- [著]雨川 恵
- カテゴリ:
- 文庫 (253頁)
- ISBN:
- 4044507090
- 発売元:
- 角川書店 (2007/05)
- 価格:
- ¥ 500 (税込)
- 在庫状況:
- 通常3~4日以内に発送
ユーズド商品:¥ 1 より
う---ん…
はっきり言って残念な作品ですね…
盛り上がる場が全くなく、曖昧な部分が多々ありました。
あと一巻出して、キレイにまとめて欲しかったです。
でも、ラストのユティの恋に気付く場面はとても微笑ましかったです(^_^)v
アダルシャンシリーズ最終巻
アダルシャンシリーズ最終巻です。
カストリア王宮から抜け出したアレクとユティは、無事アダルシャンへと戻れるのか。
戦端を開こうとするルシウスをいかにして抑えることが出来るのか。
囚われたエリアスの行く末は。
色々と気になる事は前巻からって、それらにも一応の決着はつきました…が、
山場と言えるものが無いので、いまいち盛り上がらない。
魅力的なキャラクターが沢山出てきているのですが、どのキャラクターも、
持ち味を生かしきれていないような気がします。
戦神アレク、血鬼と呼ばれるカジャ、反逆者?エリアス、敵国の皇太子ルシウス
、切れ者の皇帝ユーゼリクス。
…みんな、設定以下の活躍しかしていません。
今回の話では、ユティもあまり活躍し切れていない気がしました。
フラッドなんてちょっと出てきただけ…。
特に勿体無いと思ったのは、ルシウス。
帝国のためにアダルシャンを落そうとあんなに策略をめぐらせていたのに、
皇帝に言われたらあっさり引き下がるってそんな(汗)
父を尊敬しているからこそ従ったのだと思いますが、
あっさり引き下がる理由に足る『皇帝の威厳』とか、『皇帝とルシウスの関係』が
ほぼ描かれていないので、説得力に欠けます。
ここをもうちょっと頑張れば、緊迫したシーンになったと思うんですが、
これじゃルシウスはただ出てきただけ。
ラスボスどころか、中ボスにもなってません。
でもユティとアレクの関係はこれからということで、ラストのシーンは微笑ましく、
この二人の話をこれからも読んでみたいと思わせられました。
全体としては、面白くないわけではないのですが、
非常に勿体無いつくりになっているなあ、と。
キャラクターを使い切れておらず、また地の文が多いのも残念でした。
