- [著]西尾 秀和
- カテゴリ:
- 単行本 (212頁)
- ISBN:
- 4062106221
- 発売元:
- 講談社 (2001/02)
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2001
12/11
Tue
自主規制という名の自殺
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今現在あなたが読んでいる、新聞、雑誌、テレビといったマスコミの中で、様々な表現規制が行われているということを、あなたはご存知だろうか。
著者は元講談社の法務部長で、人権・差別表現問題に取り組んでいた。そのなかで作者は現場の人たちが、無批判に表現の書き換えを行っているという事実につよい疑問を感じ、抵抗していた。
そうした実体験を踏まえ、現在のマスコミの現状を前半で、後半では問題とされている差別表現について、検証を試みている。
言葉というものは、それ単体が意味をなすものではなく、使われる状況や、表現者の意思によって意味をなす。そうした検証は、概して難しく、マスコミの現場ではそうした検証が行われずに安易な表現の規制に走る傾向がある。臭いものにはふた、それがマスコミの現状だ。だが著者は、なぜ臭いのかを考える事が大事だと語る。
読みやすい文体でかかれている本著は、論点や作者の考えを読み取りやすく、なかなか興味深い一冊だった。差別表現の問題はマスコミのみならず一般の方肩にも大切な問題だ。それについて考える入門書としてお勧めできる本だ。
