- [著]西尾 維新
- カテゴリ:
- 新書 (221頁)
- ISBN:
- 406182600X
- 発売元:
- 講談社 (2008/07/08)
- 価格:
- ¥ 840 (税込)
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結論から言えば
早くあげるためにこういう形式にした、という風に思えます。
練ってたアイデアの案を使いまわして更には考えが足りないところを素人が作った話だから、っと処理できる。
前提までの経緯の説明で文章も埋められる。
出だしだけ読んでやっと主人公が戻ったのかと期待したのでがっかりしました。
短編などならともかく丸ごと一冊なので、今後こういうかきかたはやめて欲しいですね。
今更ながら…
西尾維新氏は今までも作中で何度かドグマグに触れていたので、私も西尾氏はドグマグ好きなのかな?とか思ってました(_'Д`)
余談はさておき、既に読んだ方はお気付だと思いますが、この作品は「匣の中の失楽」に似ています。
てか、八割それを意識して書いたと思われます。
私としては、もとネタが何であれ楽しめたのでいいんですが、どうしても比べてしまうのは是非もないかと(;'д`)
知らない方はこれを機に、作品に触れてみるのも良いかと思われれます。名作なので…
なんだかレビューとして微妙なので、最後に作品批評をさせて頂くならば…ミステリではなくラノベとして読める作品でした。
最後に、黒猫様にはごちそうさまとしか言いようがありません(;'д`)ハァハァ
一風変わった作品
まあ、西尾作品は一風変わっているのが当然なので今更ですが、キミと僕シリーズの第三弾。二巻とは違い、メインは黒猫と様刻に戻ってきました(作中、弔士君も出演する事はしますがね)
今回の舞台はロンドン――なのかな? 最後まで読めばこの疑問符の意味も分かる作りになっていて、西尾節が随所に見られる作品でした。一巻から読み続けている方なら気に入ると思いますが、少々ややこしい構成となっています。
読んでいて「え?この章もアレなの}と、もどかしさが先に立つ感じ。ただ続きが気になってしまった時点で読み手の負け。ややこしい構成ではありますが、どんなオチが用意されているのかが気になってしまう巧さは兼ね備えています。
今巻の見所を挙げてみれば、病院坂黒猫の可愛らしさが印象に残っている点と、作中のあの人物がアレ(ネタバレになるので書きませんが)って言う点が良かったです。逆に、様刻と夜月の絡みが一切無かったのは少々残念な気もします。
シリーズを通して読んでいる方にはお薦め。一二巻を未読ならば、まずは一巻から読んでもらいたい一冊と言う感じです。
ミステリ
世界シリーズ3作目ということですが、前2作とは趣が異なります。
舞台設定を変えたことにより、全く別の小説のような印象を受けました。
もちろん登場人物は共通していますし、舞台も「箱庭」という意味では同じなのですが、
あまりシリーズの一作として捉えるべきではないのかもしれません。
トリックが素晴らしい!とかは言いにくい感じですが、
会話の回し方とかはいつも通りで安心感があります。
作中にあるようにエンターテイメントの対極としてミステリを定義するならば、
本作はたぶんミステリではないんでしょう。
最近の本ではあまりみない試み
「好きな人は好き、ダメな人はダメ」という本。どの小説も当たり前といえば当たり前だけれどこの本はその傾向が強い気がします。
今巻の特徴は少し話すとネタバレになってしまうので書けませんが、ポイントでいえば『感情移入できるかどうか』がポイントだと思います。私は、基本的にかなり感情移入するタイプなので、掻き回されて掻き回されて楽しく読めました。
日常会話はいつもの西尾節なので作者買いしても大丈夫かと思います。
次巻は前巻の主人公であり、中学3年になった串中弔士が主人公らしいですよ。
私はこのふたりのキャラクターは好きですね。
この作品の主人公
病院坂黒猫と櫃内様刻(ひつうちさまとき)。
私はこの作品で初めてこの二人を知りました。
今作は「現実と創作」がポイント。
私は第一章を読み終わるまで病院坂が女性だとは思いませんでした(笑)。
とにかく今回は物語の内容よりも構造を見てくれといった感じの作品になってます。だから事件的にはさほど震えるようなものはありませんが、この構造のおかげで「えっ、これって本当のこと?」というふうにとまどいます。なぜとまどうかは実際に読んでそのわけを察して下さい。とにかく病院坂と櫃内とのやりとりが面白かったし、邪悪なキャラクターもでてこないので、西尾維新にしてはゆったりと読める作品です。
創作なのか現実なのかハラハラさせる本です。
そして読んでいて、ああ嘘で良かったと安堵する。
シリーズ3作目ですがこれからでも問題なく楽しめます!
『いつもどおり』にやや物足らず
『世界シリーズ』3作目,『メフィスト』2008年5月号に掲載された作品です.
作品全体に何重と張り巡らされた『仕掛け』がなかなか凝っており,
その少し不思議な感覚の中で綴られる,珍道中(?)が楽しみどころ.
先行掲載時に『番外編』とあったように,これまでとは違った雰囲気で,
過去作のような『重さ』はなく,血なまぐさい事件もほとんどありません.
ただ,『仕掛け』以外の印象が今ひとつで物足らないところが残り,
そのため,お得意の掛け合いや言いまわし,キレイに落ちる結末など,
まずまずに楽しめはするものの,無難というか『いつもどおり』の印象.
これがシリーズ完結後なら,また違うふうに読めたのかもしれませんが….
また,『仕掛け』自体も,はじまってはやいうちに語られてしまうため,
それ以降,結末までもなんとなくに想像がついてしまうのは残念なところ.
小説や作家について語らせるくだりも,好みがわかれるところだと思います.
先行掲載時との違いは表紙と扉絵と後書のみ,書きおろしはありません.
なお,前作の後書では本作で完結する旨が語られていたかと思うのですが,
その後,五部作完結へと変更,続刊は08年11月,09年05月の予定だそうです.
本作がこのような『番外編』になったのは,もしかしたらそのへんの影響かも?
一般正解率60%
やってることはおもしろい。
こんな風にしちゃってどうオチをつけるのかという点に読者の焦点が移っていくタイプの構造の小説でした。
もっとも、終幕は結構多くの読者の見当の範囲内のものになってしまったのではないかと思います。
いつもの西尾節は堪能できるので、維新好きの方は損したような気持ちにはならないでしょう。
まぁ、このシリーズは好きなので次回策に期待とかです。
終始上から目線で御免。
