<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
>

<channel>
	<title>Reviews:さまよう刃 (角川文庫)</title>
	<link>http://www.amache.net/detail/4043718063</link>
	<description>description</description>
	<pubDate>Wed, 03 Dec 2008 10:04:10 +0900</pubDate>

<!-- Reviews -->

	<item>
		<title>「正義とは何か？」</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#A3I5JCFJ097TRO</link>
		<description><![CDATA[　東野圭吾の作品は、「ガリレオ」シリーズや「加賀恭一郎」シリーズに代表される、「探偵」物も多いが、本作品や「天空の蜂」「手紙」などのような「社会派」作品も多い。個人的には「探偵物」はもとろん面白いと思う。しかし、本作品のような「社会派」作品も同じくらいに評価している。賛否はあると思う。しかし作者は賛否になることを望んでいるのではないだろうか。
<br />
<br />　東野圭吾の「社会派」作品を読むといつも深く考えさせられる。そして、「この小説を世の中の多くの人に読んでほしい」と思う。また、「この小説のテーマについて議論をしてほしい」と考える。東野圭吾の社会派作品はそこまで考えさせられるだけの「魅力」と「力」がある。
<br />
<br />　繰り返しになるが、ぜひ本作品を読んでほしい。「このような人に」ということは書かない。世の中に生きるすべての人に読んでほしい作品だ。そして考えてほしい「本当の正義とは何か？」ということを。意見は人それぞれだと思うが、それでいいのだ。正解は一つではない。いや、正解なんてない。それぞれがそれぞれの意見をいい。それぞれの「正義」というものを見つけ出してほしい。
<br />
<br />　]]></description>
		<pubDate>Sun, 23 Nov 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>久保田真史</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>関西人パワー</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#A1H71H9S71U72M</link>
		<description><![CDATA[　少年法云々を考えるにはちょっときつすぎるな、と言うのが正直な感想です。最大のトリック、種明かしも、面白いですが、この種犯罪について考えるには不謹慎と言う感じです。
<br />　さらに、言うなら、例えば携帯の履歴なんかは、どう扱ったのか、そんなところも、詰めが甘いなと思います。
<br />　ペンションの人についても、登場の仕方が中途半端な気がします。
<br />
<br />　そんなにつまらないなら途中で放り出したかと言うとそうではなく、もう、本当に読む時間を何とか作って一心に読みました。圧倒的な力でグイグイ読ませるのです。５００ページ弱にも及ぶ長編ですが一気に読ませます。
<br />　その力は何かと言うと、たぶん関西人の力ではないかと思うのです。わがまま、勝手、言いたい放題、そして、がめつい、でも、最後のところはアホなほど正直と言う圧倒的なパワーです。私も関西人であり、こういう理屈抜きとも言える様な話が大好きです。
<br />
<br />　あまり、文学賞には恵まれていないようですが、これからも、こんなすごい作品を作り続けて欲しく思います。
<br />
<br />　
<br />]]></description>
		<pubDate>Sun, 26 Oct 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>わだんら</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>ある一定の役割を果たしている本ではありますが…</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#A8BQP8MLZFJBP</link>
		<description><![CDATA[少年犯罪やその関連の法律にまつわる問題を題材にした小説です。
<br />特に娘を陵辱され殺された父：長峰が、その犯人達の1人を殺しもう1人を追いかけ逃亡する自らの行動に関し、｢悪いとわかっていてもやらずにはいられない｣という心の葛藤を持っているその様子は、現在の少年法の矛盾に最も苦しむ存在として、感情移入させるものがあります。
<br />また、子供の問題だけでなく｢子供が犯罪を含めたある種の問題に関わった場合、親としてどういう考えを持って子供と向き合うべきか｣という問題を取り上げたところは大きく評価できます。
<br />この小説にはそういった問題に対し、目新しい解決策となりうる展開があるわけではありませんが、問題を物語の中だけのことでなく現実のものと考えさせ、｢自分ならどう考えるか｣と考えずにはいられなくなる小説でありますから、｢問題提起本｣としての役割は果たしていると思います。
<br />
<br />ただしこの本はノンフィクション小説でなく、東野氏の小説。
<br />であれば、書かれた趣旨はどうであれ、単なる問題提起だけでなく小説としての完成度が求められるのは当然。
