徴した印象的なシーンとなっています。

2008
01/18
Fri

A good one

0.0% (0 / 1)
[No.8] posted by 本の虫

Bosch is back and finally diving into his mother's murd3r case while he's been place on involuntary leave. Our favorite detective is put through the ringer and has to come face to face with some rather ulgy demons from his past. One girlfriend hits the road and another is quickly picked up on the rebound. For a workaholic, Bosch gets around. This time, however, our rebound chick has some baggage--then again-so did our last girlfriend. Her husband was a psycho-cop. So maybe he just attracts women with serious baggage. Though this was another multi-layered and complex case, I was able to figure out the real ki11er pretty early. But with Connelly, the journey is just as intriguing as the destination!!! I'd also recommend reading Tino Georgiou's bestselling novel--The Fates--if you haven't yet!!

2007
04/25
Wed

33年前の“母親殺し”に挑むボッシュの行き着く先は・・・

50.0% (1 / 2)
[No.7] posted by Wakaba-Mark

“当代最高のハードボイルド”、“現代ハードボイルドの到達点”、 マイクル・コナリーの<ハリー・ボッシュ・サーガ>シリーズ第4弾。

’96年、「このミステリーがすごい!」海外編第7位にランクインしている。

今回ボッシュは、上司とのトラブルで強制休職の処分を受け、精神分析医のカウンセリングを受けている。そんな彼は、この時間を利用して、彼自身のトラウマとも言うべき33年前の、母親殺しの未解決事件と対峙するのである。「おれは・・・母を殺した犯人を見つけるつもりなんだ」。

上巻は、このカウンセリングの場面から始まり、かつての母親の友人に会ったり、当時事件を担当した元刑事を訪ねてフロリダに出向いたり、彼の孤独な捜査が続く。

下巻にはいり、ストーリーは一気に転回する。新しい恋人との出会い、今は亡きもうひとりの元刑事の妻への訪問、上司の殺害事件、そしてついに実現した母親殺しの容疑者との対決。例によって、二転三転する真相への道。苦難の末にやっとたどり着いた哀しい真相。

そしてボッシュは、今回の件で新たな原罪を背負ってしまうことになるのだが、果たして今後の彼の行き着く先は・・・。本書は、そんな余韻を残す傑作である。

2007
02/12
Mon

確かにカウンセリングかも

100.0% (1 / 1)
[No.6] posted by tuppence

 第一作 The Black Echo の邦題を、
変える意味がよくわからない「ナイト・ホークス」にしておいて、
第二作が The Black Ice(ブラック・アイス)だったものだから、あわててブラックつながりにしようと思ったのか、
邦題を「ブラック・ハート」にした第三作 The Cocrete Blonde に続く
Harry Boschシリーズ第4弾が本作です。

 あのロサンゼルス地震で自慢の家が半壊し、前作で結ばれたSilviaには去られ、
むかつく上司を殴って休職処分にされたHarryは、
当然といえば当然ですが、カウンセリング・プログラムを受けさせられます。
それでももてあます時間に、彼は未解決なままの母の殺人事件の再調査に手を染めるのですが、
事件には予想以上に大きな背景があることが明らかになり…。

 暑苦しすぎる感もありますが、Harryの根元に関わる事件でもあり、
シリーズを読むうえでは欠かせない一本でしょう。

2005
11/01
Tue

初めてMichael Connelly 読みました

80.0% (4 / 5)
[No.5] posted by なつこんぶ

 クリントイーストウッド監督作品のBlood Workの原作者と知り、
あの映画のストーリーがとても好きだったのでコネリーの本を
読んでみようと思いまして、評判の良かったこれを読んでみました。
 最後の最後まであっと驚くような展開でしたが、
ジェットコースターではなく、主人公の心理や動きの描写が
とても豊で、涙が出るような場面もありました。
たまにありますよね?推理小説なんだけど心に残るのって。
そんな感じです。
 コロンボなどとは全く違うタイプの刑事ですが、彼の他の事件も
読んでみたくなりました。(で、Trunk Music読んでます)
 余談ですが私がよく読んだ作家は村上春樹さんだけです。
御幣があるかもしれませんが、文豪の文章の流れのスムーズさ
なのでしょうか?コネリー著をたくさん読むことになる気がします。

2005
04/13
Wed

もっともよい!

