- [著]浅井 ラボ
- カテゴリ:
- 文庫 (359頁)
- ISBN:
- 4044289018
- 発売元:
- 角川書店 (2003/01)
- 価格:
- ¥ 650 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 1 より
一巻はまだ序の口
私が大好きなラノベの代表作の一つ。
巻を追う毎に、段々と作品の色が濃くなっていきます。
ここまでアクが強く、クセがある作品は類を見ません。
思いっきり読み手を選びます。
ダメな人は全くダメ、ハマる人は滅茶苦茶ハマる。
そんな作品です。
全体に漂う倦怠感と退廃感、絶望感に虚無感と、
マイナスなオーラ全開でストーリーは展開していきます。
いや、実際にはそこまで酷くはないでしょうけれど、
受け付けない人には本当に読めない作品と断言できます
そして、ギャグセンスが最高にイカしてます。
難解な言葉遊びの一種なのですが、
これがブラックジョークかとにやにやできる出来かと。
作者の浅井さん自身がとてもクセのある方なので、
作品ではそれが色濃く反映されているのでしょう。
既存のラノベに飽きたあなたに、是非ともお勧めしたい作品です。
但し、読了後にどんな精神状態になるかは、責任もてません。
覚悟してお読みくださいませ。
暗黒ライトノベル?
Wikipediaに「暗黒ライトノベル」なるジャンルの代表として挙げられて
いたので読んでみました。
最初は、文章の読み辛さからなんとなく物語世界に入りきれずにいました。
確かに、化学式やら化学反応についての説明やらが出てきてというところ
もあるのですが、作者のクセなんでしょう(修飾−被修飾のリズムが)。
化学式やら化学反応の部分はほとんど読み飛ばして問題ありません(笑)。
哲学的あるいは文学的な雰囲気を出すために、学者や作家の格言・名言を
挿入する作品をよくみますが、化学的な説明はそれと同じで物語の世界観
に深みを出すためのレトリックとして考えたほうが良いでしょう。とにか
く、筆者のクセも3分の1ぐらい読めばだいたいわかってくるので、その後
はスラスラいけるはずです。
ガユス&ギギスのコンビのやりとりはニヤリとしながら読んでました。当
方はまだ1巻しか読んでいませんが、作者が綿密に練っているであろう
「咒式」の世界、キャラクターの過去をもっと知りたいと思わせる作品で
した。また、1巻では「暗黒」というほどの残酷なシーンはありませんでし
たし(脳漿がどうのとかいう程度)、素直に楽しめると思います。
化学式が
あちこちで見る名前だったのでなんとなく購入。
始まりは確かに読みずらいです。無理やり難しい言葉を使おうとしているような所もありますし、化学が基盤となっているせいか主人公の思考も分かりにくいです。化学の教科書以外で、化学式の羅列やその理論を読むことになるとは思ってもみませんでした。化学式が苦手な自分としては、最初は脳が門前払いして大変でした。
しかし、読み進めるとそれにも大分慣れて独特の文体にも愛着が沸いてきます。キャラクターの性格やその口喧嘩の激しさにも戸惑ったのですが、それにもすぐに慣れ…。
性格の(かなり)捻くれた主人公とその相棒ですが、所々で現れる行動には不器用な人間らしさも垣間見え、共感する言葉や考えさせられる言葉もたくさん出てきます。各章の最初にある様々な言葉も、本当に存在してもいいくらい哲学的なもので、作者は一体何者なんだ、と真剣に考えたくなりました。
大満足とまではいきませんが、期待以上に中身の詰まった本でした。最初を乗り切れば、化学が苦手な方でも楽しんで読めると思います。
ひとまず
この一巻の冒頭は、『かるぅ〜く』読み飛ばしましょう。
そうしないと、3ページで飽きますよ?(え…
最初は文字を目で追う程度で結構ですよ?
まず、理解するのは不可能でs!
やたらと『大学でも使わないんじゃ?』と思うような見たことの無い公式、
それに『ムツカシイ』漢字でのムリムリな当て字が多様されているのは、
作者様々の性格のぶっ飛び具合と言う事で諦めましょう。(←失礼
だが、し か し !!!!!!!
そんなどうでもいい事は置いといても、お釣が来る内容の『濃さ!』
戦闘シーンを想像しながら読むと、脳内麻薬がドバドバ出ますよ!マジデw
貴重な600円をドブに捨てたつもりで、ます一巻をドウゾ。
あくの強いキャラ、そして凝った魔法描写
かなり凝ったファンタジー小説です。
自分的に電撃文庫ブラックロッドシリーズ以来の衝撃です。
設定も凝っていています。
癖のあるストーリーにミステリー的な要素が適度に絡んでいます。
あとバディ物の要素もあります。
頭は切れるがどうしても三枚目な主人公と圧倒的美貌と強さをもちどこまでも天上天下唯我独尊的な性格の相棒……
そして特徴なのは天才軍師的なキャラが主人公の前に立ちふさがって読んでるこっちも
主人公と共に歯がゆい気持ちになってしまうところ。
なんとなく自分はサンデーコミックのパトレイバーの内海課長ことリチャード・王を思い出しました。
似たようなムカツキ感を覚えたので(笑
お話はよくできてると思うけどそのストーリーの中身やキャラクターが個人的にあんまり好きじゃないので、星三つ・・・と思ったけど
戦闘シーンが目新しく読めたので星4つにしました
戦闘シーンなんですが、おおざっぱに言うと特殊能力や人知を越えた身体能力、
破壊的な攻撃魔法バンバンなバトルなんですが
「魔法」というもので引き起こされる現象を化学や物理学など専門用語を使って、複雑かつSFちっくに描写していて、それがみごとにハマッてました。
ハマってしまった!
