- [著]上橋 菜穂子
- カテゴリ:
- 単行本 (309頁)
- ISBN:
- 4035402303
- 発売元:
- 偕成社 (2000/05)
- 価格:
- ¥ 1,575 (税込)
- Amazonポイント:
- 15 pt
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 355 より
歌手は年をとらない?!
中世の吟遊詩人を思わせるユグノが「52歳なのに20代の若者に見える」という表現にぐっと引き込まれました。「千の風になって」や奄美出身の中(あたり)さんの「花」という歌のヒットを思い出しました。8年も前に物語が執筆されていたことを思うと、上原先生の感性が時代を先取りしていることにも驚きました。
歌、しかも肉声の魅力(魔力)については私も音楽療法講座で解説するだけじゃなく「守人シリーズのユグノを知っていますよね」と多くの人と共通理解できればステキだなあと感じました。
音楽好きの読者はぜひ一読ください。
シリーズ中、一息つける巻
「夢」と「花」がテーマで、前ニ作に比べると、ちょっと一息つける巻です。 無敵の女用心棒バルサのアキレス腱である、幼馴染のタンダが人鬼に化す、というファンのツボを刺激するあらすじではありますが、かと言ってふたりの関係がすごく進展するわけでもないです。 でもそこがバルサとタンダらしいという感じですが。
花番・花守り
『精霊の守り人』 チャグム
『闇の守り人』 ジグロ
『夢の守り人』 ?と思っていたら最後になんとトロガイ師だそうです。
守り人シリーズで無理やり感が。
トロガイ師、タンダなどの生い立ちが少し興味を引きますが、魂のみとなったタンダが自分の体に戻れないといいながら簡単に鳥の姿になって戻るとは・・・
お話自体の面白みも精霊に比べて大分劣る作品でした。
深い・・・
今回も深い。
「精霊の守り人」「闇の守り人」に続くシリーズ三冊目です。
前作を知っていた方が、より深いです。
花は、望む夢を見せてくれるのだとか。
私も花の夢に捕われてみたい…
トロガイの「泣くために泣くな」ってのが、ぐっときました。
死者を悼むのではなく、愛しい命を亡くした自分を哀れむ涙もそうですね。
子供でなくとも、大切であればあるほど、なぜ自分が笑って生きているのか、罪悪感に捕われたり。
逆の立場なら、残った人には幸せでいてほしいのに。
★四つでも良かったんですが、命がけでタンダを殺さずに止めてくれたジンの容態が書いてないのでw
『「おれにはね、人がみんな、
<好きな自分>の姿を心に大事にもっているような気がする。
なかなかそのとおりにはなれないし、他人にはてれくさくていえないような姿だけどね。
すくなくとも、おれはその姿をもって生きてきた。
そして、どうしたらいいかわからないわかれ道にやってきたら、どっちに歩んでいくほうが<好きな自分>かを考えるんだ。」』byタンダ
一気読みに値する本その3
人の夢を糧にして、命をつなぐ「花」。夢を見ながら、死に向かってゆく、「花」にとらわれた人々。女用心棒、バルサの3つ目の物語です。
美しく切ない花の夢
人間と精霊が混在する世界を描いた守り人シリーズは、精霊の守り人、闇の守り人も面白かったのですが、私は夢の守り人が一番好きです。別世界で咲いて実を結ぶ花が紡ぎだすストーリーはあまりにも美しく切ないものがあります。その夢の世界に誘い込む歌は絶対に手にはいらないものを恋い焦がれるような響き。捕らわれた人を助けるために人鬼と化したタンダをバルサやトロガイは救えるのか。かろうじて自分の魂を守ったタンダが花の夢の世界で言った「みんな(好きな自分)の姿を持っていて、わかれ道にやってきたらどっちに歩むのが(自分の好きな自分)か」、という言葉はなかなか哲学的です。私は多くの人にこの話を知ってもらいたいので、もののけ姫のようにアニメになったり、外国語での翻訳版も出来ればいいと願っています。
テーマ薄?
三部作中では最もつかみ所のない話でした。 ちょっとテーマが薄いかなという気はします。 特にユグノが、私には最後までつかめなかった。 チャグムの再登場はうれしいところですが・・・1、2巻と比べるとやや見劣りする感じです。
大人も楽しめる児童書
守り人シリーズ第3巻。前作の2巻があまりにも面白かったので、3巻はちょっと物足りない感じがしました。もちろん、それでも充分に面白い事には変わりはないのですが・・・。このシリーズは是非とも大人向けに文庫化して欲しいですね。平仮名ばかりの本というのは、読み慣れるまでが疲れます。
大呪術師トロガイの過去とは?人鬼と化したタンダをバルサは救えるか?!
バルサ、やっぱりカッコイイ!!
3部作の最後の作品。とにかく頭の中に色彩が浮かび、美しい。ナユグを見る魔術師の老婆の若かりし頃の恋が切ない。久しぶりに泣けた。また相変わらずバルサがカッコヨク、読後しばらく余韻が残った。子供だけで味わうなんて勿体無い。ぜひ、大人にこそ読んで欲しい。
