- [著]福沢 諭吉
- カテゴリ:
- 文庫 (206頁)
- ISBN:
- 4003310233
- 発売元:
- 岩波書店 (1978/01)
- 価格:
- ¥ 588 (税込)
- 在庫状況:
- 通常3~5週間以内に発送
ユーズド商品:¥ 199 より
名著にふれる
名著です、一度読んでおきたいと思っていた本です。
江戸から明治の激変期に書かれたこの本は、現在にも
十分通用する内容であり、学問だけでなくさまざまな人生訓
ともなっています。
1万円札の肖像。すべての日本人に読んでほしい
読書の目的:
小林秀雄著「考えるヒント」などにたびたび出てくる"福沢諭吉"。至近で、日本円の札面を一新したときも、変わらず肖像であり続けた"福沢諭吉"、その実像に迫りたかった。
読後感、感想:
檄文。震えました。しかし、まだ消化し切れていない。
意訳された文章ではなく、原文で読んでほしい言です。文章の意味だけではなく、語感、語調、行間を含め、文章全体から発せられるメッセージを、体全体で感じてほしい。
自分が日本人であると、改めて体感したことがある人は、是非、読んでみてください。逆に、自分が日本人であると、改めて体感したことがない方は、あまり、ピンとこないかもしれません。(感覚的なコメントですみませんが...)
天才!!
今から100年以上も前に、これだけ幅広い見識を持っていた日本人はそういなかったでしょう。文句なしに読む価値のある本です。最近、就活で経営者の話を聞く機会が度々ありますが、福沢諭吉の影響を受けている方が多いように思います。
時代遅れ
福沢諭吉が生きていた頃は明治維新のまっただ中で、欧米に追いつこうとするために身分に関係なく学問を重視してこの国を強くしようとした時代です。福沢諭吉の父が漢学者で学があったにもかかわらず重用されなかったことのコンプレックスの反映が見られます。明治維新のおかげで地方は江戸時代よりも貧しくなりました。また学問を一生懸命しても、生まれつきの能力には差があります。身分による差は無くなっても、富による差が大きくなり、欧米ですでに起こっていた階級闘争にまだ福沢諭吉は気づかなかったようですし、立派な人とは学問ができる人ではないです。国のために命を賭けろといっているところを見ると国民よりも国家を重視しているのが見えます。(蜂や蟻の世界のように)
また強い者だけが残り弱い者を切り捨てていくことで、国家が発展すればいいと考えるなら良い著書です。一万円札になったのも政府の考えに合っているからでしょう。
既に日本国憲法の精神を先取り
個人主義の鼓吹や、基本的人権の尊重、法の下の平等、公共の福祉に反しない限りでの個人の自由の尊重など、当時まだ大日本帝国憲法が発布されるかされないかという時期において、既に日本国憲法の精神を先取りしてしまっている福沢諭吉の知性と教養には感嘆せざるを得ません。また、文体も簡潔明瞭、平明達意。一般人には到底理解することのできない多くの啓蒙書が発行されていた当時において、庶民への配慮に最大限心がけ、彼らを巻き込みながら日本の近代化を果たそうとする彼のスタンスにも素直に好感を覚えました。現代人の我々にとっても学ぶべきもの多き名著だと思います。
金持ちになりたかったら勉強しなさい!ってことかも
まず出だしの一編について、私は「金持ち(偉い人)になりたかったら勉強しなさい」というメッセージだと捕らえた。書名からは「勉強しなさい!」と説教じみたことが書かれているのかと思ったが、違った。最初の1ページから楽しい裏切りがあった。また、孔子の言葉を引用して、「こんなことを言うのは愚者である」など、ばっさりと切り捨てるところもあり、一級のエンタテインメントとしても読める。このいい意味での裏切りは痛快である。
