機動戦士ガンダム 逆襲のシャア―ベルトーチカ・チルドレン (角川文庫)

  • [著]富野 由悠季

カテゴリ:
文庫 (376頁)
ISBN:
4044101094
発売元:
角川書店 (1988/02)
価格:
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3,224 位
評価: 4.0
2008
03/14
Fri

比べちゃ悪いが ハイ・ストリーマーの方が好きです。

0.0% (0 / 3)
[No.14] posted by CCB


アムロという人物にあまりに幻滅したためです。

「地球は特権階級だけのものではない」「人類の命の源である星を守りたい」
シャアの考え方に共感できても、手段に違和感を感じました。
なぜなら「地球は人間だけのものではない」という私自身の考え故にです。

しかしながら急きすぎたとはいえ、様々なアプローチを試みたシャアに比べ、
ぬるま湯に浸った、つまりベルトーチカとの「傷を舐めあう」(ハイストリーマーより)生活・環境下で
何も為さないくせに、シャアのやり方は批判するアムロのあり方へ幻滅と嫌悪感を覚えました。

連邦軍内で継子扱いされているロンド・ベルは人手不足な部隊なのだろうな、と思いますが。
しかし「内縁の妻」と周囲も認識している、専門技術を持たない女性を伴って前線に赴く指揮官・・・・
自分がだったらこんな公私混同はなはだしい上官に命を預けたくはないです。

そういうアムロへの嫌悪が星二つの理由です。

唯一救いに感じたのが、
「スウィート・ウォーターも豊かになっているようだが、今も目を通した
住宅供給計画を思いだせば暗澹たる思いに陥ってしまうというのが実情である」という文章でした。

様々な捉え方がある「逆襲のシャア」です。そしてシャアという人物です。
彼は、アムロとの決着のみにこだわり、全てを成し遂げた後はトンズラするつもりだったともとれます。

しかし作戦準備の傍ら、進駐したばかりのコロニーで行政書類に目を通している描写をみれば
シャアと言う人が盲目的な理想主義者ではなく、難民となった人々、つまり社会的弱者のことも
ちゃんと考えていたんだな、ということが窺えます。

3巻もあるハイ・ストリーマーでも(スウィート・ウォーターの)為政者としての
シャアの描写がなく、「結局は単なる夢想家」と捕らえていたシャアへのイメージが
この文章で大きく覆りました。

2008
01/30
Wed

もう一つの逆襲のシャア

50.0% (2 / 4)
[No.13] posted by 三輪そーめん

富野氏が解説で語っている通り「逆襲のシャア」の没案をノベライズ化した小説。
おそらく数年遅かったら「逆シャア」はこの小説の通りに映像化されたのでしょう。
(主人公が父親になる展開が受け入れられたのは「ドラゴンボール」あたりでした)
劇場版よりもアムロとクェスの行動言動(逆に家庭を持てなかった
シャアの孤独がクローズUPされる)が納得いく反面、
生まれてくる子供が救世主になってしまうあたりが従来の富野さんの
パターンに陥ってしまって少し話のスケールが小さくなってしまっている。
小説も映画も一長一短がありましてどちらが優れているとは断じることは出来ません。
逆に言えば映画と相互補完している小説でもあります。

しかしアムロと夫婦になったベルトーチカは劇場版にも出て欲しかったな〜。

ガンダム史上最高傑作(個人的に)の外伝「閃光のハサウェイ」はこの小説の続編です。

2008
01/07
Mon

映画版との相違点はいくつか見られるものの,本作を読んで,「逆襲のシャア」の人間模様がより鮮明になった。

40.0% (2 / 5)
[No.12] posted by 長谷川 純一

映画版「逆襲のシャア」と所々でストーリー等が異なる。しかし,「あとがき」で富野氏が述べているように,映画版と富野氏のモチーフの違いを伝えたかったということが,本作の目的のようだ。気付いた映画版との相違点は,名称の変更点として,
1.シャア専用機「サザビー」→「ナイチンゲール」
2.強化人間「ギュネイ・ガス」→「グラーブ・ガス」
3.シャアの恋人「ナナイ」→「メスタ・メスア」
4.アムロの恋人「チェーン」→「ベルトーチカ・イルマ」
5.MS「ヤクト・ドーガ」→「サイコ・ドーガ」
ストーリー的な相違点としては,
1.シャアがアナハイム社を通じてサイコ・フレームの情報をアムロに流す→シャアがサイコ・ドーガをアムロに故意に提供する
2.クェスはチェーンに打たれ命を落とす→ハサウェイが誤ってクェスを打つ
そして,最大の相違点は,アムロの恋人ベルトーチカが懐妊すること。これは,映画版にはまったくない出来事である。そもそも映画版にはベルトーチカは出てこない。これは,「アムロの結婚は見たくない」という映画製作者側からの要望だったようだが,私も同感である。映画版ではその分「シャアvsアムロ」という構図がより明確になっていて,彼らの精神的な葛藤が非常に明確になっている。映画版との相違点はいくつか見られるものの,本作を読んで,「逆襲のシャア」の人間模様がより鮮明になった。そして,映画版にはなかった富野氏のもうひとつの思いも伝わった。

