千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21) (角川oneテーマ21) (角川oneテーマ21)

  • [著]野村 進

カテゴリ:
新書 (239頁)
ISBN:
4047100765
発売元:
角川グループパブリッシング (2006/11/09)
価格:
¥ 740 (税込)
在庫状況:
通常24時間以内に発送
Amazon.co.jp で商品情報を見る

ユーズド商品:¥ 1 より

この商品をブログに貼り付ける

9,301 位
評価: 4.5
2008
10/02
Thu

日本の知られざる巨人たち

100.0% (2 / 2)
[No.40] posted by 自称霊長類

購入にあたってこちらのレビューを参考にさせていただきましたが、実に良い本です。
プロジェクトXやがっちりマンデーのような番組が好きな方におすすめします。

日常的に触れるモノが老舗の技術で支えられていたり、時代と共に意外な変遷があったりと、
実用的ビジネス教本ではなく、老舗企業の知られざる逸話集といった印象です。
専門的で難解な用語はほとんどなく、身構えることなくすっきり読めます。

2008
06/21
Sat

ビジョナリー・カンパニー

0.0% (0 / 2)
[No.39] posted by modame

ビジョナリー・カンパニーでは「業態は変わってもビジョンが変わらなければ産業の構造変化にも会社は耐えうる」といった視点だったように記憶している。

本書では、結果論的ではあるが結局持ちこたえてきた、小さなシーズから変化することに成功した老舗企業の姿勢に共通する部分を垣間見ることができる。

削る文化とは?
重ねる文化とは?

結局ITで「何をどう便利にしたいのか?」よくみえないニーズが、こういった書籍に散らばるキーワードから見えてくる。

ネムリユスリカ。

基本に忠実。ただし考え方は七変化。

vision【名詞】先見、先見の明、洞察力、想像力、考え方

2008
06/08
Sun

掘り下げは浅いがこれでいいと思う。実に楽しく読むことができた。

0.0% (0 / 2)
[No.38] posted by TaroTaro

「○○だけをつくり続けて○百年」という老舗ではなく、創業時からの技術を現代に生かし柔軟に対応することで生き残ってきた老舗企業や、様々な分野に進出しつつも頑固に本業(家業)を守り続ける老舗企業が紹介された一冊。

中心となるのは経営者へのインタビューなので、サラッとしかも実に楽しく読むことができた。どの企業の紹介も簡単にしか書かれていないし、どんな企業にも現時点で存在するはずの経営上の問題点にも殆んど触れないので、読み応えという点では物足りないが、こういった本はこれでいいと思う。

著者が楽しみながら取材をしている様子を感じることができるので、日本もまだまだ捨てたものではないな、といった爽やかな読後感が残った。

「世界最古の会社」と言われる「金剛組」が殆んど紹介されていないのは、この本の趣旨に合致しなかったからなのかもしれないが多少残念。

2008
02/15
Fri

TBSはパクったの?

80.0% (4 / 5)
[No.37] posted by Level22

25年来ノンフィクション作品を書き続けてきた著者の力量には定評があるが、この作品はその中でも秀作である。著者が取り上げる様々なテーマの中ではこの作品は軽いもので、軽妙な文体とあいまってあっさりと読めてしまい印象に残らないように一読したときには思われるが、なかなかにすごい著作である。この作品の肝はそのユニークな視点にある。

いくつかの偶然の出来事を拾い上げてそれを押し広げる展開をする無理のある著作が多く出版されている現在において、著者は老舗と先端技術がつながっていることを実に多くの例を取材して丁寧に紹介することによってそれが偶然でないことを示し、その背後にある日本の伝統や精神のようなものさえも浮かび上がらせることができているように思う。内容はトレハロースや都市鉱山などの事業を行っている老舗企業の取材ルポ。

【蛇足】NHKが著者を招きこの本を元にした番組を作っていたが、この本を下敷きにしたとしか思えなかったTBSのスペシャル番組に一切著書・著者の言及はなかったのはなぜなのだろう?

2008
02/05
Tue

タイトルは、「百年以上、働いてきました」にすべき

100.0% (9 / 9)
[No.36] posted by FreshAir

内容は面白い。着眼点がいい。一気に読んだ。日本にはそう大きくなくても、世界に誇れる独自の技術力を持っている会社がたくさんあるが、本書はその中から100年以上の歴史を持つ企業に焦点を当てて紹介している。

特に、「伝統は革新の連続」というキーワードは心に残った。実際、本書に出ている老舗企業の多くはコア・コンピテンスを大切にしながら時代に合わせてそれをうまく新たなイノベーションにつなげていることが良くわかる。米国にはイノベーションに関して考察した優れた著作がたくさんあるが、本書の事例はそのようなビジネススクール向けの研究対象としても興味深いケーススタディになるだろう。クリステンセンやポーターや故ドラッカーなら、これらの企業の強さの秘訣や背景をどのように分析するだろうか。少し知りたい気もする。

ただ、本書のタイトルの「千年、働いてきました」というのは本書の19社中でただ1社だけである。ある程度印税を稼ぐことを意識しなければならないことは理解するが、誇張し過ぎない適切なタイトルは他にもある筈だ。100年以上の会社を集めたのだから、どうして正直に「百年以上、働いてきました」にしないのか。本文にこのような誇張はないと信じたいが。この点については、本書の著者は取材した老舗企業の方々の誠実さを学ぶべきだ。

2008
01/16
Wed

老舗は「動」の組織

100.0% (4 / 4)
[No.35] posted by あれこれ本記

本書には、創業100年以上の老舗が取りあげられています。
長く続く老舗に、日本の誇りを感じます。

中国などでは、家族とカネだけが頼りですべて血族企業になって、長く続かないのだそうです。
それに対して、日本は、血にこだわらず、優秀な人を後継に迎えているところが多いということです。
そして、日本は、アジアの中でもは珍しく職人が尊ばれ、国や政府などの権力者が職人を保護してきました。職人もそれに応え、信頼感を持っていたようです。