後半は、“こうあるべき”という論調になっていくのだが、導入部で本書に引き込まれてしまうので、“説教じみた”話もすんなりと受け入れることができた。現代のビジネス書では、“こうあるべき”を本当に説教として書かれているものが多く、そのような本は自分が叱られているような気がして読んでいてつらい。「学問のすゝめ」は、読み手が自然に読み進められるように気を使っているようだ。そのためか、文章も平易に書かれている(平易に書いていると著者は記している)。
平易とはいえ現代人には読みづらいのだが、読めなくはない。「昔の本だからなあ」と敬遠していた人も、本書であれば読みすすめられると思う。チャレンジする甲斐があるビジネス書の原典だと思う。
天下の名著・世紀の大ベストセラー
率直な感想としては、とにかくめちゃくちゃ面白かったです。
学ぶべきところや気づかされるところがたくさんあります。
福沢諭吉が目の前で講義をしてくれているような、そんな臨場感にも溢れた本です。
言葉を尽くして大絶賛したいぐらい、とにかく素晴らしい本でした。
学問の意義、国家と法、西洋思想、独立自尊、国際社会における日本、などなど盛りだくさんの内容になっています。
明治時代に書かれた本ですが、今読んでも新鮮な発想や説教が心にしみいります。
またもともと一般向けに書かれた本なので、文語文とはいえ平易な文章で語られており読みやすいのもありがたいです。
いまさらですが、本書はやはり日本人の一般教養として国民みんなが読むべき「原点」としての本だと思いました。
安倍首相の「美しい国へ」なんか読むよりも、130年前に出版された本書を読む方がはるかに国民全体の底上げになり、本当の「美しい国」作りへ向けてのインフラ整備ができると思います。
政府にとって扱いやすいバカな国民にならないためにも、みなさんぜひ時間を作って「学問のすゝめ」を読まれることを強くお勧めいたします。
「独立不足」の現代に
慶応義塾生でなくとも、必読の書である。
「国家の品格」より、「学問のすすめ」を読むべし。
今こそ日本人に独立自尊の精神が必要である。
西洋に追いつけ追い越せの高度経済成長期を終え、西洋を追い越してしまって久しい現代には、日本の道を歩む、独立の精神が欠かせない。
文科省の進める「個の育成」なんかより、「日々の教え」をちょっと編集して読ませた方が、遥かに効果があると思われるのだが。
激動時代の参考書
福沢諭吉先生の「学問のすゝめ」は「人は誰も生まれた時は貧富の差がないが、勉強する事で、富める人になります。」と、解釈する事ができます。『実学』を学ぼうと、福沢先生は、読み、書き、算盤の取得を勧めてます。1995年、ウィンドウズ95が登場し、パソコンを使いこなす事が出来る事を現在の『実学』であると判断します。福沢先生は本書において、独立起業を勧めてます。他人に依存することなく、独立の気力を読者に訴えております。十年程前から、世の中のパラダイムが変わってきました。親が子どもに学歴と大企業就職を薦め、安定を望んでいた時代は去った様子です。「学問のすゝめ 初編」の出版後133年が経ち、福沢先生の哲学を生かす時代へと、進んできたようです。激動の時代でも心配ないと思います。私たちはパソコンその他の道具で『実学』を実践する時代に生きているのです。福沢先生が現在生きていたら、私たちに独立起業の挑戦を勧めていたのではないでしょうか。
あまりにも有名な福沢諭吉の本
今月、1000、5000円札紙幣の肖像は変更したが、
10000円の福沢諭吉像だけは変わっていないように、
通貨は国家主権を象徴するものであるという点からは、
福沢諭吉は日本の歴史上の人物として最も重要な人物の一人で
あると言えるだろう。
この本には非常に読みやすい字体で、
福沢諭吉の学問に対する、穏やかではあるが
奥底に熱い情熱が潜んでいるような姿勢が書かれている。
個人的には、今ではゆとり教育に代表されるよう、
自ら勉学に制限をかけるような制度が進んでおり、
これをもし福沢諭吉が知ったら何というだろうか非常に
興味深い。
福沢諭吉に少しでも興味を持たれた方にはぜひお勧めしたい一冊。
