- [著]森 絵都
- カテゴリ:
- 文庫 (221頁)
- ISBN:
- 404379102X
- 発売元:
- 角川書店 (2005/11/25)
- 価格:
- ¥ 460 (税込)
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ノストラダムスw
ストーリーの中心付近にノストラダムスの大予言があるってのが微妙だよなぁ。
小説の中とはいえ、中学生になってもあんな与太話の影響を受けるなんてゆとり教育のなせる技か?
中学2年生の語り口!
本作は、親友梨利と仲違いして危うい精神状態にある主人公さくらと、
同じように脆くてうまく周囲と適応できない3人の仲間の、
奇妙なようでピュアな友情を描く青春小説です。
本作で印象深いのは、狭い世界に囚われているようでいて、
物事の本質をしっかり捕まえているように見える、さくらの語り口です。
梨利との仲直りにはなかなか踏み込めないものの、
智と勝田というイタイ(笑)男たちに向ける目線は、
ときに温かく、ときに冷静で大人びています。
ノストラダムスの予言(懐かしい…)が囁かれる1998年、
中2の自分の世界が壊れてしまいそうな、本人たちにとっては重大な出来事が相次ぐ。
さくら(と勝田)が、その解決のために懸命に町を疾走する様子、
そして終盤の怒涛の展開は、パワーに満ちていて読み応えがあります。
優しいのか激しいのか。
森 絵都という作家らしさが凄くでている作品のようには、感じます。
優しいのか激しいのか。
他の作品では、もっとちらっとしか見えない作者の激しさがかなりむきだしになっているような。
その点で、好きな人には、もっとも好きな作品かもしれません。
でも、物語の核となっている智の手紙の、最後の2行が余分だと思います。
あれは、子どもはかかない言葉だと感じます。
幼い子どもらしさを、「は」と「わ」・「チェロ」を「チョロ」とわざわざ間違えることで出そうとしてるのも、智が勉強もよくできる子どもだったことを考えると不自然な気がしました。
みんな傷ついている
角川の夏の100冊のうちの1冊だった。
ブックカバーがほしかったので、適当に選んだ。
読み始めてノストラダムスの話から始まったので
これは・・・ライトノベルなのか?と、思いきや
ノストラダムスの件(くだり)は、こころの不安を暗示していたのかと得心した。
万引きグループから抜け出せない友人と
万引き現場を見つかってつかまってしまい、
その事務所から逃がしてくれた青年の心の闇
主人公と友人をストーカーのように尾行する少年。
それぞれが、それぞれの心の傷と闇を持っている。
テーマは、暗澹としているのだが全体として美しい音楽のような本だった。
中高生向き
智さんが精神を病んでしまったときに、さくらと勝田くんへあてた露木さんの手紙がよかったです。智さんのことを一番わかっている親友だからこそ、あのような手紙を書けるのだと思いました。 逆に露木さんが登校拒否になってしまったときの智さんの手紙もよかったです。中高生の人たちに読んでもらいたいです。人と人のつながり、思いやりの気持ちのある人になってもらいたいです。
初めて読む森さんの作品♪
今回初めて森さんの著書を読みました。
主人公である「さくら」を視点に物語が展開していくのですが、彼女の独特なひねくった性格がうまいぐあいに話の流れをスパイス付けしていなす。
それに常に物語の先を予感させる…胸騒ぎのようなものを最後まで感じさせてくれて最後まで内容に釘付けになります。
またクライマックスの胸に来ること・・・一瞬息が止まります。
是非ご購読ください。
不思議な世界
DIVEから入ったんで、森さんといえばストレートでベタな感動ものっていうイメージがあったんだけど、これはとっても不思議な世界をしっかりリアルに描いている。ただし、たしかにあの手紙はちょっとやりすぎだとは思う。「永遠の出口」もそうだったけど、やりすぎると衣良さんのフォーティーンみたいになっちゃうので注意してほしい。
青春を感じさせる
青春を感じさせてくれる物語だなと感じました。だれしもがしてしまった大きな過ちや中学時代の人間関係の描写にはとても共感できることがありました。登場人物も魅力的です。さくらはもとより、なんだか夜のピクニックにでてきた超脇役の少年をおもいだせた勝田少年。こんなやつ中学んときいたなーっと思ったのは不良グループリーダーの静香。宇宙船を造ってみんなをノスダムから救おうとしてくれている智さん。ひとりひとりの脇人物が魅力的であり、まーオチは想像できましたが、途中、梨利とさくらが久しぶりに会話するシーンはジーンときました。
うーん、むずかしぃ・・・だけど、おもしろぃ!!!
とても読みがいのある本でした。
私は読むのに苦戦し、(難しかったため)一日一日、少しずつ読みました。
一気に読める本では無いと思うので、この『チョビチョビ読み』が読み方として、いいと思いマス(CuC〜*。)
話自体は随分壮絶で、少ーし入りにくい面もありました。
ただ、読み終えたあとは、「読んで良かった!!」と思えると思います。
とってもいい本デス(>u<●)
失踪という言葉がよく似合う
わたしはこの本で森さんの本を読むのは2回目でした。
前回読んだ本が「アーモンド入りチョコレートのワルツ」だったので、正直結構温度差がありました。
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」は、読んでいてかなりゆっくりしていましたが、この「つきのふね」は、中学生らしい失踪感があふれています。
涙が出てくる。
切ないけれど暖かい。
森さんの世界があふれているお話だと思います。
わたしはまだ13歳で、さくらのような考えは持っていませんが、それでも引きずり込まれていくお話でした。一回読んでみて欲しい。