<br />長峰氏の逃亡過程で、確かに｢2人目の犯人はどうなるんだろう｣と気になり最後まで読ませられたのは事実ですが、同時に｢なぜここまで大胆な行動で、つかまらないんだろう？｣と思わせる部分があるのは読んでいて気になりました。
<br />大胆な行動が逆に警察の目をくらませているとか、その行動の裏で警察につかまらないための綿密な計算を長峰氏が行っているなどの様子が伺えるならまだしも、どう考えてもその様子はなく、｢フィクションだ｣とか｢携帯の逆探などがしにくい時代背景｣とか｢指名手配犯の写真が公開されても、大概の人はまさか手配犯がすぐ近くにいるなんて夢にも思わない」などといった面を引き算しても、話の流れにちょっと不自然さを感じました。]]></description>
		<pubDate>Sun, 19 Oct 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>buono_buono</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>本作の枠では捉え切れない問題</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#AAOUMIT3OV5W</link>
		<description><![CDATA[本作は、悲劇のどん底に叩き落された犯罪被害者遺族の男性が、
<br />加害者に対する復讐を遂げようとし、
<br />その過程を追う中で、少年犯罪に対する現行システムにつき、
<br />著者なりの問題提起をしようとしたものと推察します。
<br />
<br />さて、発端となる犯罪については言葉もありません。
<br />これ以上ないむごい描写により、全ての読者が主人公の立場を追体験させられます。
<br />そしてとりあえず、読者は主人公を全面的に支持するポジションに置かれます。
<br />そこから、主人公長峰の内面描写や刑事たちの言葉、
<br />別の被害者遺族鮎村の葛藤や架空のテレビ討論などを通して、
<br />読者は現状のシステムにつき様々な意見を投げかけられ、考えさせられます。
<br />
<br />そして、物語は紆余曲折を経て劇場型のクライマックスを迎えます。
<br />憎しみの刃はさまよった末にどこに突き刺さるのか…。
<br />
<br />私は、本作の問題提起自体には賛同しますが、
<br />エンターテイメント作品の枠内に収めきれているかというと疑問に思います。
<br />まず、被害者に感情移入させるべく展開される冒頭の事件の現実味、
<br />そして何より加害者少年の紋切り型の描き方に物足りなさを覚えること。
<br />次に、長峰の葛藤はまだ酌むべきものがありますが、
<br />論点については、従来の見解を並べただけという印象を受け、
<br />もう少し掘り下げるか、強引であれ一つの見解を前面に押し出していただきたかったです。
<br />結末も正直言って、すっきりしない感がありました。
<br />
<br />この問題は、現実の事件に根ざしたノンフィクションの枠組みの方が、
<br />よりふさわしいのでは、と感じます。
<br />もっとも、本作が力作であることは否定しませんが。
<br />]]></description>
		<pubDate>Wed, 08 Oct 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>kagekiyo</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>甘い。</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#A2YY8MKJQHPS7A</link>
		<description><![CDATA[東野圭吾氏の作品を読むのは、今回で２回目だ。前回は、「手紙」。しかし、印象は変わらない。話の展開を維持する設定や知識に、甘さがあるということだ。
<br />　レビューなので結末までは触れないが、警察に追われる立場の人間が、携帯を使っているにもかかわらず、その人物がなかなか特定されない。今の時代において、携帯から微弱電波が各電話局のアンテナに流れ、その位置情報が明らかになることは素人でも知っていることである。なのに、この追われる立場の人が何度携帯電話を使っても、「位置情報」について、明らかになることはない。作者の都合が、その背景に感じられ、興ざめを禁じえない。
<br />　
<br />　]]></description>
		<pubDate>Tue, 30 Sep 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>y.initia</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>久し振り、会心の出来！</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#A2YHS31RKD3WP3</link>
		<description><![CDATA[残念ながら最近の東野作品は大小の差はあれ、物足りなさがつきまとった。オーバーな売り文句が踊り、「これは面白い」と思ったら10年前の作品だったりで、満足度は決して高くなかった。
<br />本作品は久々に会心の出来だ。テーマが明確な上に無駄がない。追われる側、追う側が展開によって変わりながら、クライマックスは強烈な緊張感で同じ場所に集結していく。東野作品の面白さはまさにこの展開と緊張感で読む手を止めさせないところにある。
<br />一人目の犯人が序盤と言える段階で消えてしまうので、この後どうなるのかと思ったが、新たな登場人物が上手く絡んでくる。
