- [著]谷川 流
- [著]いとう のいぢ
- カテゴリ:
- 文庫 (308頁)
- ISBN:
- 4044292035
- 発売元:
- 角川書店 (2003/12)
- 価格:
- ¥ 540 (税込)
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ユーズド商品:¥ 83 より
アニメの原作集。笹の葉ラプソディがおすすめ。
「涼宮ハルヒ」シリーズの3作目。短編集です.ほとんどのエピソードがアニメ化されていますので、おなじみのストーリーでした.そのなかでも「笹の葉ラプソディ」はアニメ化されてはいませんが、ハルヒとキョンので出会いや、中学生時代にハルヒが校庭に書いた謎の文字についてのエピソードが語られていて、興味深いものでした.これだけいろいろな物語が縦横無尽に生み出せる谷川サンの妄想力と、いかにオリジナルの「涼宮ハルヒの憂鬱」がよくできた作品だったかを思い知らされました.残念ながら、その他のエピソードはアニメで見てしまった後だったので、印象が薄くなってしまいました.アニメをご覧になる前に、読まれることをお勧めします.
三巻目
「憂鬱」「溜息」は長編モノだったが「退屈」は短編モノとなっており、
日常の学園生活が描写され
短編1「涼宮ハルヒの退屈」
草野球大会に出場するSOS団。試合の描写に臨場感がある。
ハチャメチャで明るい作風が突き抜け面白い
短編2「笹の葉ラプソディ」
「涼宮ハルヒシリーズ」の設定を生かしている。
短編3「ミステリックサイン」
今作で一番微妙である。終盤の展開が少し荒いといった印象。
短編4「孤島症候群」
孤島で事件に巻き込まれるSOS団...と言う事で異色作
短編集で様々な要素が作品に詰め込まれており、二巻で「ギスギスした団員の関係」
が気になっていたが、その点も解消されており読み易い。
憂鬱(一巻)→退屈(三巻)→溜息(二巻)の順で読んでも問題ないです。
もしも
もしハルヒが
「野球大会に出るわよ!」
なんて言わなければどうなっていた?
…そりゃ恐らく、特に変化の無い一日でしたでしょうね。閉鎖空間だの何だのとは無関係に。
もしもキョンとみくるが三年前に行かなかったら?
…行かなかったら、
『ジョン・スミス』もその後の『消失』のシナリオが成り立たないでしょうね。
ちなみに、どう考えても、ハルヒが指揮してキョンが書いたあの絵が全ての原因に思えるのですが。
もしもキョン、長門、古泉、みくるが部長氏の部屋をもう一度訪れなければ?
カマドウマにも遭遇せずに、例の八人は未だ黄土色時空のままでしょうね。
ちなみに、キョンは五つもの否定語を連ねたと思います。
もしも、本物の殺人事件が起きたら?
犯人はやっぱりあの三人?
ほのぼの短編集
大きな事変ではなく、SOS団の日常はどうなんだ?なんかあるんでしょ?という
読者の要望に応えた様な作品集。
一つ一つ、安穏?であるもののこれからのお話に重要なエピソードばかり。
見逃せません。
「ミステリックサイン」の長門は"消失"の長門に繋がっているような気がします。
伏線といいますか・・・。
「笹の葉〜」が重要度では1番ですね。
「孤島〜」はアニメの方がドキドキさせられました。
とにかく、ハルヒを読み進めるには見逃せません。
3巻めは「長門」の特殊能力全開エピソード
3巻めは短編1,2,3は宇宙人製の有機アンドロイド「長門有希」の特殊能力全開のエピソード三連作。短編4は、古泉と組織が演出するハルヒの退屈阻止作戦。
長門は感情ゼロの有機アンドロイドとして登場したが、1巻目(憂鬱)のエピソードを経て、キョンとの間に特別な信頼関係のようなものを築き始めるとともに、徐々に人間らしい感情の萌芽を見せる。
ハルヒがこの世界で(無自覚かつ能動的に)全能であるのと同様に、長門もまた(思慮深く受動的に)全能である。なにを考えているのか分からないことは同じか…(笑)
二人のタイプの違う全能の女にはさまれてキョンは幸せだが、ストーリー的には、全能の登場人物に対していかに制約条件を設定するかというのがひねり所。
ふたりの全能キャラの性格の違いは、「危険物」と「安全装置」の機能も果たしていて、物語をバランス良くドライブしている。
中身のある短編集
まず最初に私はアニメから入りました。
そして、その入り方はアニメの再現度完成度クオリティに助けられ、
非常に正しい選択であったと思っています。
各声優陣の実力のおかげで、原作本のキャラ、セリフが
そのままアニメーションや風景となって頭の中を駆け回ってくれます。
こちらの「退屈」は、短編集になっており、
非常に読みやすくなっていると思いました。
その代わり、各話毎の深さは…と思いきや、
なかなか深いんです。
短編集が後の話の大きな伏線になっていたり、
重要な前知識的要素になっていたりもしますので、