老舗は、伝統を守るだけの「静」の企業ではなく、柔軟性と即応性をもった「動」の組織が多いようです。
それでありながら、これだけは譲れないという頑固さがあるようです。

職人を育て「もの作り」を大切にしていく、伝統を大切にしてきたいものだと感じました。

2007
11/16
Fri

私も前から気になっていました。

100.0% (4 / 4)
[No.34] posted by 都筑コータロー

日本に長寿企業が多いという事実は私もずっと前から気付いていて、
インターネット等で色々調べたことがある。
本書では、どちらかと言えばそれ程知名度が高くない中規模の会社ばかりが取り上げられているが、
実は業界のトップに君臨する大企業の中にも百年を超える老舗企業が多い。
せっかく調べたので、一応挙げておく。
製薬トップの武田薬品(1781年)、大手ゼネコンの鹿島建設(1840年)や竹中工務店(1610年)、
化粧品トップの資生堂(1872年)、ゲーム機の任天堂(1889年)、楽器最大手のヤマハ(1887年)などなど・・
また大手デパートのほとんどが江戸時代に創業した呉服店から発展しているし、
三井、住友の様なロスチャイルドより古い歴史を持つ財閥も存在する。
日本に何故この様に老舗企業が多いのか本書の中でも色々考察が述べられており、
ユニークな日本人論、日本文化論としても読める。
新書の様な薄い本ではなく、もっと重厚な本で取り上げて良いテーマだと思う。

2007
09/29
Sat

老舗企業が老舗企業たる所以

100.0% (4 / 4)
[No.33] posted by shigegon

 ノンフィクション作家である野村進氏が日本の老舗企業について取材を行い、独自の視点でその在り方を綴った一冊。

 世界の中で、100年以上続くような老舗企業の数は日本が際立って多いらしい。アジアの中では「削る文化」と「重ねる文化」という違いがあって、日本はアジアの中ではごく珍しい「削る文化」を保持することで製造業を培ってきたという。

 商才にたけた近江商人の言い習わしに「売り手よし、買い手よし、世間よし」という考え方がある。ロウ製造業のセラリカNODAではまさにこの考え方が実践され、ロウを分泌する害虫のために植林を行うことで働く地元住民、消費者、駆除されるばかりだった害虫のそれぞれが三者三様に生かされることになったそうである。著者が主張する「老舗の土台を気づくのは、三代目あたりの養子」というのも実例が多くあるようで面白い。老舗企業の多くにある「同族経営・非上場」の強みとは、「社長が替わらないこと」、「株主の顔色をうかがわずに済むこと」だそうだ。社長が2、3年で替わる大企業では決まった期間に結果を出さなければならないのでハイリスク・ハイリターンのテーマに長期間、資金を投入することができないそうだ。中小企業の中にはとんでもない技術を持ったところがありますが、こういうところに秘密がありそうですね。

 文章は読み手のことを考えられて書かれているようで、好感を持てました。また、多くの企業を実際に取材して回っているということもあり、その言葉には説得力を感じました。昨今は儲けを出す企業がもてはやされていますが、企業の在り方として何が大切なのか確認することのできる本だと思います。

2007
08/28
Tue

企業価値とは

100.0% (4 / 4)
[No.32] posted by 南太郎

日本のように長寿企業が多い国は世界的にも珍しいということを始めて知りました。M&Aの記事が毎日のように新聞紙上を賑わす昨今ですが、企業価値を高めるとはどういうことなのか、改めて考えさせられる本です。特に最終章に出てくる金剛組(創業が飛鳥時代というのもびっくりですが)の廃業危機にまつわるエピソードを読むと、企業の価値を究極まで高めたら、その企業は存在そのものがその国の精神・文化になるのだという気さえします。

2007
08/15
Wed

日本人にとって企業とは?

60.0% (3 / 5)
[No.31] posted by タカ

企業というものを儲けの多寡でなく、その持続時間で考えるという単純だけど面白い切り口がまず素晴らしいです。その視点で浮かび上がってくる日本企業の特異性。天皇制を含めて日本人の作ったもの(あるいは日本人そのもの)のこの不可思議とも思える継続性が、なぜ節操のない外国からの概念や文物の輸入と折り合うのか改めて不思議に感じます。各企業の検索や調査も、珍しい視点のためなかなか難しかったのではないかと拝察します。この本は長寿企業を紹介し分析しているに留まらず、最終的には日本あるいは日本人の不思議な部分の一端を垣間見せてくれています。ありがちな表現で申し訳ありませんが、失われつつある我々日本人の自信を取り戻させてくれる書であるといえると思います。


CD・DVD・楽器 | インテリア・寝具・収納 | おもちゃ・ホビー・ゲーム | キッズ・ベビー・マタニティ | キッチン・日用品雑貨・文具 | ジュエリー・腕時計 | スポーツ・アウトドア | ダイエット・健康 | 水・ソフトドリンク | パソコン・周辺機器 | バッグ・小物・ブランド雑貨 | レディースファッション・靴 | 花・ガーデン・DIY | ペット・ペットグッズ | 家電・AV・カメラ | 車・バイク | 食品 | 美容・コスメ・香水 | 本・雑誌・コミック | 旅行・出張・チケット | 不動産・住まい | 学び・サービス・保険 | 百貨店・総合通販・ギフト | デジタルコンテンツ | 車用品・バイク用品 | インナー・下着・ナイトウエア | 日本酒・焼酎 | ビール・洋酒 | スイーツ | 医薬品・コンタクト・介護 | メンズファッション・靴