- [著]森 絵都
- カテゴリ:
- 文庫 (381頁)
- ISBN:
- 4043791046
- 発売元:
- 角川書店 (2006/05/25)
- 価格:
- ¥ 580 (税込)
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最高の夏が終わった。
上巻から下巻まで次を読みたくてページを進め、気が付けば一日で読み終えてしまった。少年たちの夏が終わった。それでもまた夏はやってくる。飛び込み台のあるプールを見つけたら彼らを探してしまいそうだ。
あまりの面白さに読みさしにすることができず、おしまいまで一気読み!!
富士谷要一(ふじたに よういち)の心の葛藤と決断を中心に話が展開する「三部 SSスペシャル’99」。要一、知季(ともき)、飛沫(しぶき)、三人の熾烈な戦いを描いて実にスリリング、手に汗握った「四部 コンクリート・ドラゴン」。あまりの面白さに読みさしにすることができず、おしまいまで一気に読まされてしまいました。
上記、三人の少年たちのメイン・キャラ以外にも、彼らのコーチを務める麻木夏陽子(あさき かよこ)、要一の父・敬介(けいすけ)、飛沫の恋人・恭子(きょうこ)、日水連の前原(まえばら)会長など、脇役陣のキャラがとても個性的で、生き生きと描き出されているんですね。だから、より一層、メイン・キャラの三人の少年たちがくっきりと、輝いて見えるんだろうなあ。
しのぎを削る戦いの後の、コミカルなエンディングもよかった。あの小道具、あの人物が、ここに来てこんな形で活躍するとは・・・・・・。思わず、くすりとさせられましたねー。
下巻の巻末解説は、作家の佐藤多佳子。色んなところで頷かされる解説文で、「全く、そのとおり!」って共感しましたよ。
とにかく、一旦読み出して、気づけば夢中になって頁をめくっていた小説。来月開催する北京オリンピックの前に読めたってのも、グッド・ダイビングじゃない、グッド・タイミングだったな。うん、これはむちゃくちゃ面白くて、胸がじんと熱くなる作品です。
「何か、ほんとに面白い小説、ないかなあ」と探している方に、自信をもって本作品をおすすめしたい!
読んでいられない、でも読まずにはいられない!
下巻では、前半にサラブレッド・要一の悩みと希望をめぐる物語が語られたあと、後半ではいよいよ三人の夢をかけた競技会に突入します。
三人にすっかり感情移入してしまった小生、三人とも勝たせてやりたくて、でも誰かが何かポカやらかすんじゃないかとホントに心配で、とても読んでられない状態です。でも、読まずにはいられません。三人の演技を最後までしっかり見届けてやらなければ、なんて、まるでコーチにでもなったような心持です。
甘いことばかり語られているわけでは決してないけれど、読み終わったあとの、この爽やかさ、清々しさ、そして歓び。「一瞬の風になれ」の佐藤多佳子は、中学生の頃にこの物語を読み、好きな本が終るのが悲しくて、自分勝手に「続編」を書いたりしていたのだそうですが、「分かる、分かる、分かる」って感じです。
この森絵都という作家、ひょっとしたら神が降りているのかもしれませんね。
飛び込み競技、観てみたいなぁ
面白かった。
書くことが思い浮かばないけど
この感動を消化するために何か書かないとどうしようもない。
彼らの瑞々しくてさわやかな日々に大きな憧憬をこめて・・・
どうでもいいことだけど、1つだけ。
トモキの最後のダイブ、描写がされていなかったのはすごく日本らしくて好感が持てた。
というのも、和歌文学でもその法則(?)はあてはまるらしい。
歌集の恋の歌は、初恋〜破局までを詠むが
恋の絶頂期である部分は歌集には載らない。
それは、最も輝くときは和歌などでは描写できないという意識のためだという。
その部分が描かれなかったおかげでもっとリアルで美しい、
スッキリした作品になったかなと思う。
読み続けた、そして終わった
読了後の爽快感!
