- [著]大島 弓子
- カテゴリ:
- 文庫 (126頁)
- ISBN:
- 4044348022
- 発売元:
- 角川グループパブリッシング (2008/06/25)
- 価格:
- ¥ 540 (税込)
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自分にとってのオンリーユー
長い間連れ添った猫が死んでしまった。
その猫は空気のようにそばにいた。
喪失感は大きく、何もすることができなくなっていった。
でも、作者はあるとき決心してペットショップに入り、グーグーと出会う。
ペットショップに入ることができたのはなぜだろう。
そこの葛藤はこの作品には出てこない。
でも、悲しむことではなく、前に進むことを逝ってしまった猫は
望んでいたはずだ。
作者は前に進んでいく。
そんなとき、大きな病気が発覚する。
この淡々さはどうだろうか。
私が発病したときは、病気になっただけでこの世の終わりな
気分だったのに。
ひとつひとつ、人は積み上げて行く。
猫との関係も、病気との関係も、人との関係も、そして自分自身とも。
静かな流れの中で、心地よく、多くを語らないそのせりふのなかで
多くのことを教えてくれる。
グーグーと漫画家。最高の組み合わせだと思うのである。
猫好きなら
小泉今日子で映画化というので読んで見ました。
奇想天外なストーリーかと思いきや
グーグーとビーいう猫ちゃんとの
何気ない日常生活が描かれていました。
猫ちゃんの描写がとても愛らしく、
猫好きだったらかなり共感できて面白いと思います。
猫好きにお勧めの一冊です。
大島さんお久しぶりです
大島弓子さんのマンガは、私がまだ中学高校あたりの頃読んでいました。天才的だなぁと思っておりました。
綿の国星綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)以降は、殆ど大島さんのマンガを読んでいませんでしたが、本屋さんで偶然手にしたこの本。本当に久しぶりに大島弓子さんに引き込まれました。マンガで書かれたエッセイですね。
我が家でも最近ネコを飼い始めたので、余計に楽しめるのかもしれません。
愛情と人間味溢れる漫画
あの吉本隆明さんが(よしもとばななさんのお父さん)『漫画界の巨匠である』と言っていた
大島弓子さんの作品を始めて手にすることが出来ました。
物語の始まりから共感することが多くて人間味溢れる方なのだなぁと言う印象を受けました。
例えば、長年使っていた洗濯機をいとおしんで話しかけて使っていたりとか。
はじめから天才!と言われるだけの何か人をぐいぐい惹きつけるものも感じました。
こんなに面白いとは思わなかった、そして、分かりやすいとも思わなかったです。
猫と同居している私にはこの漫画は猫との付き合い方の凄く為になる本でした。
病気の事や猫の仕草など『そういうことでやっていたのね』と思う事がたくさん書いてあり
勉強になりました。猫、1人、1人にも、もちろん性格があるのだけれど
それを再確認させてもらった偉大な漫画。
猫にももっと、もっと、愛情をかけなければ後悔しそうな気がしました。
柔らかな絵のタッチと優しく聡明な大島さんの世界観、きっと誰もが大好きになれると思います。
この秋公開される映画も(主演は小泉今日子さん)楽しみになりそうです。オススメします!
グーグーに癒される一冊
「グーグーだって猫である」は映画化されており、今年の9月から全国一斉公開されるようです。
主演小泉今日子、上野樹里、加瀬亮だそうです。ん? ん? ん? と首をひねっています。というのも、この漫画の存在を知らなかったせいもあるのですが、この大島弓子さんの漫画は猫の漫画でして、それも1巻を読む限り、以前の大島さんの名著「サバ」シリーズの続編(主人公の猫は交代しているんですが)のような感じで、漫画家の大島さんと猫たちの日常を描いたような話だから、小泉今日子? 上野樹里? (特に「ラスト・フレンズ」のイメージがついた後では)という感じです。
まぁ、もちろんのこと2巻以降では、今までと違って、すごくたくさんの人間関係が出てくるのかも知れませんが、1巻を読む限りでは、グーグーという子猫が主人公のお話です。
13年生きた「サバ」が死んじゃったあとに、ペットショップでの偶然の出会いから大島家にやってきた「グーグー」。アメリカンショートヘアのちびっ子で、声を出して鳴くのが下手で「んるるる」と鳴くグーグー。グーグーは、サバと違って人懐っこくて人の肩に乗り、ドライフードをぽりぽり食べるかわいい猫です。サバの時は漫画家として大島さんがものすごく忙しかったので、そのあたりの生活環境の違いが猫とのつきあいや猫の生活にも大きく影響するみたいで、そのことも漫画に描かれています。一匹目の猫と二匹目の猫との暮らしが違う。それは僕も何匹か猫と暮らしているのでとても実感としてよくわかることで、それだけにとても共感できたし、なにより子猫が大きくなっていて、いろいろなことをするようになっていくのを読んで、自分とこにいた猫の子猫のときの事を思い出しました。猫と人生をともにしていて、ともに時間を過ごしていて、良かったなぁと思う瞬間をたくさん思い起こさせてくれる漫画でした。
どうも猫ものの本というものに猫好きは無条件に弱いみたいで、ひょっとしたら猫とかに興味がまったくない人には全然共感を得れないかも知れませんが、猫好きには是非お勧めの本です。
