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あらしのよるに逃げ込んだちいさな小屋の暗闇の中、2匹の動物が出会う。風邪をひいて鼻のきかない2匹は、お互いがオオカミとヤギ、つまり「食うもの」と「食われるもの」であることに気付かない。すっかり意気投合したヤギとオオカミは、翌日のお昼に会う約束をする。合言葉は、「あらしのよるに」。
もともとは1冊で終わるはずのお話が、後日談を全国の読者から寄せられて、シリーズ化されたその第1弾。1994年の発売後、講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞を受賞したのを皮切りに、舞台化、イタリア語版の発行、ビデオ紙芝居の発売とその反響はとどまるところを知らず、2000年には小学校4年生の国語の教科書に採用されている。
生き生きと描かれた絵に、読み聞かせに最適なテンポのいい短い文章。かみ合わないようでかみ合った会話、ばれそうでばれない展開は、読み聞かせているはずの大人をもとりこにするはず。大人も子どもも続きを考えずにはいられない1冊である。(小山由絵)
すごく感動した。
[No.5] posted by Introducer
私はメイ(羊)とガブ(狼)が出会う所からラストまで収録されている本を読みました。
最後、かなり泣けました。
羊と狼の友情なんてある筈も無いのに、その「ありえない」という所が面白かったです。
本に興味が無かった私も夢中になって読めたので、本が嫌いな方にもオススメします。
「ふるやのもり」のようなかみ合わない会話
75.0% (3 / 4)
[No.4] posted by だーくねこまんま
本来、食べられる動物である羊と食べる動物である狼が、あらしの夜に避難した小屋の中で出会って互いをその仲間だと勘違いします。翌日昼間に会う約束をしますが合い言葉は「あらしのよるに」ときめ、別れたところで話は終わります。
次にいったい何が起こるのだろうかという想像力をかき立ててくれる面白い話です。昔話の「ふるやのもり」に泥棒がふるえて逃げ出してしまう話に似ているような気がしますが、かみ合わない会話のおもしろさなどに引きつけられるものがあります。お父さんやお母さんが子供達に読み聞かせると、きっと小学校低学年以上であるなら興味を持って聞いてくれるでしょう。
読めば、勧めたくなる
83.3% (5 / 6)
[No.3] posted by デジタル詩人たかし
ある嵐の夜に、狼と羊が出会います。この衝撃的な事実をあなたならどう受け止めますか?ストーリーに関しては、ここまでにしておきましょう。1ページごとにあなたを魅了してやまないことだけを確約して……。
倫理とか道徳というものに対して、様々な検証が行われる現代社会。本作は、その検証の一つと言っていいでしょう。一口に感動するといっても、人それぞれでしょう。本作の良い所は、そのそれぞれを、多く引き出すところにあると思います。幼少期・青年期・親として・壮年期と、時代別に読み返して欲しい一冊です。
作画は情緒豊かに描かれております。怖い・嬉しい・寂しい、といった感情面に訴えるものがありますので、情操教育という点にも、応えてくれる作品です。
ちなみに、本書は主婦である友人に勧められた。私は独身であるが、そういった、勧めたくなる一著であるということです。
心にくいラスト
81.8% (9 / 11)
[No.2]
嵐の夜、真っ暗な小屋の中で出会ったヤギとオオカミ。お互い知らずにおしゃべりするうち意気投合して二人は友達になってしまうのだが……。
終わり方が実に心憎い。このあとどうなるんだろうとあれこれ想像するひとときを味わって。
シリーズとして第6部完結だが、第1部で終わったままでも空想する楽しみがあっていいんじゃないかなと思う。
引き込まれます!
100.0% (11 / 11)
[No.1] posted by みやりん
実はこの本に出会ったのは、子供の国語の教科書です。
「音読するから聞いて」と言われ、いつもだったらいやいやなのですが(長男よ、ごめん!)聞いている内にぐいぐい引き込まれていくんです。
長い話なので教科書は途中で終わってしまったのですが、続きが知りたくて知りたくて。子供も「あの後、どうなったんだろう?」と気になっている様子。
もちろん、その後探して買いです(笑)
子供とも話しが続くんですよ。読後に。ハリーポッター以来の良書だと思いました。