- [著]美輪 明宏
- カテゴリ:
- 単行本 (241頁)
- ISBN:
- 4062101815
- 発売元:
- 講談社 (2000/04)
- 価格:
- ¥ 1,890 (税込)
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巻末もよい
その昔VoCEで掲載されていたものを
1冊にまとめたものです。
なので、ちょいと古い時事ネタものっかっていたりしますが、
そんなの全く気にならないほど素敵な本です。
装丁もいつものように素敵ですし、
時々挿入される写真もまた素敵。
そして巻末のリスト。
聴いておいた方がいい音楽、
絵画などの芸術、
クラッシック、香水、日本や海外の女優、
見ておいたほうがいい映画などなど。
もちろん演じたり歌ったりすることが職業ですから、
私たちよりも詳しいのは当たり前でしょうが、
それにしてもこの博学ぶり。
すべてに目を通すのは難しいとしても、
こんな素敵なリストがあるので、
少しずつこのリストに沿ってCDやDVDなど
借りてみたいと思います。
美しい心、麗しい心になるために
必要な本だと思います。
ちょっぴり版が大きく、
それゆえ、表紙も想像以上に迫力ありますが、
オススメです。
よき見本として
このご著書を拝読しまして、美輪さんの美に対するこだわりと、凛とした生き方は今の世の中にあってとても貴重な存在であると共に、若い年齢層のファンもいることもあらてめてとても喜ばしく感じました。私から見てもとても尊敬できる、生き方の見本のような素晴らしい方ですので、ご本を読了して、今後ともお体を大切になさって末永くご活躍されることを心からお祈りしたい気持ちになれました。
個の大切さの極地
真の自分の美しさとは周りに流されて作られるものではないという考え方は正に同感です。
周りに何を言われようとも、自分がホントに美しいと思った事を追求していく。それがホントの個性。
ここで言う「美」とは、ファッションやおめかしに留まらず、趣味、文化、言動、ユーモア等あらゆる物事を指している。
良くテレビや雑誌でファッションチェックとか、こういう男は〜こういう女は〜みたいなアンケートとかありますね。
あれは私も好きではない。右に習えという考え方はもはや「本来の美」とは矛盾してしまう。
でも日本人というのは、出る杭は叩きたがる根性でこういう企画アンケートやテレビ番組を喜んでしまう。
だからマスコミもそういう番組ばかり作りたがる。
この本は、そういう右習えな社会に浸り過ぎて、本来の「美」というものの解釈が分からなくなっている人には特に読んで欲しいですね。
世の中には、他人に対して、生き方、服装、趣味等あらゆる事に自分のエゴを押し付けたがる人ってのがいます。
恋人同士でもそういうのありますね、交際相手に自分のエゴを叶えて貰おうと強情になる。夫婦間でも。
意見とはその人の美を磨く要因になる可能性もあるかもしれないが、
意見を押し付け過ぎるというのは、場合によってはその人の美を壊す恐れもあると思います。
人は人、自分は自分。もっと自分や相手の「個」を大切にして見て欲しい。それがこの本のテーマである「美人を超えた麗人」への第一歩でしょうか。
心の持ち方の問題なんです。それがホントの愛だと思う。愛とは求めるものでなく、与えるものとおっしゃってましたからね。
私は、美輪さんの様な「個」を大切にする人が世の中にもっと増えたらいいなと思っています。
美輪明宏様の美意識
現代日本&現代日本人を憂いていらっしゃいますが、年寄りによく有り勝ちな「今の若者は...」的な若者を憂いているというより、政治家や似非インテリや上流階級の人間等の権力者や大人を憂いていると感じました。この年代の人にしては、若者をよく見ていらっしゃいますし、若者に希望を持っているところに好感を持ちました。
