- [翻訳]中村 妙子
- カテゴリ:
- 単行本
- ISBN:
- 4034210109
- 発売元:
- 偕成社 (2000/11/27)
- 価格:
- ¥ 840 (税込)
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心に響く言葉
心に響く言葉,まさにそれがぴったりの本だと思います。私たちの周りには心に響かない言葉があまりに沢山あります。
原文もいいですし,翻訳も,いいと思います。私たちが忘れてしまっていることを,思い出させてくれる文章です。私たちは,見えないからといって,存在しないと思い込んでいることがたくさんあるのではないでしょうか。平和だって,愛情だって,友情だって,安心だって,具体的なモノとして存在しているわけではありません。
ぜひ,クリスマスアニメーションの「ポーラーエキスプレス」と併せて見てみてください。この本と,アニメーションの間につながりが見えてきます。
わたしが少女だった頃
今でも根強い人気がありますが
私の持っているものは
もう四半世紀も前に、
おばからのプレゼントされた本です。
いつも見るわけではありませんが、
見るとあったかくなる。
子供がもう少し大きくなったら、
「サンタさんっているの?」と聞いたら、
この本を手渡したい。
わたしんちの本はそのときを待っているように
今も本棚にあります。
ほんわかした気分になります。
絵本なので、10分もあれば読めます。
ある少女が「サンタって本当にいるの?」という疑問をお父さんに投げかけます。
すると、お父さんが新聞社に聞いてごらんと言います。
そして、実際に掲載されたのが、本書です。
読後、目に見えなものって大切なんだなってつくづく感じました。
10歳ぐらいの子供にもお勧めの一冊です。
編集者の心の温かさがあってこそ
「サンタクロースって、いるんでしょうか?」
質問をしてきたのは8歳の女の子。
誰もがその存在を信じ、そして大人になってその真実を知るサンタクロース。
さぁ、新聞社の編集者はなんて答えるか。
100年以上も前にあった、8歳の女の子と1人の編集者さんのたった1回のやり取り。
短い文章だけど、とても心に響くメッセージが込められています。
素朴な疑問に真摯に向き合った編集者の心の温かさがあってこそ、
このような不屈の名作といわれるものが出来上がるのだと思います。
毎年、クリスマスになると読まずにはいられない一冊。
これから親になる若い人には絶対に読んで欲しいです。
現代の子どもに理解できるかな?
8歳の少女の問いに、真っ正面に向き合い、丁寧に、そして誠実に答えた
フランシス・チャーチさんの文章は、本当に美しく、愛情に溢れた名文です。
それこそ星5つでは足りないくらいです。
でも、正直言うと、これだけの名文を今の8歳児がどれだけ理解できるのかな?
という疑問が残ります。「サンタさんっているの?」と尋ねる小学生に
「これを読んでみたら?」と手渡すだけでは、この著書の素晴らしさを
半分も理解できずに終わってしまうような気もするのです。
ですから、まずはお父さん、お母さんがこれを読んで、それからお子さんと
一緒に考えたり、話し合ったりして、そして最後に本書を読ませてみると
いいのではないかと思います。
大人になってから、あらためて信じられるように。
小学生も高学年になって、サンタクロースを信じなくなりました。
すると、自然にプレゼントは来なくなりました。
けれど、この本を読んで、
「もしかしたら、本当はサンタクロースはいるのかもしれない」と思い始めました。
世界中で愛される誰よりも有名なサンタクロース。
「プレゼントを大事な誰かに届けたい気持ち」の象徴なのでしょう。
責任ある立場の編集者が、その社説で断言したサンタクロースの実在を、
私もまた、歳を重ねて信じられるようになりました。
そうです。サンタクロースはいるのです。
子供を包むやさしい嘘
今、読んでも大変心温まる絵本ですが、ここでは子供に買い与える方のために、私が小学校中学年のときに読んだ印象を。
当時、比較的早熟だった私は、サンタクロースがいないことは知っていました。しかし、おとぎ話やファンタジーの世界をすべて否定するほど強くない、そんな私にとってこの絵本はお気に入りでした。大人の温かい嘘と誠実さ、筆者の子供に対する優しい視線になんともいえないぬくもりを感じ取っていたのだと思います。
大人世界に反発を覚え始めたプレ反抗期の子供や、まだ純粋にサンタクロースを信じている子には、この本は向かないかもしれませんが、幼児期を抜け、外の世界や現実と虚構の断絶を知りとまどっている子供たちには、温かい贈り物になると信じています。
見えないものを信じる心
子どもの頃、サンタさんを信じていましたか?いつまで信じていましたか?
私は小学校2年生まで信じていました。翌年のクリスマスの前、
「サンタはお母さんとお父さんだから本当はいないんだよ。」といきなり言われて、
ショックを受けると言うより、「やっぱり」と思った自分を思い出しました。
子どもの頃にこの本に出逢いたかったです。
目に見えないなにかを信じる。そういう心を取り戻してくれる本です。
そして、「サンタっているんじゃない?」と思いました。
子ども、大切な人への贈り物として最適だと思います。
こんな世の中でも、子ども達には、この本のように、素敵な気持ちを
いつまでも持ち続けられる大人になって欲しいですね。
信じる心。実は素敵な事なんだと気付かせてくれます。
一度失ったサンタへの思いをもう一度感じてみて下さい★
忘れかけているもの
「サンタクロースも、妖精も、魔法使いも、いやしないんだ。」
そんなふうにこの世界を悟り始めたお子さんがいれば、ぜひ読んでほしい。
子どもだけでなく、
おとぎ話なんて思い出すことさえできないような大人にも読んでほしい。
この本を読んで、何も感じない人がいたとしたら、
きっとその人の人生は輝きのないものだろう。
今でもこの絵本を読むと、涙がでる。
乾いた心の奥にまで染み込んでくる文章のあたたかさ。
100年前のこの新聞記者に感謝を伝えたい。
本当の大人って、こういうことだ。
60歳近い新聞の論説委員が、
8歳の少女の質問に真摯に暖かく答える。
本当の「大人」って、こういうことだ。
クリスマスの名文として有名になったこの文章だけれど、
筆者が明らかにされたのは死後のことだという。
1897年のこの文章が、現代にまで生きていること自体に感動した。
「そうです。サンタクロースはいるのです。」
その強い言い切りを思い出して、僕は時々、泣きそうになる。
