億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方―入門・海外個人投資

  • [著]オーレン ロース
  • [原著]Oren Rose
  • [翻訳]大楽 祐二

カテゴリ:
単行本 (268頁)
ISBN:
4062114321
発売元:
講談社 (2003/09)
価格:
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評価: 4.0
2008
06/20
Fri

オフショア、タックスヘイブンの世界

[No.17] posted by matsunoki55

国際的な投資コンサルタントとして活躍する著者によるオフショア、タックスヘイブンなどについての解説書。平易な言葉で書かれているので読みやすい。しかし、かなり単純化して話が進められているので、この本を読んだからといって、自分だけで何かを進めていくことは困難だと思う。
本書の中で書かれている文で「自分の運命を国の運命とともにしないことが肝要だ」というものがある。とても大切な考え方だ。そのためにどういった方法があるかは本書に書かれている。それを実行するために具体的にどうしていけばいいかを学びたい。

2007
09/01
Sat

ヨーロッパ500年の資産保全哲学とは?

100.0% (4 / 4)
[No.16] posted by しまなみ倭太郎

 題名にひねりがあって表紙のデザインセンスが良いためどういう内容だろうと目を引く本であった。
 著者は、1970年イスラエル生まれのユダヤ人(なのかな?)でヨーロッパに金融を学ぶため移住、日本でも8年過ごし、現在はキプロスで国際資産コンサルタント会社を経営しているとのことである。
 「どうしてヨーロッパのお金持ちはずっとお金持ちであり続けられるのか?」という素朴な疑問に対し資産保全方法を解説している。結局、国は信じないというか、多くの国に資産を分散して自分の運命と国家の運命を切り離してリスクヘッジをするということなのだが、世界大戦を何度も経験し、実は金融大国であるスイスの知恵についても解説されている。
 いわゆるスイス銀行なんてものは、「ゴルゴ13」くらいでしか知らない者にとっては考え方はわかっても現実にプライベートバンクのお世話になることはないんだろうなと思われる。
 「ゴルコ13」のようにPTMC(Portable Occupation Theory with Multi-Currency and Cross-Border Scheme)を実現(笑)した人にとっては現実的な話なんだろうと思うが、一般人にとっては1万くらいで海外に投資する投資信託を買ってプチPTMC気分を味わう程度がいいところかもしれない。
 国を信じない、あるいは信じられなかった人達が生み出したリスクヘッジの形、知恵であろう。迫害の歴史があるためユダヤ人は強いとも言えるのかもしれない。

2007
02/19
Mon

国の運命と自分の運命を分けて考える

100.0% (5 / 5)
[No.15] posted by mbookdiary

ヨーロッパでは常に国が変わりそれに伴い法律が変わるという歴史が繰り返されてきた。そこで裕福な人たちを筆頭に普通の人でもいくつかの国に分散して資産を預けたり、スイスの銀行などを利用してきた。そのヨーロッパ人の資産を国のリスクからできるだけ自由にする=自分が自由になる方法を簡単に解説した書。スイスが長い年月をかけて築いてきた「信用」というブランド。オフショアやタックスヘイブンなどの解説が入門的ではあるが面白い。

外貨預金は結局国のリスクから逃れることはできないということがわかってよかった。結局は国内の「銀行法」によって規制されるからだ。このリスクから逃れるためには「銀行法」の違う国に預ける必要がある。

外国の銀行口座というと、香港が一番簡単かなぁと思っていたが、スイスなども比較的開設しやすい。

結局はお金は常にクリーンにしておくのが一番のリスクヘッジだという文章でまとめられているが、この文章は「本書を読んだ後の行動は読者の自己責任で」ということを伝えていると思う。

周りを海に囲まれた日本では意識することが難しいかもしれないが、「国境をいつでも越えられる環境を作っておく」というのが国のリスクから自分自身を守る一番のリスクヘッジ。

2006
03/10
Fri

人生もギャンブル?

92.3% (12 / 13)
[No.14] posted by happyfun120

 お金持ち,投資,資産管理などを考える時、ついついリスクヘッジ
や海外での運用などに捕らわれがちですが、本書を読むことで改め
て生き方、信念といった"哲学"の重要性を実感できるのではないで
しょうか?哲学を学び、目標を設定し、準備のための行動を開始す
る。そんなやる気にさせてくれる本です。(間違っても、具体的ア
ドバイスやノウハウの紹介本ではありません。)
 本書では、間接所有という概念や、厳しい環境で生きてきた大陸
の人達の歴史や背景を用いて資産形成のことを分りやすく学ぶこと
ができます。

 本当に自由な生き方とは何かを考える時、国家から自分の運命を
切り離すと言う考え方に私は賛成です。本当のお金持ちになるのは、
そう簡単ではないことが本書からも改めて分りますが、挑戦してみ
るだけの価値は十分にありそうですね。やはり。
(海外を視野に入れたときには、専門家/アドバイザーそして、実
際に実践しえている人から学ぶと言うのが非常に有効な気がします。)