反感を覚えるのも度々ですが、殆どは的を射た意見で、視野が広がりましたし、「なるほど」と納得させられ目から鱗が落ちました。演歌やホームドラマが嫌いなところも好感を持ちました。(私も演歌やホームドラマは暑苦しいから嫌いです)。石原慎太郎都知事に関して、「よく言ってくれた!」と溜飲が下がりました。篠原ともえも彼(彼女?)のファンなのに驚きました。
御堂義乗さん(「乗」は旧字体です)と蜷川実花さんと坂本正郁さんが撮影した写真はとても美しいです。これを観るだけでも価値が有ります。
独自の美意識を持った人の話は面白いですね。特別付録の『美へ誘う「美輪リスト」』は参考にさせてもらっています。
「新しく装えど、心古き女」
タイトルの「新しく装えど、心古き女」は、美輪さんがお好きな言葉で、「古い歴史、日本人としての美しい言葉遣い、立居振舞、すべての教養を修得し、美意識を育てたうえで、新しいものをとりいれる好奇心、心の柔らかさも忘れない女性」という意味だそうです。
この本の中で美輪さんは、「美人」と「麗人」の違い、「物知り」と「真の教養人」の違いなどについて説明されていますが、結局、「さまざまなことに造詣が深くてひけらかさない」、「愛、優しさを持って実践する」、「美意識を持つ」ということが人間の魅力につながるのだと思います。
「外国でも通用するレディになる」には、「その国の言葉が流暢に話せなくても、自分の生まれた国の歴史や文化や政治・社会・経済問題などの深い教養」が必要であること、「本物の人間でお洒落な人」は「自分自身がブランド物なので、他人のブランド名を利用し、しがみつく必要がない」など、読みながら考えさせられることが多かったです。
「形」にこだわる人が多い世の中で、あくまでも「中身」にこだわる美輪さんの姿勢は、立派だと思いました。
本物の美しさを見分ける
一言一言が身にしみてきます。
美しい物を見分ける目を養い、それに囲まれる生活を心がける・・・
大切なことですが怠りがちです。
特別付録:美へ誘う「美輪リスト」は必見です。
「個」の確立の重要性・・
生きるうえで信念のような観念的なものからファッションのような
日常的な事柄まで世間の流行に左右されず自分独自のスタイル
を形にするためには、成熟した人格を持つことが重要なのだと
美輪さまは説かれています。
どんな名家の出身であっても一流とされる学歴があっても他人が
羨むような富や容貌を持っていたとしても・・「個」という
自分しか持つことを許されない財産を待っていない人間は決して
本当の幸せを感じることはできないのです・・。
親切、丁寧、すぐ役立つ「リスト」付きが良い!
内容は、いつも美輪さんが信念と掲げていらっしゃることばかりで、親切丁寧な文章は他の本とも共通しています。
他の著書との違う点は、巻末に「リスト」がついており、見るべき日本映画、外国映画、本、音楽などあらゆることに至り、ついては、「恋人とベッドインしてからの音楽」などのオススメもリストアップしてくださっています。
今、何か読むべきものや観るべきものを探している人にはオススメです!
『美輪思想』の入門書
とにかくこの本、内容が多岐にわたっている。
正負の法則(人生では、いいことと悪いことが常につりあうようになっている)、国際社会に通用する人間となるにはどうあるべきか(これは『国家の品格』と内容が少しかぶると思われる)、日本語の美しさ、などなど、ページをめくるたびに万華鏡のように、新しい世界が広がっているように感じられる。
美輪明宏が何者かよく分からないという方には、まずこの本をお勧めしたい。
心から、すがりつきたい。
人生の師とお慕い申し上げています。
人生は、辛くて苦しくて、それが当たり前だ
と説かれている美輪さん。
凡人の私にとってはそれを受け入れることすら、苦しい。
辛い辛い、苦しい苦しいと、つい不満が漏れてしまう日常。
どれだけ、あなた様の言葉に救われたか!!
私は、美輪さんから『精神的に受け入れられている、許されている』
と思いこむことで、この辛い人生を乗り切っていけたら、と
思うのです。例え、私の妄想でも。
美輪さんの言葉の中には、厳しさも有りますが、それ以上に
受容と愛情を感じます。
尊敬の念を抱かずにはおれない一冊。
