- [著]桑島 由一
- カテゴリ:
- 文庫 (261頁)
- ISBN:
- 4044713014
- 発売元:
- 角川書店 (2005/04/28)
- 定価:
¥ 580 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 1 より
ぽっかり
と心に穴が空いた感じの読後感。
やられた、という感じだった。
桑島さんのストーリーの展開の仕方は、ほのぼのありがちラブコメ風味から、さらっととんでもなく救いようのない方向へ持って行くのが常道だということを痛感させられた。
神様家族はぶっちゃけまったく面白くなかったが、これを読めば桑島さんの作風がわかってもらえると思う。
全力でオススメしたい一冊。
想像していた以上のクオリティを作品が有していたので、冒頭からラストまで一気に読んでしまった。
著者の過去作で個人的に手痛い洗礼を受けたので敬遠していたが、「普通にこれだけ書けるなら、あれ、なんで?」と考えさせられた。
特撮モノ、変身ヒーローモノの作りをしてあるので、某ライダー系などに過去触れたことのある方なら楽しめると思います。
スキッとする怪人との対決から、ヒーローの人気、理解されないヒーローの苦悩、そして人としての葛藤、ヒーローの責任といったヒーローの表裏両面を書ききってます。
終盤のノートの件で不覚にも潤ってきてしまった、それくらい作品に感情移入してしまう出来に読後とても嬉しくなった。
主人公とヒロインがとても作品の雰囲気にあっており、無意味な個性は主張しないが強く印象に残る人物像をしている。
作品として揺らぎを感じず、しっかりとした作りをしているので、個人的に自信を持ってオススメできる一冊です。
変身、ヒーロー、怪人、交換日記といったキーワードのどれかにピンときたら購入してみてはどうでしょう。
切ないねぇ。
書きなれていることがわかる、冒頭でしっかり読者をつかむインパクトがある。
話は王道。よく見る展開。でも、それがいい。
考えなくて、純粋に読めばいいわかりやすさがある。
純粋に感動した。半月の次くらいに感動した。冒頭の笑える文とはエンディングは大違いだった。
この作者はうまいと思った。
で、放電映像のイラスト狙いで買って、イラストもあまり外れなかった。
すこしカラーがちょびエロだけど、全然普通だよ。
「その手」のモノが分かる人へ
この作品の真価は最後まで読まなければ分からない。
こんなに切ない気持ちにさせてくれた小説は久しぶりだった。
この作品を楽しめるであろう読者層はある程度限られるであろうから、
先にそれを述べておくこととしよう。
1、いわゆる「戦隊モノ」や「特撮モノ」が何のことか分かる。
2、昔、1で触れた「その手」のものにはまったことがある。
3、アマゾンやライダーマンを知っているくらいには「その手」のものの通だ。
4、変身ヒーローはいつの時代も王道だと思う。
5、「愛する人のために」というフレーズにジンと来る。
以上の5点のうち2つ以上当てはまればレジへGO!
何、条件が厳しいだって?それは仕方ないな、仕様だから(何
正直、ネタが濃いというかマニアックというか、方向性を誤ったというか、
分かる人でなければ楽しめないし、分かる人でなければ感動も無いだろう。
だがそこがポイントだ。この作品の真価はまさにそこにある。
ライトノベルの通常のターゲットである中高生層よりも、
むしろ「その手」のモノをある程度知っている10代後半から
「大人」になろうとしている(あるいはなった)人達向けの作品だろう。
ネタと展開はまさに王道。分かる人ならば下手をすると泣く。
というか私はちょっと涙腺が緩んだ。なんだこの切なさは。
感動したという人を見つけたらそれはまさに同志に違いない。
内容と読者層に偏りのある作品ではあるが、
読んで良かったと思わせるだけの地力がある作品だ。
物語の筋をどうするのか気になります。
神様家族が意外にも体に合ったので違うのも読んでみようと思って買いました。
読んでみて思ったことは神様家族の方が面白かったな、ですね。文体とかも関係しているのでしょうが、幼馴染が最後にあんな姿になってしまうのも、最後に必要な力をあのような形で使ってしまうのも納得できませんでしたね。あと気持ちがすれ違うにしても普段の行動を見ていればその人がどう思っているのかわかるし、主人公のことを遠まわしに言っているのに気づかないのは異常だと思いました。それで最後にあんなことをしていると幼馴染に言うのはどうなのかと。無理やりに表題と結び付けている気がしました。
続きをどう書くのかが楽しみです。キャラは主人公以外嫌いじゃないから続きが出たら買います。
王道かな?
元々筆者のファンだったので購入し、何の気なしに読み始めました。始めは他作で諸所に見られた筆者らしい言葉遊び的な要素も少なく、ストリーも平凡なだけか?といった感じでした。しかし、話が進むにつれ「ああ、これは平凡なんじゃなくて、王道を行ってるんだ」と思い直させるほど骨格のシナリオで魅せてきており、エンディングもまさにこのパターンでの王道かと思いましたが、それでも十分楽しめる作品です。
笑えるけれど切ない物語。
ストーリーは少年には交換日記をしている少女がいます。少年はその子を大切に思っています。
そんな少年はある日、特別な力を手に入れヒーローとなります。そこから少年は虐められキャラから一変クラスの人気者となります。
しかし、浮かれている少年は少女との距離を広げてしまっていることにも気づかなかったのです。
前半は主人公が周りに振り回される様子を、後半からは少年の苦悩が描かれています。最後には泣いてしまいました。☆を五つでも良い作品です。けれど個人的にはエンディングが心残りだったので☆を四つにしました。
読み終えて桑島先生らしい内容だったと思います。