2007
07/19
Thu

最期の対決

57.1% (4 / 7)
[No.11] posted by miti8592

御存知アムロとシャアの決戦話です。
そして、閃光のハサウェイへの前ステップでもあります。
映画版ではあまり聞こえてこないキャラ毎の心の声やその環境が文字として細かく規定されるため把握しやすく、映画版を見たけどしっくりこない場合にもお役立ちかと思われます。
まあ少し設定の違いや演出の差異があるためパラレルワールドみたいにも感じられます、小説版のガンダムは往々にしてこうですが。
しかし、アムロとシャアの決着がようやく着くわけですし、シャアが何を思って生きてきたのかも語られます。
ちなみに、副題に偽り無しとも言い添えておきます。

2006
07/14
Fri

映画とは違った良さが

76.5% (13 / 17)
[No.10] posted by クリスクロス

実は映画版をみてからだいぶ時代が経過した後、本作品に出会いました。
映画版と全く異なる内容、設定に多少困惑したものの、個人的にはこちらのバージョンでもぜひアニメ化を進めてもらいたいものです。
本編やZ、また映画版の本作品だけを見ていると、アムロ氏の報われない恋愛状況がみえますが、こちらの作品では成就しているのがほほえましい一品です。

2005
04/05
Tue

うーん、なかなか

55.6% (10 / 18)
[No.9]

他の人もコメントしましたが、これは映画の「逆襲のシャア」とすこし変更点が、あります。
まずシャアが最後に乗ったMSは映画だとサザビーでしたが、この本だとナイチンゲールという名にかわっています。あとナイチンゲールのデザインも、サザビーとは少し違います。
あと、チェーン・アギのかわりに、ベルトーチカ・イルマが登場します。
あと、あとがきもあるので、これも必見です。映画を見たことがある方、映画を見たことはないけど見てみたい人にもおすすめです。

2004
08/20
Fri

面白い!!

67.6% (25 / 37)
[No.8] posted by 雷帝

「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」のこっちが原作です(あとがきにいろいろ書かれていましたが反対されたそうです)
こちらではチェーンのかわりにベルトーチカが登場し、アムロと同棲中で、子供がお腹の中に!!

ストーリー展開は大筋同じですが、最後に劇場版ではわかりにくかったというか、曖昧にされていたアムロとシャアの安否が、こちらではなんとなくそれを示唆する言葉があります。
両名ともガンダムの歴史上では行方不明となってますが、おそらくこの戦いで2人とも死んだでしょう。

でもそこであえて死んだという表現をせずに、イメージを膨らませる書き方をしてあって、やっぱり富野さんは素晴らしいと思わせる1冊です!!

2004
08/07
Sat

富野作品だからこそ

32.0% (8 / 25)
[No.7] posted by K_Kyo

富野さんの描きたかったものを受け入れたい人は受け入れる。
そんな作品だと思う。

2004
06/16
Wed

映画とは違う

40.9% (9 / 22)
[No.6] posted by ぱすてぃ

映画とは結末がちょっと違うかな・・ってかこっちの方が良いじゃん
そう思いました
ただ富野監督はファーストガンダムのように最後の私闘がやりたかったとのこと
アムロVSシャア
確かにMSは不要
つーか、映画もそうだが
本当にMSは不要である

ただ結局、映画の精神に似た部分があり残念

2003
08/11
Mon

劇場版と比べて

36.4% (8 / 22)
[No.5]

僕もあまり熱心なファンではないのですが、なかなか楽ã-ã‚"で読めまã-た。
劇å '版とæ¯"べると大筋で同じなのですが、登å '人物の名前が違ったり、ベルトーチカがかわりに登å 'ã-たり、多くのセリフやシーンの様子がå°'ã-違ったりã-ます。また、いくつかのシーンでは重要な違いも見られます。

劇å '版では、いろいろな理ç"±ã«ã‚ˆã‚Šæã'なかった監督の描きたかったストーリーです。
また、劇å '版ではç' äººãƒ•ァンにはわかりにくかったシーンや、セリフ、仕草の説明も小説ならではで、劇å '版ã‚'理解ã-て見ç›'すのにも役立ちまã-た。
そã‚"なわã'で、オススメで、1度読ã‚"でみると面白いと思います。

ただ、やはり興行とã-ては、アムロやνガンダムのæ'»èºã®æ§˜å­ã€ã‚µã‚¤ã‚³ãƒ•レームのæ'»èºãªã©åЇå '版のほうがç' äººç›®ã«ã¯ã‚¹ã!ƒƒã‚­ãƒªã™ã‚‹ã¨ã„うかスカっとするというæ°-はã-まã-た。


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