- [著]宮部 みゆき
- カテゴリ:
- 文庫 (460頁)
- ISBN:
- 4043611110
- 発売元:
- 角川書店 (2006/05/23)
- 価格:
- ¥ 700 (税込)
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少年の心
少し前にテレビで放映されている&大人も読んでいる姿をみて、
気にはなっていた本です。
もともとファンタジー物というよりは、読ませる本の設定が
たまたまファンタジーだったと思っていましたので、
序章もさほど重いとは感じませんでした。
むしろ大人からみれば、やや一人よがりな心の鬱屈をどう処理して成長していくのか、
そこに興味がもたれる作品です。
一人よがり
全くファンタジーではない。ロマンシング・サガに影響されたんだか何だか知らないが、やたらとゲームの題名が連呼され見苦しい。文章にしても「観察があった」等、意味不明な言葉が沢山ある…斬新とはこういう手法で狙うものか?こんなものを書く作家が日本の誇る大作家とは…全く悲しくなる。クロス…に至ってはキングに影響を受けて、というよりはパクりととってもいい内容。どうなっちゃってるんでしょう?日本の小説界って…。これをファンタジーと位置づけるなどおこがましい。マキャフリィの竜シリーズや歌う船シリーズ等を読んでみて下さい。本物のファンタジーです。
テレビアニメで・・・
面白いです でも長く 最初は重いです
映画で一気に有名になりましたが個人的にはテレビアニメで放送して欲しかったな〜
大事なところが抜かれすぎていて。。。
勇気や元気をもらいました!
「あなたの身におきたことは、
すべてあなたの人生に必要になるからおきたこと。
どんなに当初の目的から外れ、
回り道をしているように見えても、
それが自分の欲のためじゃなく、
誰かが喜んでくれるなら、
大丈夫、
道、それてないよ♪
失敗もあったけど、
結局、乗り越えて、
成長してきてるじゃない。
全てのことは必然、
全てのことには価値がある。
だから、
あなたにも価値がある。
だから色んな出来事を楽しみ、喜ぼう。
ときには悲しみ落ち込むけど、
あなたには友達がいる!
頼られて、また頼っていれば、
やっていけそうじゃない。」
私は、この本を通してそんなメッセージをもらいました。
きっとあなたにも、主人公ワタルとの旅のなかで、
あなたに必要なメッセージと勇気が見つかると思いますよ。
一番インパクトのあったキャラクター
●この話で一番すごいモンスターは主人公のオヤジでしょう。理屈ぽくかっこつけていつも家族を論破しひざまづかせてたくせに最期は自分の下半身の欲望で暴走するダッセー人間です。なんというか教育というのはこういう人物になるのを防ぐためにあるのだと思いました。こういう場合もし子供に刺されてもたぶん情状酌量で無罪になりますね、その子は。あるいは親だったら告訴取り下げるでしょう。だって自分の欲望達成したんだからちょっとやそっと血がブシュブシュ出るくらい我慢すべきでしょう。トカゲのあんちゃんや猫娘がこのオヤジの描写を読んだあとだとなんと気高く良き心か。騎士団の団長然り竜やトカゲの親方然りみんな化け物あるいはそれに順ずる存在なのに現世での人間より遥かに礼儀正しい、包容力がある、気安くやさしい。これはかなりどぎつい作者の皮肉受け止めました。見た目は理知的でも心は薄汚い化け物だった主人公のオヤジ、主人公は、たぶん死ぬまで自分の父よりトカゲの方に暖かい思いを抱き続けるんでしょうね。そっちのほうが正しいと思います。●やっぱり宮部さんはああいういやらしい人間を描くのがうまいですね。デフォルメされた悪よりも身近な悪。●ブレイブストーリー現世偏が好きな方は「戦場のサレ妻」という本もお勧めします。こっちにもどうしようもない下半身モンスターの亭主が出てきます。同性でもさすがに呆れます。なんでそんなに感情に弱いくせに結婚しちゃったの?って。
単なる「お子様向けRPG」と思いきや
宮部みゆき作RPGのノベライズ、というのがもっとも適切な紹介になるだろう。アニメ化もされ、一躍彼女のもっとも有名な作品になったが、お話は万事が古めのテレビゲームさながら、善悪ははっきりと分かれ、危険はいつもぎりぎりで回避され、万事好都合にまっすぐ進んでいく。一見複雑にみえても、地名と何人かの人名を覚えれば作品世界の理解は容易。今時のRPGなら、この程度の世界構築は平凡であるとさえいえるだろう。
文庫版は3冊に分かれているが、中巻まではリアリティも希薄。いかにもフィクションらしい手触りである。だから私は最初、これは「お子様向けRPG」だと思い、期待して読み始めたことを後悔した。しかし、下巻では描写に力が加わり、俄然物語に熱を帯びる。あたかもそれまでの全てが、北の帝国潜入以後のクライマックスへの伏線であったかのようである。主人公・ワタルの最後の決断は予想どおりであったが、読後感はよく、私はこの異界の物語を堪能して読了した。この上なく健全、昔の子どもなら小学校低学年でも読めたと思われる明快・平易な文章であり、エンターテインメントとして肩肘張らずに楽しめる点では、とくに日頃読書に親しんでいない青少年にはありがたい作品だろうと思う。
いわゆるゲーム小説?
