- [著]Cuvie
- カテゴリ:
- コミック (161頁)
- ISBN:
- 4047124486
- 発売元:
- 富士見書房 (2006/03/29)
- 価格:
- ¥ 609 (税込)
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初挑戦の一般作がいきなりの長編で、かなり行き当たりばったりの6冊目。感動の分厚いドラマを望む方ならパスが妥当。作画に味のあるファンタジー史劇としてなら何とか読めるレベルです。
★2の上。
著者の6冊目(なかなか刊行されなかったため描かれた時期はもっと古いです)にして初のエロ無し一般作は表題作の長編『ドロテア』の第1巻。
未だ慧眼を見ない赤目の魔少女『ドロテア』。
戦火に赴いた少年『ギュルク』。
物語は二人の再会で幕を開ける。
火刑台の魔女『ジャンヌダルク』にそのモチーフたる原型をみてとれる中世魔女列伝的物語に、女性心理描写に長ける技巧派エロ漫画家として名高い著者が挑む。
初挑戦の一般作が始めての長編な上、まったく今までトライしてなかった分野に挑んでしまったため、作画レベル以外で平均点をあげられる項目は、正直一つもありません。
長編ストーリー漫画では、作品を盛り上げるためのその構成手段の第一に『ネタのバラ撒きとお話として開花させる時期のバランス』と『作品では語られない細部にまで及ぶ原体験にまで及ぶ分厚いキャラクター造り』が重要なポイントになってくると思うのですが、明らかに準備不足のため、お話にネタが追いついてこない形の行き当たりばったり的なものになってしまってて残念です。キャラの性格描写にも一貫性が見られず、成長期の二人とはいえ厚みは絶対に不足しています。
個人的には著者の大ファンなので、この作品を通じていろいろ成長してくれればそれで満足ですが、ファンの方以外にはちょっとお薦めしにくいドラマになってます。
少なくとも数多の傑作史劇的な漫画を期待するなら購入はお薦めできません。
『日本橋ヨヲコ』や『浦沢直樹』レベルの構成力が一日で身につくはずはありませんが、もっともっと勉強して将来に役立てていただけたらと思います。
終盤の雰囲気は悪くなくてドロテアも魅力的に描かれてますが、決めポーズをもっと大胆にしてコマ割りの流れの中でインパクトを与えるようにすればさらに感動を引き出せるんじゃないかなと思います。
赤眼白髪の美少女
18禁漫画で定評のあるCUVIEさんです。
いよいよ、少年誌登場で少しうれしいですね。
頑張ってメジャーになってほしいところです。
さて、物語的には、中世の(たぶん)ドイツ、赤眼白髪の美少女で剣の達人ドロテアの冒険物語。
ジャンヌダルクみたいになるんだろうか?
リアルな設定に展開の難しさがあるように思うんだが・・・(たぶん魔法もエルフもでてこないだろうし)
感情表現的な部分でうまい作者なので、少女漫画的な人間関係に重きをおいた話しになるかもしれない。
ただ予定調和で終って欲しくない。適当に綺麗な絵で、適当に順当な話しの展開。それでは意味がない。
バガボンドのように、誰もが知っている話でありながら強烈なパワーを出す作品に昇華してほしい。
他の人が期待しているのも分かるが、この作者はもっと高いレベルへ進める人である。この作品で一山越えて欲しいと期待する。
一般誌だけにはならないでねっ(待望の一般誌単行本・・・)
ドロテア1巻で私は、第3話「餞」が好き。
ドロテア、ギュルク、エルゼ3人の
幼なじみ同士と「白の家」への思い入れと
これからの未来への歩みについてへの心の
揺れ動きが繊細に描かれていて良い。
描画、絵柄共に高レベルなのは、cuvieの
過去作(18禁)を知っている方は、問題なく
読めます。
ただ、中世ヨーロッパ、魔女、傭兵という
切り口はありがちなストーリー展開になり
ますが、まだ一巻なので分かりません。
ならないような斬新な展開を期待しています。
いつかは一般誌から単行本が出るとは予想して
いましたが一般誌だけでなく18禁系も変わらず
描いていってほしいです。
ますます今後に期待!
Cuvie 初の一般誌掲載のコミックス。
中世ヨーロッパの暗い社会情勢という背景のなかで、
主人公の少女ドロテアは、世界の認識と現実との対決を望む、
強くてかわいい女のコとして描かれている。
こういった主人公の姿勢は少年向け作品としてはオーソドックスであるものの、
女性作家の Cuvie が少女を主人公に物語を作るところが面白い。
自分とまったく分離した人格として扱うことのできる男性キャラではなく、
あえて同性のキャラを採用し、それを少年向けという文脈で扱おうと
いうわけ。
Cuvie は決して、作品を単なるエンタテイメントだけで終わらすような
作家じゃない。多義的に読み解けるストーリーを構成できる作家だ。
それだけに、この試みがどこまで成功するかが楽しみ。
単なる主人公の理想化で終わらず、また現実に屈服するでもない、
新しい道を作り上げていくことを期待してみる。
中世ヨーロッパ、ジャンヌダルク系
舞台は中世ヨーロッパ魔女と呼ばれる女性が戦場で戦う物語。
作品のイメージは天王寺先生のオルフィーナっぽいですね。
アダルト〜このCuvie先生の描く女性は結構気の強い女性が多い感じですね。だからこそたまに見せるかわいいしぐさがいいですね。
舞台設定的にこの先には悲劇が待ち受けそうですが、どんなストーリーになるか楽しみです。
