- [著]O.R. メリング
- [原著]O.R. Melling
- [翻訳]井辻 朱美
- カテゴリ:
- 単行本 (271頁)
- ISBN:
- 406207463X
- 発売元:
- 講談社 (1995/02)
- 価格:
- ¥ 1,575 (税込)
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一生の宝物にしたい本のひとつです。
小さい頃に図書館で始めてこの本を読み、すごく気に入って、その頃のお小遣いで買える金額ではなかったので、図書館で借りては読んでいました。主人公の少女達の大きな勇気と恋心に気持ちが同化し、その世界に浸りきったものです。
大人になってもういちど読み返すと、また違った感情と感動が湧いて出ました。少女時代にこの本を読めたことに喜びを感じます。一生の宝物にした本です。
アイルランドと妖精への愛が紡ぐロマンチックな冒険物語
大きな話題にはならない本ですが、妖精を描いたファンタジー小説としては突出して面白いジュニア向け冒険小説です。
もちろん大人が読んでも充分楽しめるしっかりした作品ですが、かなりロマンチックで甘い部分もあるので、年頃の女の子に特に読んで欲しいですね。
メリングはアイルランド出身でカナダ育ちですが、ケルトとアイルランドに対する深い愛情を感じさせます。
メリングの本はどの本も伝承を下敷きにし、よく検証されていて、ディテールの一つ一つが非常にリアルに描かれています。
この物語ではアイルランドの古い伝承である「エーダインの求婚」と下敷きに、
妖精の虜、塚の下の人々など、ストーリーテリングではおなじみの題材をふんだんに織り込み、我々のいる時空と良き人々の時空を巧みに重ね合わせています。破綻なく妖精達を我々が生きている現代に介入させる筆力は見事です。
難をいえば、現実にはこんなステキな男の子はそうそういやしない、ということくらいのものでしょう。
また、彼女はアイルランドの伝統音楽なども好きらしく、妖精の一団がパブミュージシャンに身をやつしてパブを熱狂させるシーンなどは、アイルランドや伝統音楽音楽好きにはたまらないシーンです。
現代物のファンタジーで音楽との関わりを書いた作品は比較的少なく、その点でも生のアイルランドをかいま見ることの出来る貴重な作品ででもあります。
井辻さんの翻訳は読みやすく、大人になりかけた少女の激しく、時に不安定な活力を十二分に伝えてくれます。
もっと読まれていい本の1冊です。
この..定は「夏の王」「光を運ぶ娘」そして現在執筆中の最新作へと続いていきます。是非続けて読んでみてください。
ケルト柄の装丁もとても美しく、珍しく原書よりもいい装丁だと思います。
嬉しくなるほど、すてきなファンタジーです。
きっすいのケルトの妖精のファンタジーです。妖精の存在を信じている現代の2人の少女フィンダファーとグウェンが妖精の世界にひきこまれる、妖精と少女たちのすばらしい恋の物語です。
楽しい本はたくさんあるけれど、嬉しくてわくわくする本に久しぶりに出会いました。アイルランドの風土のなかの人々の暮らしが感じられる妖精との出会いのお話や言い伝えを通して、自然に身近にフィンダファーとグウェンの想いを力強く感じるのは、とっても不思議でした。
読み終わってしまうのが、とっても残念でした。
王がゆかれる王にさかえあれ
ケルトファンタジー数々あれど、最高の詩的世界に浸れます。
ジュブナイルなのに恋心が痛いほど。翻訳家に左右される問題かもしれません。私は訳者で歌人の井辻朱美さんの大ファンです。井辻さんの検索で見つけたシリーズでしたが、全作品素敵です。「歌う石」「ドルイドの歌」夏の王」
すべてお勧めします。
誰もが夢に描いた世界
この物語を読んだ後、あなたはきっとこの主人公になりたいと思うはず。最高に美しい妖精の世界を冒険するたくましい少女に。