1巻を読み始めたときには正直、漢字の多さやカタカナの多さに『うっ』と思ったのですが読み進んでいくうちに気にならなくなり、
最終的には夢中になってページをめくる程に夢中になっていました。
2巻以降からはだんだんと読み易くなっていっていっているので、そんな気持ちになる事も無くなりました。
この本の何よりもの面白さは、
“登場人物の口の悪さ・変人ぶり”や“主人公2人の関係”だと思います(笑
戦闘シーンも細やかな表現により、自分も同じ場所で戦っているような興奮を覚えさせてくれます。
しかし、逆に2巻などではその表現の豊かさが『グロい』と思われる方も居ると思います。
やはり、このあたりは人を選ぶのではないでしょうか。
毎回主人公が勝利を収める!というヒーロー物語の様なものでは無く現実的な人間的なストーリーとなっているので、
読み終えた後の切なさも魅力の1つだと思います。
主人公たちの辛さを乗り越えて生きていく精神面での成長も素敵です。
個性的な内容や文面が人を選ぶのでは・・・?と思ったので星を4つにしました。
個人的にはもちろん星5つです(笑
いい意味で馬鹿!
文が上手いとか下手だとか、設定がありきたりだとかそうでないとか、そういうので片付ける作品じゃないな、というのが第一声。
1巻で面白いと思っても、2巻以降のグロさにウっとなってしまったりして、もう本当に人を選ぶ。
ラノベとしてかなり人気があるようですが、「へぇー人気あるんだ」で気軽に手に取ってしまうと、恐ろしいことになりかねない。
と、酷評のように思われがちなのだけれど、本当に、何の前情報もなく手に取る際はご注意を。
この作品の何が面白いかって、全体のアンバランスさが面白い。
ドンデン返しの仕方も上手い。
主人公二人の関係も面白い。信用しているのか信用していないのか、分かるような分からないような。
ただ一度読み始めると、終わりまで読まないと気が済まない、読み手をそういう勢いに持って行く。
ドンデン返しを繰り返しすぎて、読み終わったあとにまた「…え?なんだったっけ?」と読み返してしまったりしそう。クセが強い=合う人はとことんハマる!
そんな感じです。
クセの強い個性派ファンタジー。
新人賞の選考でもめた、というのが納得できてしまうくらいクセの強いファンタジー小説です。
全体的に漂う冥い雰囲気と倦怠感が強烈で、
キャラ・ストーリー共に好感を持てる要素が少ないというのに、
読み終わる頃には小説の世界にどっぷりと巻き込まれてしまいます。
無理矢理ではありますが、魔法に科学的な説明を加えた手法も個性的で良いです。
好みがわかれる作品だと思うので、星四つにしました。
はじめてここまでハマリましたw
この本にでてくる職、咒式士(じゅしきし)という仕事をして生活しているガユスと相棒ギギナ。
しかしこの二人が関わると何故かいっつも仕事はエライコトに!?
しかも!『咒式士にまともな奴はいない』といわれているほど相棒も関わる奴もくせ者ぞろい!?
そんな話のなかでやはりまず印象に一番残るのは
キャラたちの黒さと口の悪さ!
普通いえないよ!?もっと言ったれ!というようなズッツバ!
としたキャラのひねくれた悪口が爽快な気分にしてくれます(笑)
独特の世界観を広げ、竜と戦う戦慄の戦闘シーン。
正義が勝つだけがよくある事?
いいえ、この世は理不尽で辛く、そして楽しいもの・・・
そんなことを深く考えさせられるキャラたちの葛藤と十人十色の考え方
辛いことに立ち向かいながらも生きていく・・・
そんな二人に釘付けになること請け合いです!!
クセは強いが、可能性は未知数。
とにかくキャラのかけあいが絶妙。声出して笑えるラノベはそうそうないと思う。ただ、やはり相当クセが強い。
化学や物理の教科書を丸写ししたような描写文が異常にくどく、まともに読んでると疲れる(普通はこういうのを後で噛み砕いてわかりやすく説明するべきだと思うんだけど、それがないのはやっぱり丸写しなのではなかろうか)
情景描写の表現は多彩で個性的だが、一方でわけがわからないものもしばしばある。ただ、これがデビュー作ということなので、今後に期待はできる。
全体的に、詰め込むだけ詰め込んだという感じ。無駄も多いが、光るものも多い。
これからプロでやっていく上で、どう無駄を削り、キャラ以外に「魅せる」ものを作るかというのが課題になると思う。