2006
01/25
Wed

まずは貯金かー

66.7% (2 / 3)
[No.13] posted by jada301

貯めないとね。運用できるだけのお金を。
・・・そう、身につまされました。
でも、ヨーロッパのお金持ちのお話はとっても面白かったです。
こういう世界もあるのかあと憧れます。
宝くじでもあたったら、著者に相談してみようかと思いました(笑)。

2005
08/29
Mon

億万長者への第一歩

83.3% (5 / 6)
[No.12] posted by 読書大好き人間

この本は「億万長者になるには?」というテーマについて著者が記した本です。著者はPTMC(複数通貨及び多重国移住による移動可能な職業)の重要性を説いていますが、我々が実際にPTMCに当てはまるには作詞家やスポーツ選手など海外へ行っても通用する技能か蓄えを持っていないと無理だということがわかってきます。やはり世界に通用する技能を持ち合わせていない人は株などで地道にもうけるか、地道に貯めるかどちらかになるでしょう。億万長者になるための心構えを教えてくれる一冊です。

2005
07/26
Tue

ファンタジーとしてはおもしろいです。

62.5% (10 / 16)
[No.11] posted by う。

きっとどこかにこういう世界があるのでしょう。まるっきりウソではないのだと思いますし、現実をベースにしたお話として読めば楽しめる部分もあります。
夢の話として読むならそれなりにおもしろいかとは思いますが、実際に利用価値がある情報はほとんどありませんでした。

オフショアのタックスヘイブンだとかプライベートバンクだとかを嬉々と語っていますが、最終章では多額の海外送金は当局に捕まりますだとかなんとか。
流動資産100億以下の人には現実的には意味ないようです。

2005
07/23
Sat

読み物としてはおもしろいところもあります。

83.3% (10 / 12)
[No.10] posted by う。

個人流動資産が10億程度以内の人には関係ないみたいです。
オフショアもスイス銀行も、読み物としてはおもしろいですが、実際になにかの参考になる本ではありませんでした。
前半でタックスヘイブンへ資産を移すことを煽っていながら、最後の方では、送金すると関係当局に見つかるよ、と言ってみたり。
~と言われている、とか、関係者によると、とか、一見信憑性がありそうで、ただの噂話を並べてるだけみたいな記述も多い。

本当にこの本の内容が必要な人は、この本を読むのではなく、コンサルタントと契約してから相談するのだろうなあと、思いました。

ファンタジーとしては悪くないと思う。

2005
04/19
Tue

かなり正確な情報

100.0% (26 / 26)
[No.9] posted by 夢うさ

知人のスイス人の方にいろんなヨーロッパの国の情報を
聞いていて、スイスという国にも関心があったので
とても興味深く読めました。スイスは世界一の金融の国、と
いうだけでなく、自衛の精神が一般の人にも浸透しています。
当然その彼も五ヶ国語を話せますし、日本人とアメリカ人と
フランス人だけが母国語にこだわってるんだといいます。
日本もスイスのように自立すればいいのに、というのが彼の持論。
外から見ると日本という国がよくわかるんだ、と。

著者はヨーロッパから日本といろんな国を見てきた人。さらには
国際的金融のコンサルタントですから、かなりの説得力はあるで
しょう。

さてこの本では、そんなヨーロッパの人たちの
「自分の財産は自分で守る」という基盤の精神を日本人にも継承し、
海外での資産作りの方法を勧めています。今は代行の業者さんも
たくさんあるようですし、海外での預金口座を作るのは比較的簡単に
できることでしょう。オフシェアの情報は他の関連本にもあるので、
研究しつつチャレンジしてみたいところです。

「魚を釣ってからバケツを用意するのでは遅い」そうなんです。
大金持ちになる前にそういう情報はいるのです。
著者は5年をめどに飛び立てるように人生設計をしなさい、と
書いてます。成功するのに年齢は関係ない、と。

国と運命を共にしない、自由人という考え方は私は賛成ですね。
ヨーロッパのように国境を書き換えられるようなことはなくても
経済、外交、などに日本国の危機というのを感じます。
一緒に衰退するのは嫌だ~

2005
02/15
Tue

自分のお金を守るならいいけど

37.5% (3 / 8)
[No.8]

オフショアとかPBとかのやり方なんかが出ていて、大金があれば役立ちそうな本だと思う。
しかし、自由と平等の両立は幻想で、それに気がついた人から金持ちを目指して、後から来る人から自分達を守る時代になったのだからあなたも参加すべき、といった考えには疑問だ。
自由な競争の結果を平等にすることと、自由な競争をする機会の平等を分けないと、例えばインドのように金持ちの家で代々奴隷として相続されている人間がいまだにいるが、彼らはどうなるのだろう。
 先に豊かになった者が自分たちの生活を守るのが正しいなら、インドの奴隷がそれ以外の人生の存在に気がつくような事態を防ぐのも正しいのではないだろうか。


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