感動の一冊
50.0% (1 / 2)
[No.51] posted by Akira
生存の確率はわずかだと言われた睾丸癌を克服し、名匠ヨハン・ブリュニール監督と組んで、ツール・ド・フランス七連覇を果たしたランス・アームストロング。勝利の秘密は、その超人的な心肺機能や、ブリュニール監督が編み出した斬新な練習方法によるといわれているが、もう一つ大きな要因はその強靱な精神力だということが本書を読めばわかる。翻訳が秀逸!
生還者でも7連覇の鉄人でもなく。
50.0% (1 / 2)
[No.50] posted by たつパパ
自転車レースの世界・・・科学的に徹底されたプログラムでトレーニングし,レースでは炭水化物を鬼のように摂取し,最大限の効率で機械のごとく推進力に変えていくさまは,普段イメージできるスポーツの範疇をはるかに超えている。
それに適応できる選手ってのは,徹底的なストイックさ(揚げ物は食べない!と公言するマラソンランナーや自転車選手はごまんと居るようです)を持っているものだと当然のように思うのだけど・・・
この本のすごいところは,モチベーションが異常に低い時期のランスも赤裸々に綴っているところ。
闘病ものやスポーツものとしてだけの視点で読むと「ふーんそんなものか」で終わってしまうけれど,奇跡の生還者とか,前人未到7連覇の鉄人とも違う面を覗かせているのが,自分を含めた一般人の共感を呼んだように思う。
こんなすごい人がいたのか
66.7% (2 / 3)
[No.49] posted by ヤマトタケシ
自転車競技に関心がなく、著者のランス・アームストロングのことはまったく知りませんでした。しかし最近、動画サイトで、急勾配のアルプスの山を素人目にもぶっちぎりの速さで登っていく同氏の姿を見て興味を引かれて調べ始めました。するとその偉業と共に、末期がん患者だったという驚愕の事実を知ることに。
競技者としてようやく頭角を現した時期の末期がん発見−−本書にはそこからの病との闘いと、競技者として復活するまでの苦しみが生々しく描かれています。本書を読んだあとに彼の走りを見ると、人間の可能性について思いを新たにさせられるはずです。人生に行き詰まりや限界を感じている方にぜひ読んでほしい一冊です。
成長の記録
50.0% (1 / 2)
[No.48] posted by non
「言葉にするにはあまりにつらいこともあるし、また気楽には読めないような話もある。」と本の中に書いてあるように、アームストロングの人生のある時期について、書きにくいことも詳しく書いてあり、自転車に詳しくない僕でも一気に興味深く読むことができました。
若い頃のアームストロングは非常に我が強く(癌から直ってもまだ強いですが)、有名選手を罵倒したり、看護士さんに暴言を吐いたりしますが、癌が直り自転車で結果がでるにつれて、他人についても考えるようになり、人間として少しずつ大きくなっていきます。この本は彼の成長の記録だと感じました。
乗り越えられる者のもとにのみ訪れる
33.3% (1 / 3)
[No.47] posted by mountainmania
「困難は、乗り越えられる人のもとにしか訪れない」というのは真実なんだな、と思わされる。自意識過剰で自分勝手だった男の子が、自転車競技と、辛く困難な癌との闘病を通じて、支えてくれる人の力と愛に気づき、人生の意味に目覚めていく物語。
自転車選手として再起した後の描写は意外にあっさりしているが、トレーニングとか大変だったんだろうな、と想像する。彼のことはこの本で知ったので、はじめから「癌を乗り越えた自転車選手」という認識だけど、自転車選手としての彼から知っている人にとっては、ツール・ド・フランスの再度の優勝は、それはそれはドラマだったんだろうな。リアルタイムで見てみたかった。
どんな困難にも立ち向かっていく鮮やかな命の輝き!
66.7% (2 / 3)
[No.46] posted by leaf
世界で最も過酷なスポーツのひとつ、ツール・ド・フランス。
およそ4000キロもの距離を、3週間かけて、自転車で駆けるレース。そのコースには、標高2000メートル級の山もあり、完走さえ困難な競技。
そのツールにおいて、前人未到の個人総合優勝7連覇を達成したランス・アームストロングの、劇的ともいえる人生を、本人が綴った書。
彼がツールで7連覇を成し遂げたのは、25歳にして癌に侵され、生存率20%以下という試練を乗り越え、病に打ち克った後の出来事である。
ランスは言う。
「僕の人生は長くつらい上り坂を上るためにある」
人生に二度目のチャンスを与えられた彼は、ツール・ド・フランスで勝つために、徹底的にやり抜いた。
次々と起こるドラマの鮮やかな描写に、一瞬も目がはなせない、一気読みの一冊!
読み終わったあと、深い勇気を、与えられることでしょう。
感銘しました
66.7% (2 / 3)
[No.45] posted by evan
今更ですが、この本を知りあっという間に読んでしまいました。話に引き込まれました。
皆さん方がおっしゃられるとおりの内容なので今更あえて細かくコメントしませんが、
私もどうしようもなく気持ちが落ち込んだり精神的にまいった時には、
ランスの様に気持ちをふるいたたせて立ち上がるようにつとめています。
とても良い内容の本です。
これは自転車の話ではない
80.0% (4 / 5)
[No.44] posted by 45
原題は"It's not about the bike"。
その名の通り、自転車の話ではありません。
でも、読んだ感想を言えば、これはガンの闘病記でさえありません。
これは、ランス・アームストロングという、火の玉のような激烈な精神を持って生まれてきた人が、その精神とどのように付き合っているのかを見るための本だったような気がします。
ツール・ド・フランスで優勝したこともすごい。ガンから見事生還したこともすごい。
それは間違いありません。
でも彼の、周りにあるものをすべて焼き尽くすような激しい精神のありようを見ていると、ツールも、ガンですらも、彼の人生の小道具のひとつに過ぎないような気になってきます。
ガンに克ち、ツールで優勝したところで本は終わりますが、現実の彼の人生は終わりません。
ネットで調べたところ、本に出てくる奥さんとは離婚したそうです。
さもありなん、と思わせる彼の気性が、作品中には横溢しています。
この先、彼があの精神をかかえて、どのように生きて行くのか。
同じ時代に生きる者としては、そこが一番気になるところです。
「サイボーグ」の悟り
40.0% (2 / 5)
[No.43] posted by えめふろ
「僕はツール・ド・フランス優勝者といわれるよりは、癌生還者の肩書きの方を選ぶ。それは癌が、人間として、男として、夫として、息子として、父親としての僕に、かけがえのないものを与えてくれたからだ。」ランスが最後のツールで未練のそぶりも見せず、「人生でやるべきことはほかにもたくさんある」と悟りきった表情で引退の決意を語っていた理由がよく分かりました。
自転車好きでないかたにも
80.0% (4 / 5)
[No.42] posted by エリ
当時、恋人が自転車好きだった。ただそれだけの理由からこの本を読みました。自分自身は自転車はおろかランスの名前も存在も知らなかったのですが、これはおもしろかった!一気に自転車好きになりました!
後半のレース部分が少し専門的なのですが、自転車素人にも分かりやすく書いてあり、退屈しませんでした。
言葉にすると安っぽく思えてしまうけれど、人生は何度でもやり直しができるんだってこと、人の逞しさみたいなものを教えてくれる本です。
自転車好きでないかたにもおすすめです。