- [著]Cuvie
- カテゴリ:
- コミック
- ISBN:
- 4047125482
- 発売元:
- 富士見書房 (2008/05/09)
- 価格:
- ¥ 714 (税込)
- 在庫状況:
- 通常3~4日以内に発送
ユーズド商品:¥ 250 より
安易というか拍子抜けな終わり方
ハッピーエンドすぎます。
エンディングへ向けてトントンと進んでしまって、終わったときに
「え?終わり?」という拍子抜けで予定調和な感じを受けます。
盛り上げる(読者の胸を締め上げる)にはエルゼ姫か、ギュルクか、
カスパル連隊長あたりを死なす必要があったかも。
シャンツガルドばあばが死にますが、感情移入しづらい人だし、
捕まって拷問受けてる段階で死ぬのは織込み済なので特に感慨が起こらなかった。
それと、"炯眼が啓けた"わりにはあまり活躍していないのも物足りない。
もしかして実は打ち切り?とかでこんな早送りなまとめ方になったのでしょうか。
素材は良いと思っていただけにちょっと残念です。
もう一人のジャンヌダルク、ドロテアが遂に・・・
収録内容
・第26話「 器 」
退路を断たれた雷鎚団、その頃ナウダースではエルゼが遂に・・・
・第27話「不 可 侵」
団員を逃がすためにエムスに捕まったドロテア、捕まった先にはシャンツガルドがそして彼女は最後の手段を・・・
・第28話「狼の牙、魔女の剣」
遂に処刑される雷鎚の魔女、そして民衆の前で火刑にされる魔女は・・・
・第29話「偽ざる思い」
コンラートに連れ去られたドロテア、遂に彼との決着が・・・そしてドロテアは己の想いに気づき・・・
・第30話「闇夜の向こう」
エデウィッヒにより襲われる連隊長、そして黒幕を知ったザクセンは・・・
・第31話「戦 乙 女」
シビュラの残した戦士達だったが、彼女の死に対し・・・そんな彼らにドロテアは・・・
・第32話「幸運の子ども」
エムスでの戦いも佳境に、そこへドロテアが援軍として現われ・・・そしてジャンヌダルクと同じく魔女と呼ばれた少女は・・・
ジャンヌダルクと同じく魔女と呼ばれ、戦いに身をおいた少女が・・・
遂にシリーズ最終巻!
本当にこの結末が著者の意図だったのだろうか?
★2の上(全6巻通しての総合評価は★3の下)。
著者の18冊目にして初のエロ無し一般作長編『ドロテア』の第6巻にして完結編。
『グリム童話』への挑戦は、ひとまず幕を閉じたワケだけど、ラストの方向性はあまりにも安逸で、グリム童話の残酷さとはほど遠く、はたして構想通りに描けたのかどうか、いらぬ心配をしてしまうくらい甚だ疑問も残ります。
初挑戦の一般作がかような大長編になってしまったワケで、構成的な部分では致し方ない部分もあるけど、物語の中で役どころを完全に全うできたキャラも、ほとんど見当たらないのが、ちょっぴり寂しいです。
短編〜3話完結くらいの作品では、あれほど胸を掻きむしられるようなドラマを描ける著者なのに、何故?と思わずにはいられません。
5巻から6巻序盤の方向性が悪くなかっただけに口惜しさもひとしお。
ホントにこれが著者の描きたかった結末なんだろうか?と、うがった見方さえしてしまう私です。
ともあれ、長期間お疲れ様でした。
この作品を描いたことで得るものが多かったのであれば、個人的には満足ですし、反省点が見つかったのであれば次回作に活かしてくれればと思います。一歩一歩前進してくだされば幸いです。
今後の著者の更なる飛躍を信じて。
カバー内のステキなアレがもう見られないのがとても残念です…。