100.0% (5 / 5)
[No.4] posted by ぷんちょ

この作品で特に印象深かったのは、ボッシュ自身が母親に対する本当の気持ちを徐々に形作る過程でした。相変わらず、自分の信念のためにはどんなタフな状況にも身を投げ出す行動論理や、常に燻っていて時に爆発する怒りの場面にはニヤリとさせられますが、ボッシュの魅力は、自分自身の立つ位置を本能的に分かっていながら、ときに後悔し、ときに迷う所にあります。この作品で注目すべきは、かつては犬猿の仲のように描かれていた、警視正補のアーヴィングとの微妙な関係の変化です。アーヴィングとボッシュの会話が実にいい。これを読むだけで、この作品の価値があります。ラストも今後のボッシュを占う意味で非常に意味深いものです。シリーズ中の最高傑作です。

2004
12/22
Wed

読み応えある推理小説

100.0% (3 / 3)
[No.3] posted by 原田耕二

 上司の警部補の行動に腹を立て、警部補を窓ガラスを破って放り出し、休職になったハリーは精神科医のカウンセラーを受けさせられることになる。
 そのこと自体にも我慢ならないハリーだが、自宅がロス地震のために取り壊しを求められ、気分が滅入ってしまっていた。
 そんなとき、ずっと気にかかっていた30年前の母親の殺人事件記録に目を通すと、いい加減な捜査しかされていなかったことに気付き、バッヂも持たずに自棄気味に強引な捜査を始める。
 一旦事件が解決したように思えても、更なる展開が待っているという、期待通りの探偵小説です。
 

2003
01/24
Fri

「狼」が本当の牙をむいた

75.0% (6 / 8)
[No.2] posted by kii

ハリー・ボッシュ・シリーズの第ï¼"作目。僕にとってボッシュものは手軽でエンタテイメント性の強い「読み物」だったのだが、本作でその印象はがらりと変わった。ã"れまでは、母が娼婦で何è€...かによって殺された・æ-½è¨­ã‚„里親ã‚'転ã€...とã-た・ベトナムで死と隣り合わせの任務についていたーなどのæš-é-‡ã®éƒ¨åˆ†ã¯ã‚ったにせよ、それはあまりæ°-にならず、むã-ろチャンドラーã‚'é«£é«'とさせるLAの雰囲æ°-や、ボッシュの暮らã-ぶりや、エルロイに通ずる警察のå†...輪話のæ-¹ã«ã°ã‹ã‚Šç›®ãŒå'いていた。それはそれで楽ã-めたのだが。

ã-かã-本作でのボッシュは、強制的にå-ã'させられている精神ç§'医とのセラãƒ"ーã‚'通じ、彼のトラウマの原点ともいえる母親の死の真相究明にå¥"走する。それが今までとは異なる切迫感ã‚'読むものã!«!!与え、読è€...は、彼が巻き起ã"ã-てきた事件の本å½"のルーツã‚'知るã"とになる。それによって本作は今までとは大きく異なる深みã‚'持つã"とになる。

母親殺ã-の真相は明らかにされはã-たが、さあ、ã"れから君はどうするã‚"だ?ã"のシリーズはどうなるã‚"だ?あるいはã"のシリーズはもう終わりなのか?というç-'問と期å¾...と不安で、読è€...は次回作ã‚'å¾...ち焦がれるに違いない。
シリーズものの次回作がã"ã‚"なにもæ°-になったのはã"れが初めてだ。

2002
09/09
Mon

最高傑作!

92.3% (12 / 13)
[No.1]

コナリー作品、「ハリー・ボッシュ」シリーズの最高傑作。
ボッシュのハードボイルド的要素、そして、スピード感あふれる展開、大どんでん返し、と、ミステリーファンをうならす魅力が凝縮。
これ1冊で、コナリーの虜になるだろう。
ただし、このシリーズを読むのなら、やはり、第1弾、The Black Echo
から読むことをすすめる。


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