少年が冒険の旅を通して成長するという普遍的なテーマは、今まで数々の名作を産んできた。ストーリーテリングの名手、宮部みゆきがいわば定番の枠の中で、どんな技の冴えを見せてくれるか期待して読んだ。
率直な感想は、「そこそこ無難に小さくまとめた」というところか。両親の不和という現実サイドを生々しい設定にしてコントラストを強く見せてはいるが、ファンタジーの部分は平板なRPGを文章に移し変えたという域を出ない。ゲームに興味のない私のような読者にとっては、魔法だの呪文だので力を得たり、窮地を潜り抜けるという設定は非常に安易に見えてしまう。
この作品と比べれば、同じ異界モノのファンタジーでありながら、例えば十二国物語シリーズの何と緻密で奥深いことか。人種差別、武力侵略、経済格差などの問題が絶妙に織り込まれていながら、「ああ、あの国のあの事件のことね」とあっさりネタが割れるようなエピソードは一つも無い。
一方この作品では「設定を借りてきました」という状況があまりにも分かりやすい。若飲みするしかないボジョレー・ヌーボーのようなものだ。テーマは悪くなかったが、もっと練り上げ、磨きをかけて出してほしかったという気がする。
映画を見てからの場合
アニメの映画を見てから、原作を読もうとしました。
アニメに比べると、内容が濃いので、なかなか読み進みませんでした。
原作が何が言いたいかを消化しようとすると、アニメだけの理解では難しいものがあるかもしれません。
登場人物の立場や、社会構造などを、少しずつ、読み解いていくとよいかもしれません。
文庫は、いつまでに読まなくてはいけないというものではないので、時間をかけて読んでみてはいかがでしょうか。
グイグイ読みました。
私が知ったのはアニメ映画のCMです。
さすがにアニメ映画は見に行けないなと考えつつ見ていると
原作者が宮部みゆきさんということなので驚きました。
子供向けの小説も書かれるんだろうかと…
しかもファンタジーですか???と
悩みながらもついに全三巻まとめ買いをし読み始めると、
全然子供向けじゃありませんでした。
大きなテーマは勇気と正義とは?というファンタジーの王道が題材です。
でもその中に、人の弱さ(これは普段目を避けがちな自分の弱さ、大人の醜さ)が
誠実に書かれてあったように思います。
一気に読み上げ、久しぶりに満足できたように感じます。
ただ、絶対悪と絶対の正義に分類できない。
人は迷い、後悔をし、それを打破し成長するものだと感じられる小説です。
上質
なかなか質の高い作品だと思います。確かにストーリー展開にはそんなに意外性がありませんが,人物描写が巧みで思わず引き込まれました。その点,長編ながら退屈せずに読めるのではないでしょうか。そして一番のポイントは他のファンタジー作品にはない,壮大なテーマです。それが主人公の葛藤として表現されており考えさせられます。最近の外国ファンタジー作品に飽きた人にお薦めです。
