- [著]西岡 研介
- カテゴリ:
- 単行本 (254頁)
- ISBN:
- 4062108615
- 発売元:
- 講談社 (2001/11)
- 定価:
¥ 1,680 (税込)- 在庫状況:
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記者志願者にもお勧め
西岡さんは、週刊文春に引き抜かれた敏腕記者。神戸新聞社時代もスクープ記者として、知られていた。特に「則定衛東京高検検事長」辞任に至ったスクープは見事。この記事以降『噂の眞相』は、大手新聞記者も見過ごすことができなくなった。各マスコミの重要な情報源となったとされている。マスコミ記者だけでなく企業の危機管理担当者にも読んでほしい一冊だ。
『噂の眞相』の真相
この本は現在、週刊誌編集部に身をおく敏腕記者が、過去の取材体験を臨場感たっぷりに描いたものです。阪神・淡路大震災や神戸連続児童殺傷事件などを取材した神戸新聞社時代と、「則定衛東京高検検事長の女性スキャンダル」「森善朗首相の売春検挙歴」などをすっぱ抜いた『噂の眞相』編集部時代が綴られています。
この本の面白さは『噂の眞相』の裏側を知ることができることだと思いますが、確かに私は神戸新聞社時代に経験した震災報道について書かれている部分が印象に残っています。筆者は人々が起こす様々な犯罪、特に殺人事件こそが「究極の人間ドラマ」だと信じ、取材活動を続けていましたが、震災によって「報道とは何か」「新聞記者とは何か」という問いを突きつけられ、揺さぶられます。その後、神戸連続児童殺傷事件で「権力側から情報を取る」ことに限界を感じ、転職に至るわけですが、筆者にとってそれが自然な流れだったのかもしれません。私はこの本を、迷いながら、闘いながらやってきた一人の記者の半生として読みました。
『噂の眞相』は2004年4月号をもって、惜しまれながら休刊となりました。すねに傷をもつ有名人は、ホッと胸をなでおろしていることでしょうね。
スクープの舞台裏を覗く楽しみ
噂の真相。人によってはその名を聞けば眉を顰める類の雑誌である。神戸新聞を辞め、噂の真相で数年間記者として「活躍」した著者の、これは歴戦の記録である。検察幹部の女性問題スキャンダル、現役宰相の女性問題・・・、大新聞が後追いしたスクープに著者は関わってきた。モノにしてきた。どうしてそのようなネタに、東京に出て間もない人間が行き当たることができたのか?スキャンダルが露呈した後の火事場始末の一部始終、などなど、興味深い。
噂真読者ならばおそらく知りたいであろうこと、各ページ隅の「一行情報」はどうやって仕込まれるのか?についての疑問もきちんと答えている。
ジャーナリズムのあり方に何某かの感慨を抱いている読者はむろん、何気ない暇つぶしとしても十分に楽しめる。
スクープの真相と取材行程は読みごたえありました
本書は「噂の真相」でトップ屋として活躍した著者が書いたもの。東京高検則定検事長の女性問題スキャンダルや森元首相の買春疑惑など、取材の奮戦記は勿論のこと、いかにしてスクープをモノにしたか、その取材の裏にはどんな背景があったのかを詳しく自らの手記で書いています。神戸新聞社から「噂の真相」へ移った経緯や、数々の事件取材を通して取材する側の苦労や努力が伝わってきます。著者と同年代なだけに、興味を持って読みましたが、ネタ探しから取材まで雑誌が出来あがるまでの行程など、トップ屋稼業なついて非常に興味深い内容でした。
