- [編集]角川書店
- カテゴリ:
- 文庫 (293頁)
- ISBN:
- 4043574088
- 発売元:
- 角川書店 (2002/01)
- 価格:
- ¥ 700 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 95 より
よく読み返す一冊です
いつ頃買ったのか、すっかり忘れてしまいましたが、折に触れて読み返すことが多いです。
時代背景はずいぶん違うのに、今を生きる私の心にズンズン響いてくるものがあることに、
いつも驚いたりにんまりしたりしています。
ほかの方も書いていらっしゃいますが、高校の古文ってイマイチですね。
入試用には文法など頭に入れないといけないのはわかりますが、もっと日本の古典を楽しめる
環境が中高生ぐらいのときに整っていればいいのに。
なんて身近な話題を兼好法師は書いておいてくれたのだろう…ということに気づいたのは、
「古文の勉強」から解放されてからのことでした。
楽しめる本だと思います。
日本が誇れるエセー
小林秀雄の評価ではないが この本はモンテーニュのエセー、マルクスアントニウスの自省録と並んで 世界随筆文学の一つの頂点をなしていると考えて良いと思っている。
各段はいずれも短く 短剣を思わせる切れ味に満ちている。読んでるほうも全く油断できない書物だ。
小林が「空前であり 絶後とさえ言いたい」と言い切って絶賛しているが 確かに これ以降 これほど見事で美しく なにより 賢い随筆にはお目にかかっていない気がする。
現代を生きる僕らは そんな徒然草を持ちえた日本に誇りを感じる。しかし 一歩引いてみると これを乗り越えた物を作れていないその後の日本人は ちょっと まずいんじゃないかという気もする。
こういうのを読みたかった
この手の古典本というと、受験参考書系統のもので、文法ばかり書いてあるか、それとも、岩波文庫みたいに、字はやたら小さくて、訳もなく、読める人は一部の人間でした、というものばかりで、本書のようなシリーズがあると知って、とりあえず、購入した。
昔、古典に少しでも慣れようと思って、桃尻語訳などとふざけたものを買って大損したことがあったが、この角川のシリーズは裏切らなかったです。
本当に分かりやすく書かれていて、古典の文法なんか知らなくても、すらすら読めます。しかも徒然草は中身が面白い!教訓めいたところもこの年になって読んでいると、身に染みる。
とりあえず、読もうと思っている人は、訳だけパパッーっと読んでいけばいい。
今も昔も
「今も昔も人間ってあんまり変わらないんだなあ」
古典作品に触れるたびにそう思います。高校時代、私は古典だけが唯一、得意科目でしたが、現在、こうして読み返してみると「ありゃ、文法忘れてる・・・」と思い知らされることが。いろんな意味で・・・
‘この世は無常’だそうです。人の営みもはかなく栄華を誇った人間も何時しか荒廃し、哀れな者になるなるそうです。何事も死後の事まで取り計らっておくのは無駄だそうです。う〜ん深い。
焦らず、急がず、ありのままに生きようっと。
最高の生き方本
「徒然草」は、今までどんな本よりも、私に影響を与えてくれた本です。もっと早くに出会っていたら、人生変わっていたかもしれないくらいの、素晴らしい、生き方の教科書ですので、読んだことのないすべての人に読んでもらいたいです。このビギナーズ・クラシックスのシリーズは、古典に親しみたい人の入門書として、一番親切で、お買い得感ががあります。すべての段が紹介されていなくても、物語の良さ、見所を伝えるのに、十分な構成になっていると思います。一つの段は、現代文の次に古文が続き、解説が加わります。巻末には、他に出版されている「徒然草」の案内も載っているので、とても参考になる一冊です。このシリーズは、どれも表紙がおしゃれなので、全部揃えて、本棚に飾っておきたくなりますね。
いいよ、このシリーズ!!
はっきりいって高校時代古典は大嫌いだった。
尊敬語だの謙譲語だのなんだの全く受け付けなかった。
ところがどっこい、大学生になり社会科学を渉猟していくうちに、
日本の古典を読みたくなった。しかし初心者もすんなり入れるように
編集されてるのがなかなかない。
そこで角川さんのこの仕事ですよ。
読みやすい読みやすい読みやすい。
スラスラスラ。タンタンタン、と。
これ。
さて、卜部兼好。この方かなりの哲人。
これを知っただけでも読んだ甲斐があった。
西洋思想ばかり渉猟してたが、今後は日本の古典も読もう。
そう思う今日この頃です。
もっと載せて
かぶった釜を強引に抜いて鼻と耳が削げた法師や、ひたすら栗を食べる娘の話なども載っていたらより面白かったと思います。
ちなみに「春はあけぼの」は枕草子ではなかったでしょうか?
日本人の繊細な心
高校生の時に退屈だった古文も、こういう本と出会っていたらもっと楽しくなっていたでしょう。
実にこなれた現代語訳で、徒然草の魅力が余す事なく表現されています。一千年前の日本人がいかに繊細な心の持ち主だったか。そしてそれは必ずや今の日本人にも引き継がれているはずです。
137段には「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨にむかいて月を恋ひ、垂れ込めて春の行方知らぬも、なほ哀れに情け深し」とあります。このような繊細な物の見方が出来るのは世界中で日本人だけであろうと感じずにはいられないのです。そしてそれは、子供の頃になされる日本の情操教育の賜だと思えるのです。日本は素晴らしい国です。四季の息づき、勤勉な国民、繊細な心遣い、緻密で信頼性の高い国民性。私は、この国が今後益々発展する事を心から願って止みません。
解説が・・・。
現代語訳と原文と解説文とコラムで構成されていますが、原文がよいのはもちろんですが現代文大変分かりやすく、また面白く、とてもよかったです。ただ、解説文は解説を書いた人の主観が入りすぎで、読者の想像の自由をかなり妨げてしまってるように感じました。(私は古文に詳しくない一般人だからそう感じただけかもしれないが。)解説文は仰々しい批判文のように感じ、エッセイというか、随筆としての気軽感が薄れて楽しく読めなくなりそうだったので解説文だけは流し読みにしました。
解説が・・・。
現代語訳と原文と解説文とコラムで構成されていますが、原文がよいのはもちろんですが現代文大変分かりやすく、また面白く、とてもよかったです。ただ、解説文は解説を書いた人の主観が入りすぎで、読者の想像の自由をかなり妨げてしまってるように感じました。(私は古文に詳しくない一般人だからそう感じただけかもしれないが。)解説文は仰々しい批判文のように感じ、エッセイというか、随筆としての気軽感が薄れて楽しく読めなくなりそうだったので解説文だけは流し読みにしました。
