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新聞紙上に掲載される、大手企業のトップ人事。「若手の登用」と言われつつも、その年齢は50歳代から60歳代が大半を占めている事実に疑問を持ったことはないだろうか。しかし、海外に目を向けてみると、30~40歳代の社長も珍しくない。もちろん“本当の”若手トップが活躍している日本企業も現れている。
本書は、川崎航空機工業(現在の川崎重工業)のお荷物に過ぎなかったバイク事業に自ら志願し、42歳にして米国川崎モーターズの社長に就任、世界のカワサキの地位を築き上げた浜脇洋二が、自らの半生を描いたものである。その後、BMWジャパンや日本ディジタル・イクイップメントの社長を歴任した著者の生き方は、まさに“リスク取り”の名にふさわしい。本書では、成功への情熱を持ち続け、いかにリスクをチャンスに変えていったかのひとつひとつが描かれており、読者を飽きさせない。
リスクをチャンスにする方法というと、ともすれば根性論に終始しがちである。確かに本書を乱暴に総括すれば、若くしてトップを張るには行動力あるのみという結論に落ち着く。しかし、克明に描かれた著者の経験から、具体的なヒントを読みとることができる。そのヒントとは、トップになるためのヒントばかりではない。最終章に「グローバルの達人」という項目があるが、世界を相手にしたビジネスの場で一目置かれる存在になるためのヒントも隠されている。
現地主義体制の理想や、経営方針の差別化の意味などといった企業のあり方そのものに関する問題提起も数多く、成功者個人の体験談に終始しない、味わい深い本である。なにがしかの答えを探すために読むというよりは、生き方のヒントを見つけるためにページを繰る、そんな読み方が似つかわしい。(朝倉真弓)
本屋さんで買うのはちょっと恥ずかしいタイトルですが・・
100.0% (1 / 1)
[No.3] posted by 茨城在住エンジニア
活字も大きく、ページも多くないため数時間で読み終わります。
経営者の書いた本は、サクセスストーリーの部分と、普遍的な教訓となる部分が必要だと思います。
しかし読む人のTPOにもよるのでしょうが、私は普遍的な教訓はこの本からは抽出できませんでした。
アメリカにおける奮闘ならソニーの盛田さんのMade in Japanが上記双方が含まれていてよりいいと思います。
でも、サクセスストーリーの中に典型的な日本企業の社員としての葛藤があるので、そのコントラストは面白かったです。
タイトルが悪い
100.0% (1 / 1)
[No.2] posted by 神田弘幸
著者の浜脇氏は非常に有名な経営者であり、本書の内容も
エピソード満載の刺激的なものに仕上がっている。
しかし、惜しむらくはタイトルがマニュアル書のような
安っぽいものになってしまっている点。
せっかくの良書がこんな陳腐なタイトルでは…。
内容は5つ星だが、タイトル・表紙でマイナス1。
胸が熱くなる一冊!
100.0% (3 / 3)
[No.1] posted by yurikoi
素晴らしい一冊でした!
最近雨が多く、仕事もやる気が起きない時に、なんとなく手にとった一冊でしたが、思わず読みふけってしまいました。
日本国内では、鳴かず飛ばずのカワサキのバイクを、社内の反対勢力を
押しのけて、北米にて花開かせるまでのストーリーは、本当に胸が熱くなりました。会社の危機をチャンスと捉え、数々の失敗にもめげずに前向きに取り組む姿勢には、学ぶべき点がたくさんありました。
非常に面白い小説を読んでいるようでありながら、ビジネスをする上で最も大切な心のあり方を教えてもらった気がします。