- [著]遠山 啓
- カテゴリ:
- 新書 (200頁)
- ISBN:
- 4004160073
- 発売元:
- 岩波書店 (1972/01)
- 価格:
- ¥ 735 (税込)
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子どもというのはこんなことにつまずくのか!
数学教育の歴史と著者が勧める指導法の解説です.
大人になってしまった私たちには当たり前と思われることも子どもたちにとっては理解しにくいものがあるようです.例えば,「男の子が5人,女の子が3人います.男の子は女の子より何人多いか」という問題で,「5-3=2」と答えを書くと,「先生,男の子から女の子は引けません」というような疑問がでたそうです.子どもというのはこんなところにもつまずいてしまうのかと驚きでした.このようなことを考慮すると,同じ引算でも,差を求める求差と余りを求める求残を区別して教える必要があるとのことです.教育というのは何と奥が深いんだろうと思ってしまいます.
量,数,集合と論理,空間と図形,変数と関数の各話題について,どのように指導していくべきかという話が書かれており,目からウロコが落ちることしばしばでした.
また,外国人は計算が苦手だとよく言われますが,言語と算数の得手不得手の関係はなかなかおもしろい話です.
数学ぎらいだったのに技術者
中学一年の夏休み、私は数学の宿題で2aを単なる「ニ・エー」という記号としてしかとらえることのできず、「このままわからないくてよいのかなぁ〜」と途方にくれていたさなか、この本に出会いました。とにかく「数学をわかりたい」という意識を強くもっていた自分はわらにもすがる気持ちでこの本を手にしました。よみ進むうちにいままでの「算数」、「数学」に対するイメージをくつがえらされ数学を見る目がかわり、「わかりたい、知らない世界をもっと知りたい」との欲求のもと次第にのめりこんでいくようになりおのずと理系にすすみました。その後手にした本書と同じ著者執筆の「数学入門」は私にとってかけがいのない恩書となっております。数学をなんとかわかりたい、好きになりたいという人はぜひ手にとることをお勧めします。
数学が得だった人も不得意だった人も。
内容は他の方のレビューを見ていただければ分かるとおりで私が付け加えることはない。
この本の使い方としては数学やり直し本として定評のある著者の「数学入門」(岩波新書)を読む前にこの本を読んでおくのがよいと思う。
数学とは何だろうか。
数学という分野は不得意・得意の人がはっきりとわかれる
不思議な学問であります。
私は本著を高校生の頃、読みましたが
数学とはどのように学び、どのように教えられれば
誰もが数学嫌いとならないのか
本著は教えてくれます。
数学嫌いの方も、高校の頃、数学が嫌いであった人も
本著を通じて、数学の大切さ、数学のおもしろさを
是非、知って頂けるのではないかと考えます。
