- [著]大野 晋
- [著]浜西 正人
- カテゴリ:
- 単行本(ソフトカバー) (932頁)
- ISBN:
- 404011700X
- 発売元:
- 角川書店 (1981/01)
- 価格:
- ¥ 5,355 (税込)
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この類語辞典は画期的でした。
昔の類語辞典は、どういう趣旨で類語が集めているのかがよくわかりませんでした。
装丁もぱっとしないし、買っても、引いたことがありませんでした。
角川類語辞書が出たときに、衝撃的でした。
読んだり、見たりするだけでも勉強になる類語辞書。
しかも、分類もわかりやすく、参考になり、シソーラスという概念を初めて知りました。
A 自然
B 人事
C 文化
に分類し、
それぞれをさらに3−4
A 自然:自然、性状、変動
B 人事:行動、心情、人物、性向
C 文化:社会、学芸、物品
に分類しています。
この分類自体が、新鮮で、さらに、その配列でいろいろ知りたいことが分かったときの驚きは今でも残っています。
インタネットの検索では、用語の木としてのシソーラス(類語辞書)は役に立ちます。
そのため、用語の木の作り方を説明したり、音楽とか、ソフトウェアとかの領域に絞って作ったりしました。
その際に、いつもお手本としておいていたのがこの類語辞書です。
仕事場用と、自宅用の2冊をいつも常備しています。
ps.
分類も、細かい分類では、
気象:天気
位置:場
形状:高千
数量:数
関連:関係
労役:労働
などのように、自分で言い換えて使っています。
やっぱりこれですね
最近出た三省堂類語新辞典も買ったのですが、やっぱりこちらのほうが
私は好きです。一つの言葉から導かれる語彙の数が多いような気がします。
サイズも講談社や三省堂に比べると、微妙に薄くて取り回しが楽です。
その分、字が少し小さいという点はさておき、類語辞典として、ほかの言い方はどんなのがあるかなというときには、重宝で完成度は高いといえると思います。三省堂の方は、やや取り上げ方が薄い感じがします。一番老舗本で改訂もないのに、三省堂の新本に触れて、改めて本書はすごいなぁと思いました。
よいかと
辞書の良さは他の方が書かれているので、それ以外のことを。
文字はやや小さいかと思います。
しおり(紐)が二本ついています。
巻末の索引が、ひらがなではありません。漢字まじりです。だから、
引きにくい。単語を探すのにスムーズにいかない。その点が残念です。
慣れれば問題はないでしょうが。
単語量は豊富です。
言葉の幅が広がります。
是非一冊、お手元に。
日本語表現の幅を広げる
言いたいことはあるんだけれども、もうちょっと「大人びた表現にしたい」「言葉の微妙なニュアンスを相手に伝えたい」など考えている方、こちらの辞書がぴったり。
かくいう私がそうなんで・・・。
会社の会議とか、プレゼンをやるとき、会合で挨拶をするときなどなど、この辞書の出番は社会人になってから増えましたね。
自分で文章を考えて、もう一歩上のランクの文章にしたい、練り上げたい、という状況になると、この辞書は手放せません。
受験のときに、予備校の先生に教えてもらったんだよな、確か。
あの先生、元気にしているかな?
最高のシソーラス
仕事の関係上、現在出ているシソーラスを比較したのですが、一番使い勝手が良く充実しているのがこの辞典でした。サイズも価格も手ごろなので、是非家庭に1冊おいてほしいと思います。索引ページだけ用紙に色がついているのも利用者にとってはありがたい工夫です。
シャープの電子辞書に入っているやつ
シャープの電子辞書に入っています。(セイコー・カシオなどは日本語の類語辞典を入れてるのは売っていない)
自分は紙の辞書を繰るのが面倒なので電子辞書にしましたが、シャープの開発チームが数多い類語辞典の中から角川を選んだという事実には注目した方がいいでしょう。
しかし、類語辞典ほど個人によって判断基準が違うものはないと思われます。実際に本屋にあるやつは手に触れて見たほうがいいと思われます。
類語辞典と言うより、 「新羅万象概念辞典」 と言うべきか
ある言葉の類語を見つけようと思うとき、ふたつのケースが考えられる。
とにかく単語の置き換え事例を素早く発見したい場合と、その言葉の背景から理解し、概念を確立して適切な言葉を発見する場合と、ふたつである。
この辞典の目的は、前者ではなく、後者にある。
したがって、書名は 「類語辞典」 と言うよりもむしろ 「森羅万象概念辞典」 とした方が良いのではないかとさえ思う。まぁ、ネーミングとしては良くないが、意味からするとそのような書名になる。
すべての概念をコード化して表現するその発想を、一度ページをめくって体験して欲しい。日本語に関心のある人なら、一見の価値あり。
ネットサーフィンならぬ、ディクショナリー・サーフィン
この辞書を使い始めて、20年あまり。執筆活動をする時、また、違う言い回しをしたい時、いつもこの辞書が傍らにあります。
また、調べているはずがいつの間にかハマッテシマッテ
ディクショナリーサーフィンをしてたりします。
読み物ではないけれど、それほどハマッテシマウ不思議な辞典です。
文章を書き続ける人に
簡略な文章で、類語を違いまで紹介している。意味を調べるのではなく、異なる表現をしたい時には最適な辞典。また、必要最低限の文章で細かな違いを表現している点は、むしろ執筆活動の良い参考になるはずだ。
我が国最高・最強の類語辞典
本書の優れたところは、世界の森羅万象を10-100-1000という大中小の項目に十進分類しているところにある。例えば「本」という単語を索引で調べてみると、101「こそあど」、175「真偽」、185「正副」、829「助数詞」、848「書物」、863「書芸」の6分野にまたがっており、それぞれの欄に「本」という言葉が仲間の単語と並んでいる。そこでさらに「書物」のコーナーに進んでみると、本、書、書物、書籍、図書という一般的な単語から始まって、書巻、書冊、典籍、草紙という文章語や、主著、拙著、貴著、遺著、稀覯本などの派生語、さらには「袖珍」や「ぞっき本」など今ではほとんど聞かれなくなった言葉まで、豊かな日本語を余すところなく網羅していることが分かる。本書は、他の類語辞典と同様、華麗で変化に富んだ文章を書きたい人にとっても、(一度索引を経由する手間はかかるが)十分に役立つだろう。しかし本書の真価は、日本語の概念体系の構築と分類という難事業を成し遂げたことにこそある。このような構成は日本はもとより外国のシソーラスにもほとんど例を見ない非凡なものである。整然と分類され、配列された語群をみていると、あたかも「言語の体系」を目の当たりにしているかのような気分になるほどだ。本書は、もともと浜西正人氏がライフワークとして取り組んできた仕事を大野晋氏が発見したことによって世に出たもので、一個人による地道な、しかし偉大な業績といえる。唯一残念な点を挙げれば、初版以来全く改訂がなく、収録語数(約5万語)も必ずしも多くはないことだろう。しかしそのことを差し引いても本書の価値はいささかも損なわれるものではない。あえて我が国最高の辞典と呼ぶゆえんである。
