- [著]岩井 恭平
- カテゴリ:
- 文庫 (342頁)
- ISBN:
- 404428802X
- 発売元:
- 角川書店 (2003/04)
- 価格:
- ¥ 600 (税込)
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少年少女の夢物語
私の中では過去最高の作品ですね!
はじめは、世界観や設定がよくわからないと思います。私もそうでした。
しかし、世界観がわかってから読むと、ホント素晴らしい作品になっています。
“夢”とは何か、どれほど大切なものかを教えられる作品です。そして、最後には感動するので、ぜひ読んでみて下さい。
丸投げじゃないことを祈る。
人の夢を喰う代わり、宿主に超常の力を与える「虫」が出現して10年。
大助と虫憑きの少女・詩歌が出会い、惹かれあう時、運命の歯車は回りだす。
大助は特務機関員にして最強の虫憑き「かっこう」だったのだ―。
薬屋大助と”かっこう”のギャップをどうとるか。
大助と詩歌の恋愛模様をどうとるか。
立花利菜の立ち位置をどう判断するか。
読み手にかなりの部分を委ねたような作品だと感じた。
正義や救済といった言葉が霧散してしまうような内容、非現実の中の現実。
生きてさえいれば ― まさに答えのでない永遠の課題に取り組む作品。
著者がどういった答えを導き出すのか、今後にとても興味がもてる。
好き嫌いがはっきりしそうな内容だから、強く人に薦めようとは思わない作品。
イラストが気に入るか、あらすじが気になる人は買ってみるのも面白いかもしれない。
Channel
夢を喰う虫が取り付いた少年少女の話、という、なかなか興味をそそる触れ込みだけれども
要するに、命を削って力に変える「こんな力欲しくなかった」タイプのアレ。
虫である必然性があまりない、というか、意図的に描写が省かれている気がする。
超能力を使うと寿命が減る、というのは大昔から使われている手法だし
別段、新しい切り口で書いているわけでもないので、色々と読み込んでいる人には目新しくはない。
それでも、命の危機に晒された少年少女が心情を揺らす描写は細かく書かれている。
全員うつ病なんじゃないの、と思うくらい、それぞれが悩みまくる。
これを良い描写とするか、いや弱々しすぎてイラつく、とするかは個人の趣味の問題だと思う。
最後にどんでん返しもあるので、楽しめる人にはかなりヒットするはず。
イラストが大変美しい。特に彩色が。
設定上も動きがあったほうが映えると思うので、アニメ化には期待してます。
それは、最高で最悪の物語
かなり面白いし、ついつい読み込んでしまいます。
また、シリーズの展開もイイです。
ハマってしまいます
一度騙されたと思って読んでみて下さい
夢を喰う虫
人の夢を喰う代わりに宿主に超常の力を与える"虫"。"虫"に憑かれた少年少女、"虫憑き”は、その能力ゆえに追われることとなる。薬屋大助は、少女・詩歌と出会い、二人は強く惹かれ合う。だが、詩歌は"虫憑き"の収容施設からの逃亡者だった...
"虫憑き"であるがゆえに不幸なのか、"虫憑き"になったがために不幸なのか。登場する少年・少女は自らの居場所を求め、戦い、傷つけあいます。異端となった娘と家族、身を寄せ合う少女たちなど、"虫"がなければ、現代社会の問題にかなり似てますね。大助と詩歌、詩歌と利菜の惹かれ合い方が強いところに結構違和感がありますが、設定等とても面白いです。
夢
夢を食う虫に憑かれ"虫憑き"となった少年少女。彼らは自らの"夢"を糧に、いずれは己に寄生した虫に夢を食い尽くされる恐怖を抱えたまま、自分たちの居場所を求めて奔走する…
"自分の居場所を見つけたい"
ただ、それだけの夢(望み)なのに、周囲や運命がそれを許さない…
同じ夢を持ち、本来なら手を組める者同士。所属の違い、立場の違い、僅かな(でも大きな)すれ違い…それらが生み出す、両者の潰しあいという結末
主人公・薬屋大助と詩歌の恋愛模様。ここにも、不必要な"虫"の存在が二人に影を落としてしまう…
"虫憑き"となった少年少女の戦いを主軸に、少年少女の友情や恋愛など心理面を丁寧に描いています
全体的に淡くて切ないイメージが付いてまわる感じのストーリー展開で、個人的にはこういったストーリーは、単純なバトルストーリーよりも好印象を持てます♪
このシリーズのテーマと思われる"夢"という一種壮大テーマを、シリーズを通してどのように描いて決着してくれるのか…期待してます
リアリティに欠け、設定が台無し。
”夢を食う虫”に憑かれた少年少女”虫憑き”達を描く作品。
虫という世界観は個性的で確りしていて良いです。
また、ストーリーにも割と個性が感じられます。
が、リアリティに欠ける描写が多く目立ち、台無しです。
物理法則を無視したアクションはどこか虚しく、
マスコミ・警察・航空・鉄道等機関の挙動についても全く考慮されていません。
稚拙な心理描写も相まって、別世界を第三者の目から見ているだけのような感じを受けました。
それは、最高で最悪のボーイミーツガール!
自信を持って良いとオススメできる一品!
“虫憑き”と呼ばれる異能を持った少年少女達が、夢を叶えるために戦うSFアクションモノです。
この作品最大の魅力は、なんといっても登場キャラクター達の個性の強さ。
最強の“虫憑き”にして悪魔と称される少年”かっこう”や”、反特別環境保全事務局”むしばね”のリーダー”レイディーバード”など、とても魅力的なキャラクターが多数登場します。
るろお先生の挿絵が、その魅力をより良いものにしているのもポイントですね。
本編はパートごとに主人公の視点が変わるので、それが読みやすいかは個人によると思いますが、状況等は丁寧に書かれているのでそう困惑することは無いと思います。
とにかく“虫憑き”達が、自分の想いを胸に、傷ついても戦い続ける姿がとても格好いいです!
最高にクールで、それでいて最高に熱い本作。
ぜひ、貴方も『ムシウタ』の魅力にどっぷりとハマってください!
中々
人の夢を食べて、人に寄生する虫、それに様々な想いが交じり合った作品。
キャラの味付けがいいので、しっかりとキャラが立っています。そのため、章によって視点がコロコロ変わっていきますが、読みやすいです。
ただ、後半はかなり強引な展開もあったり、虫が夢を食べる、という感覚がイマイチ分かりづらい感じがします。あと、虫の外見がさらっとしていて綺麗なのがちょっと・・・・もっと気持ち悪い描写をした方がいいような気がしましたが、あんまりリアルにしても読者が逃げてしまうのでしょうね〜
まあ、それでも次巻を読んでみようという気にはさせてくれます。
おもしろいと思いますよ
やや難しめの表現と粗が見られますが、話自体は面白いと思います。
キャラが立っていて、人数が多くてもある程度は区別がつくのはいい感じです。続刊ごとに読み直すのは正直大変ですので。
とはいっても話のスケール上、キャラの入れ替えが激しくなっていきますが…。
超人・超能力系の話が好きな方にはとっつきやすく、十分に楽しめると思います。
夢という漠然としたテーマを作者がどう扱うのか、続刊に期待です。