短編集だから…と侮って未読のまま飛ばして「〜の消失」に進んだりせず、
是非読んでから次へ進んで欲しいですね。
作品として、私たち情報を受ける側へ発信されたのは、
当然「原作→アニメ(漫画は省略)」ですが、
個人的に入っていく順序のオススメは「アニメ→原作」です。
人によって意見は分かれるでしょうが、私のような想像力が稚拙な人間には、
アニメを観てからの方がキャラクターや情景に共感を覚えましたし、よりリアルに想像できました。
作者は短編の方がむいているかも
本作におさめられている中で秀逸なのが「ミステリックサイン」。
登場人物中最もアクティブなハルヒが実は狂言回しであるという一作目のエキスを見事に表現している。
短編の評価は色々。
表題作「涼宮ハルヒの退屈」は長門の能力の出たらめっぷりが面白く、実際に起き得ない強引な展開には笑うしかない。ハルヒらしさもよく出てるし面白かった。
「笹の葉ラプソディ」は1巻で紹介されたハルヒの過去のエピソードにまつわる話なのだが、それがこう絡むか!と感心させられた。しかもこのエピソードは後のシリーズにも重要な関わりを持っている。
まぁ面白さも十分あると思う。
「ミステリックサイン」はSOS団に相談者が訪れるという珍しい展開のエピソードなのだが、本作の中で印象が一番薄かった。事件の解決手段があっけなさ過ぎというか。エンブレムは公式サイトで確認してなるほど、とうなってしまったが。
「孤島症候群」はついに推理ミステリーか!と大いに期待して読むとあてがはずれる。せっかくなのだから金田一ばりのものにしてくれたらよかったのだが、事件の解決が淡白で正直がっかりさせられた。
25年後か16年後に叶う時差の激しい願い事に願う事
四つの短編からなるオムニバス形式の今作は、
キャラクタ設定、世界設定をより深く知るのに一役買っています。
「笹の葉ラプソディ」「ミステリックサイン」ではハルヒとキョンの意外な接点が描かれ、
またもキョンの無自覚な「トリガー(SOS団たらしめる)」っぷりが披露されます。
「孤島症候群」では古泉の知り合いの招待で、孤島の館を舞台にSOS団初の夏合宿が展開されます。
孤島の館、この美味しいシチュエーションを前に展開するハルヒの願望連想は、
ミステリと言えば孤島、館、探偵、当然のように事件と展開して行き、事件の結末として望むのは………。
このエピソードでは、常々古泉がハルヒを評していた「ああ見えて常識のある人」という言葉が
主人公のキョンにも認識されます。それどころかハルヒの常識者性を擁護する姿勢を見せます。
何だかんだ普段文句言ってる割に見ているところは見ている、そんな微笑ましさを垣間見た思いです。
関係無い話ですが、私は普段あまりミステリを読まない人間なので、
作中のミステリ常識語?「クローズドサークル」という言葉を初めて知りました。
そしてやはり「探偵がいなければ事件は起こらない」これは定説のようですね。
「憂鬱」が「溜息」に変わるまでは『退屈』を全力回避
角川スニーカー文庫刊・谷川流著・いとうのいぢイラストの
「涼宮ハルヒ」シリーズ第3巻にあたる『涼宮ハルヒの溜息』です。
時間軸は第1巻の春と第2巻の秋を繋ぐ夏の季節が舞台。
短編3本と書き下ろし1本の4部構成になっており読みやすさも向上。
未だ全貌不明の「涼宮ハルヒ」が思い描く非日常が具現化されるのを抑えつつ、
青き神人が暴走しないよう奮闘配慮する様を描いています。
平たく言えば彼女の「退屈」を阻止せんとするエピソードが中心。
その内部事情を知っている読者はどんな回避不能な選択肢をハルヒが選ぶのか、
わくわくしながら読み進められます。レビュータイトルに記載したように、
作品名称からも作者のシリーズ構成の計算高さが伺えます。
短編1「涼宮ハルヒの退屈」
今度は草野球大会に参加してSOS団の名を轟かせんと意気込むハルヒ。
野球実況中心ながら、鶴屋さん、キョンの妹も参戦して
凸凹メンバーの織り成すスったもんだの面白さが堪りません。
退屈は彼女の不機嫌となり、世界の崩壊のカウントダウン確定と危惧した彼は
長門にイカサマ作戦を敢行させます。草野球っていつから本塁打大会になったのでしょうか?(爆笑)
短編2「笹の葉ラプソディ」
七夕の空に想いを馳せるハルヒ。みくるに連れられ、出逢うは問題の「三年前」の彼女。
第1作「涼宮ハルヒの憂鬱」で誰もが違和感を感じなかったであろう、
いくつかの真実のピースがカチリとはまる展開は驚愕必至。
まさかそういうネタ仕込みがあろうとは・・・。今後の展開を期待させるSF度全開・衝撃度の高さが見事です。
短編3,4「ミステリックサイン」「孤島症候群」
今度は長門と古泉が主役。やっぱり彼女の「退屈」を全力回避。
行方不明者の探索に仕掛けられた罠、脱出不可能の孤島で起こる密室殺人事件の真相。
ハルヒのためにハルヒがいてこそ成立するSF要素も加味した良作2本です。