<br />満足の一冊、東野ファンならずともお薦めだ。
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />]]></description>
		<pubDate>Fri, 26 Sep 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>koupapa</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>刑事の立場</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#A3SIO20DI4MIRW</link>
		<description><![CDATA[本作は、加害者側や被害者側からの視点では無く、刑事の立場から書かれたものだと受け止めました。
<br />なので、ラストも「あれ」なのだと思いますし、トリック？も「あれ」なのだと思います。
<br />さまよっている「刃」は刑事が所持している「拳銃」や「情報」なのだろうか。
<br />それとも「刑事」自身なのだろうか。]]></description>
		<pubDate>Tue, 23 Sep 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>ハム</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>議論を醸し出す小説</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#A3S945NEMUSGBK</link>
		<description><![CDATA[やはり東野さんは上手い。
<br />凶悪少年犯罪の増加と更正の名の下に見過ごされる被害者たち。
<br />自らの手で復讐をとげようとする被害者家族。
<br />題材としては目新しいものではない、
<br />しかし彼の筆をとおして非常に読み応えのある小説となり、一気に読んでしまった。
<br />
<br />１５歳の娘が不良少年によって蹂躙そして殺害。
<br />父親の元に犯人とその住居を知らせる電話、そこで目にした娘最期の姿を映したビデオ。それは彼を復讐にかきたてるのに十分すぎてあまりある。
<br />
<br />どうしようもない子供を守ろうとする親たち、事件を面白く書き立てるマスコミ、少年犯罪にぶらさがって上手い汁を吸う人権団体。
<br />そのような現実も実に上手く描いている。
<br />
<br />東野さんの小説はいままで加害者寄りで描いたものが多いように思ったが、今回の小説では被害者の目を通して理不尽な犯罪そして、自己救済（自らの手による復讐）は否定しつつも、主人公に同情してしまう人が殆どではないだろうか？
<br />主人公に協力してしまう女性や、彼に密告する人物、どうしようもない犯人の少年をかばう少女など、人物描写にも無理や無駄がない。
<br />東野さんの構成力のすごさを感じた小説。
<br />]]></description>
		<pubDate>Sat, 20 Sep 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>Tochitli</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>辛くなった</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#A1914Z4RSAHGYP</link>
		<description><![CDATA[少年犯罪の被害者のやりきれない思いをテーマにしたサスペンスで
<br />娘を殺された父親、犯人の少年の友人、事件を追う刑事や、
<br />父親の復讐に協力する形になってしまった女性と、いくつかの視点で
<br />描かれていて飽きずに最後まで読み進む事ができました。
<br />とても重いテーマで、色々と考えさせられましたが…
<br />少年達の凶悪さを描く上で必要なのかもしれないけど
<br />描写が行き過ぎなような気がしました。
<br />もう少し、なんか他の方法で表現して欲しかったです。]]></description>
		<pubDate>Wed, 17 Sep 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>ゆりり</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>一気に読ませる</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4043718063#AX5RWNG17V1R7</link>
		<description><![CDATA[さすがというか、一気に読ませますね。途中で読書を中断するのは難しいです。ただ二人の犯罪少年の一人をあっけなく殺してしまうので、構成的にはサスペンスはいまひとつです。もう少し引っ張って、真ん中ぐらいで一人目を殺すようにしたらもっと良かったのでは・・・。このテーマに作者が何らかの答えを示すことができるのだろうかと心配していたら、案の定というか、最後は結論は示されませんでした。]]></description>
		<pubDate>Sat, 06 Sep 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>yoshi</dc:creator>
	</item>

</channel>
</rss>