- [著]鋼屋 ジン
- [著]涼風 涼
- カテゴリ:
- 文庫 (334頁)
- ISBN:
- 4044278067
- 発売元:
- 角川書店 (2003/12)
- 価格:
- ¥ 630 (税込)
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ゲームプレイ済みでも読む価値あり
アル消滅からアル復活までが描かれてます。
今巻では原作にはなかった、ライカとリューガの施設時代の話及び決別、また九郎が大学時代に遭遇した怪異についてかなり詳細に描かれています。
これを読むだけでもそれなりに価値があるんじゃないかと思います。
また前巻と違い挿絵がゲーム版の原画家さんなのもポイント。
世を去った盟友・荻原達也に捧ぐ
あゝ荻原は何故こんなモノヲ貸しヤガッタノダラウ、トさう云ふことを云ってゐるあひだにも時間は着々と過ぎていくのであって、押入の下の段を見れば文教堂の青い買物袋の中にはデモンベイン設定資料集からブライトナイトからブラッドジャケットからHELLSINGI〜VII巻まで揃ってゐる、このヘラスヰングはHELLSINGと綴るのであって決っしてHELASWINGと綴るのでは莫い、ともかく婦警婦警と云ってゐるあひだに婦警が踏み躙〈にじ〉つてゐるのはつい早期迄明るく楽しく生きていた人間である、婦警の肝臓は腫れその心は喜びでいつぱいである、お米をお櫃に移すときお焦げは面に出して置いてはいけないさうである、と妖艶なる歓びに藻塩焼く右手〈めて〉のシタ武器を我が父イルウの涎を垂らした喉元に突き付けるアナトを止めるのは強き者バアール、暴力娘からの守り手なのではあった。我が妹よ和解せよ、大地の最中に愛を広めよ。敵は我が父[ではない]、海の民アシュドド人の神ダゴン。その下半身は魚、上半身は人間、その掌は弱い者を助ける。五日の月に、鰍がぴょん。…………ドォォォォォォォグラァァァァァァァマァァァグラァァァァァ…………カツマァァァァァロウカァァァァァァ………気違イィィ地ィィィ獄ゥゥゥゥゥゥゥ……………………………【暗転】ブゥゥゥゥゥゥゥウウウゥゥゥゥゥゥンンンンンンンンンンン……………………………………お勧めしません。
悲壮戦闘活劇
「デモンベイン」三分冊:中巻。前作終盤で召喚されたクトゥールーとアンチクロスの駆る鬼械神により大打撃を受けたデモンベインとアーカムシティ。
大十字九郎はアルを失い、重傷を負いつつも立ち上がる。そして裏切りのアンチクロスに反逆し、刺されるドクター・ウエスト。追撃が次々迫る中、圧倒的絶望の情勢下、それでも抗らい続ける九郎と覇道財閥、そして人類に未来はあるのか?といったところが内容である。複雑に絡み合う縁故と因縁、力を失った九郎に迫るアンチクロスの魔手、そしてアルやエンネア、マスターテリオンは本当に死んだのか?全編息をつかせぬテンポで展開し、掌にはじっとりと汗が流れ時が経つのを忘れさせる好著である。
本巻ではゲーム中に語られなかった設定(サンダルフォンとメタトロンの因縁、アルの過去、"真説"『ダンウィッチの怪』等)が充実しており、前巻にも増して魅力的な話となっている。敵味方問わずメインのキャラクターに対する扱いは並々ならぬ物だが、ただ、いかんせん他の一般人等の命が軽視されてる気がする(スパスパ死にすぎというか)。そこは好みが分かれるところかもしれない。
話も佳境に迫り、幾重にも張り巡らされた伏線にどのような結末が待つのか、次巻も刮目必須である。
魔を断つ剣
前巻『無垢なる刃』でアンチクロスによって傷つきアル・アジフを失った大十字九郎がドクター・ウエストやエルザとともにアンチクロスに立ち向かう。
敵であったウエストとエルザが大活躍します。