沖縄の海にDIVEするような(飛沫は北の海だけど)感覚がイイ!
「正義のミカタ」といい、この「DIVE!」といい、思春期の青年(長男)はこんなに面白い本を読んでいたのか!
お父さんとしては悔しいぜ!
このレビューをいつか息子が探して読んだら、きっとニヤッとするだろう。
今度は期末試験中に読んでた「ジャンパー」を貸してくれ!
息子よ、お前の本の選び方こそ「DIVE!」、飛びぬけてるぜ!
爽快!
青春を飛び込みにかける少年達の物語、完結です。
知季、飛沫、要一…全てを犠牲にしてまで飛び込みの高みを目指す彼らの姿はそりゃもう、爽やかです。会場の緊張感、舞い上がる水飛沫、勝利への思いや葛藤、リアルに描写されていてとても読みやすい。分厚い割りにすらすら読めちゃいます。
特に、緊迫した選考会―第四部(完結)はとにかく熱い!軽い気持ちで読んでしまったら最後、もう飲まれてしまいます。最初から最後まで、中盤もマンネリになることなく、統一された緊張感と勇気に元気をもらえます(^^)
第三部は飛び込みの大会前の話なので、彼らの友情や飛び込む上での葛藤が描かれています。ライバル同士である彼らの友情模様、上巻と明らかに変化するのでご注目あれ!
著者・森絵都さんの「カラフル」を読んでから読んだDIVE!
ジャンルは全く違いますが、「成長」の観点から読んでみると両作とも似てる気がします。
長い小説だけあって、読み終わった後の爽快感といったらないですね。
長く余韻が残りました。。
ちなみに「おすすめ文庫天国2006年度版」で第一位になったそうです。
ハラハラしたオリンピック選考会
要一が返上したオリンピック代表権をかけて知季、飛沫、要一、ピンキーなどがそれぞれの持ち味を出しつくしデッドヒートを繰り広げます。 最後までハラハラ、ドキドキです。 死力を尽くした少年たちの戦いは、爽やかで読後感がとてもいいです。 若い世代の人たちにも読みやすいと思うので、中高生に読んでほしい作品です。
映画化されるのも納得
妻から「面白いよ」と言われ読んだ本。飛び込みというマイナーな種目でオリンピックを目指す少年たちを題材にしたスポ根小説。この本を読んで初めて飛び込みという種目がどういう種目で、どういう風に採点され、どういう技術があるのかなどといったことが勉強できたが、併せて、特に競泳と比較して観客が集まらない、選手層が薄い、資金が集まらないといったマイナー種目の悲哀・悪循環もよく分かった。小説自体は、オリンピックを目指す中で色々な挫折や喜び、私生活との間の葛藤など、おそらく多くの若手スポーツ選手が抱えているだろう悩みがうまく描写できている。テンポも非常によく、読みやすい。映画化されるようだが、それも納得である。
最高
来年の夏に、映画化されます。junonboyの溝端淳平君が出演します。本当に楽しみです。今、溝端君は、ドラマ「花ざかりの君たちへ」に出ています。超カッコイィですよ。。。
最後まで一気読み!
文章はうまくない。
でも、盛り上げ方がうまい!
最後まで一気に読ませてしまう魅力が本書にはあります。
知季・飛沫・要一、それぞれタイプの違う三人の天才少年たちが「高飛び込み」に懸ける意気込みがビシビシ伝わってくる、そんな青春スポ根小説です。
各章毎に主人公が変わるのが特徴の一つ。試みとしては面白いなと思いますが、ちょっとばかし視点を変えすぎかなと感じるところもあった為、星を一つ落としました。
オリンピック出場を賭けた代表選考会のシーンでは思わず手に汗握ること請け合いです。児童文学と小馬鹿にせず、ぜひ御一読下さいませ。
