- [著]輿水 泰弘/ 碇 卯人
- カテゴリ:
- 文庫 (440頁)
- ISBN:
- 4022644281
- 発売元:
- 朝日新聞社 (2008/01/11)
- 価格:
- ¥ 798 (税込)
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やはり脚本にはかなわないか
前作を読んで、小説としてはいまいちなできだったものの、相棒が好きで結局これも買ってしまった。シーズンの最初の方は見ていない部分もあるので、どういったストーリーがあるのか知りたかった、という程度でしょうか。やはり人物が描ききれていないというか、右京&薫コンビの魅力は伝わらないかな、と思う(表紙もちょっとね・・・)。テレビドラマを知らずに、というか、脚本の素晴らしさを知らずにこの小説から相棒の世界に入ってしまった人がいるとしたら、相棒ファンになるべき人が相棒から去ってしまうのでは、とちょっと心配です。
ストーリー自体はとてもおもしろいんですよ。特命係がどのようにしてできたのか、右京が警視庁の片隅に置かれている理由がやっとわかったし、小野田官房長官との関係もよく分かりました。小説としての出来は、はっきり言ってよろしくないと思いますが、相棒のストーリーガイドのようなものとして読めばそれなりに楽しめるのではないでしょうか。
「相棒」というひびき
私は「相棒」の最初の頃をテレビで見ていないので
けっこう新鮮な気分で読むことができました。
右京さんと薫ちゃんの距離感が微妙に縮まってくる感じとか
「相棒」としての位置づけが確立されていく感じが伝わってきます。
なにより「相棒」という言葉のひびきが
この二人の関係をいちばん的確に表しているんだろうなぁっていう気がします。
アルバムみたいな感じなのかな
ストーリーを知っている人にはミステリーとしての面白さはないでしょうが
このシリーズを見たことない人や相棒そのものを見たことがない人には
短編集のように面白く読めると思います。
景色や設定の微妙な表現や
つかみにくかった表情の裏にある心理状態など
くどくない程度に上手に描いてあり
本編を思い出しながら読みました。
昔のアルバムを見るように楽しく読みました。
ノベライズではなく「シナリオ集」の出版を!!
シナリオ集をそのまま出版してくれたらいいのに。
ノベライズとは余計な事をしてくれた。
表紙も・・・
小説としては・・・
小野田官房長官の一人称が「俺」とかありえないし、口調もTV版と違いすぎる。
それに、場面展開がわかりにくすぎる。
映像であれば背景としてあらわれる舞台設定が、
小説化されてほとんど描写されておらず、わけがわからない。
9話分詰め込まなくていいから、そこらへんをもっと丁寧に書いてほしかった。
9話を1冊ずつしっかり書いてくれれば全部買うのに…
TVドラマを小説化したにしては人物の性格が違ってるし、
独立した作品としては、状況描写が著しく不足している
読書が好きで相棒も好きだから買ってみたものの、えらく期待はずれだった。
むしろTVシリーズを全く知らない人向け…かな。
人気のテレビドラマ「相棒」のノベライズ。ぶっちゃけそれ以上でもそれ以下でもない。ほぼテレビ版のストーリーまんまで、付け加えることも省くこともほとんどしてないんだな。12話を9話に再構成してあるくらい。
もとのシナリオがしっかりした作りだから、つまんないわけではもちろんない。水谷寺脇コンビの熱演こそないが、秀逸な人物造形はそのまんまだからキャラクターの魅力だって申し分ない。ふつーに誰が読んでもそこそこに楽しめるだろうとは思う。
が、テレビシリーズの熱心なファンに勧められるのかってェとそのあまりにまんまな作りゆえに意外性のかけらもないこた事実。反芻以外のナニモノにもなんないと思う。事実、プレシーズンからのファンであるやつがれ自身がそう感じた。
一番オススメできるのはたぶん映画版だけ見てこのシリーズに興味をもたれた方がTVシリーズはどんなのものかをちょっとお試しするって場合じゃないかな。続いて気楽に読める警察モノのミステリー探してる人。本書を読んで気に入られたなら、ゼヒTVシリーズに触れてみて欲しい。より魅力の深まった物語を堪能できるはずだから。
…ところで、小野田官房室長(ほら、一徳さん演ずるあの人)って一人称「俺」でしたっけ?自分の記憶の中では「僕」って言ってるんだけど。
追伸
言ってました。
先日見た再放送で、たしかに官房室長「俺」って言ってた。初期はそうだったんだなー。少しずつキャラが改良されてきてるってコトなんですねェ。あのキャラにはもちろん「僕」のが向いてるよね。
ノベライズの宿命?
水谷豊と寺脇康文主演の刑事ドラマ。以前から気にはしていたけれど続けて観ていたわけではなかった。今回劇場版が作られるのを機会にか、過去の作品がノベライズされて出ている。
ドラマそのものを観たほうが面白いかもしれない。
