- [著]森 絵都
- カテゴリ:
- 文庫 (209頁)
- ISBN:
- 4043791011
- 発売元:
- 角川書店 (2005/06/25)
- 価格:
- ¥ 460 (税込)
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ワルツはわたしに教えてくれる
初めて手にした森絵都さんの短編集。なんで今まで読まずに来たのだろう!!それ位感動しました。
この気持ち忘れずに、ずっと持っていよう。大切な記憶の一つずつに、そっと。
微笑み掛けて来てくれる、優しさに溢れている森さんの文章。あの頃から今まで。
長い間知りたかった、確めたかった、思いや言葉が頁を捲る度飛び込んで来る。
1つ年上のお兄ちゃん章くんとの夏休みの日々を描いた【子供は眠る】。
そうなんだよ、年上って絶対だったからこそ眩しかったし反発したんだ!。
不眠症という秘密で知り合った、ぼくと藤谷【彼女のアリア】。うんうん。
互いの欠けてる所こそに惹かれるんだよね。そんな風に読み進んで行って、
【アーモンド入りチョコレートのワルツ】。<ワルツはわたしに教えてくれる。
何を忘れて、何をおぼえていればいいのか。何もかもすべてをおぼえているわけにはいかない。
楽しかったことをおぼえていなさい、とワルツは言う。大好きだった人たちのことをおぼえていなさい、
とワルツはうたう。>目にした時、涙が止まりませんでした。
人間、いい事ばかりをおぼえている訳じゃない。
でも、森さんのようにキッパリとした覚悟で優しく言える人と出逢えるなら、
おぼえていることも素敵じゃないか、と。うん、これでいいのだ!!
ピアノ曲が聞きたくなります。
森さんという作家の作品をはじめて読みました。
この本を手にとったのは、今年の夏の100冊のブックカバーがほしかったからで、手軽に読めそうで、装丁が綺麗だからというただそれだけの理由で。
で、面白さに打ちのめされました。
ひとつが1時間もかからず読める3つの短編でありながら、心に触れてくる優しさ・切なさが凄いです。どの作品にも、それぞれのためのピアノ曲があり、私はクラッシックをまったく知らないのですが、どの曲も聞いてみたい!と思わせられました。
一気に彼女のファンになってしまいました。今日、次の本を買いにいこうとおもいます。
甘酸っぱい調べ
ピアノ曲の副題がついた短篇三作から連なっている。物語を読んでいるうちに、自然にあくまでも自然に、リズムが聞こえて来る。どれも中学生くらいの子達の思春期をえがいているが、どれも綺麗ごとではない。虚像の中にもリズムが刻まれている。
この三篇の主人公は、これから社会の理不尽さを目の当たりにしながらも、音楽に導かれてまっすぐと自分を確立していくんだろう。
機会があったら、サティの『童話音楽の献立表』を聞いてみたいと思った。
音楽が聞こえてきそうな本
ピアノ教室でのお話や、夏休みの出来事、旧校舎での不思議な経験といったどこかしら懐かしくかわいいお話が音楽について書かれてあります。
全編が音楽に関係したお話のせいか読んでいるとどこからかきれいな音楽が聞こえてくる気がします。
クラッシックが苦手な私でもクラッシック音楽が聞きたくなりました。
文章しかないのに何故か絵本のような響きを持った優しい気持ちになれる本です。
のどかなお昼に日向ぼっこしながら読んだら最高だと思います。
あの夏の思い出
恩田陸や姫野カオルコと同様に、この人も映像的な記憶力を持っているんでしょうねぇ。あの頃をはっと思い出させます。短編だけに読後感は軽いですが楽しめます。
いつまでも...と思うあの瞬間
3つの短編が収録されています.
どれも中学生が主人公です.
自分より若い主人公の話だと,ついつい昔を思い出しながら読んでしまいそうですが,
この本は,「そうそう」と共感する感じでした.
いつまでも続いて欲しい時間が,終わる瞬間.
いつまでも続かないことが分かる瞬間.
それでも,なんとか続けようとする自分.
そんな場面を読みながら,「そうそう」と思っていました.
「この時間が永遠なら」「この日常が続けば」と誰しも思ったことがあると思います.
いいことも,嫌なことも,正面から書かれているような本です.
ものすごい癒し効果があるわけではないけれど,
ちょっとほっとする,良い本だと思います.
大好きデス☆
とてもおもしろかったです。
私的にわ『アリアのワルツ』が一番かなぁ・・・。
この本は、森絵都さんの作品の中でも、かなりオススメ↑↑
特に難しぃ表現も無くて、読み易ぃデス。さッぱりしている感じが好き!!!
買ッて損することわ無ぃ!!!・・・ハズ((爆
『カラフル』とかも大好き(0v0●)+*
森サン、これからもがんばってさぃ。
忘れかけていた気持ち
その瞬間は一生懸命でもいつの間にか忘れてしまう出来事。
そんなことを繰り返しながらいつしか大人になっていく。
なぜ、森さんの手に掛かるとこんなにも生き生きとした話になってしまうのだろう。
成長していく過程の一瞬を鮮やかに切り取って見せてくれる。
どんなにあがいても時間の流れを止めることは出来ない。
今だからこそ理解できる成長期の自分。
忘れかけていた情熱を思い出させてくれる作品。
さわやかな風が吹く窓辺。
なんて清々しい本なんだろうと思った。
思わず窓を開けて空気を入れ替えて、カーテンが風にそよぐ様をじっと見ていたくなるような。
うっとりと木漏れ日を浴びていたい気持ちになる。
これはそんな本だ。
3つのお話から成り立っている本。
どれも思春期の少年少女たちの心情を切り取ったように読者に見せてくれる。
それがもたらすのは、純粋な失われた時に対する感傷。
きっと僕がその時期を通り過ぎてしまったからなんだろうけど。
中学のころに読んでいたら大事にできたと思う。
でも僕は二十歳で少し大人になりすぎているから。
この本は眩しくて、ちょっぴり憎らしくてそして美しい。
甘い感じのストーリー!!
短編というコトで初めはそのことは知らずに買ってしまってちょっぴり後悔しましたが、可愛いお話だなって今は思います。
特に「彼女のアリア」という話が好きでした!同じ悩みを持つ男女のお話で2人は放課後にお互いの悩みを話し合っていくうちにどんどん親密になっていったりで本の名前どうりワルツのような感じですすんでいくお話デス(^^)
